ゼウスの一撃〜レンジブレイク手法〜

今回紹介する究極の手法「ゼウスの一撃」は、難しい分析やテクニカル指標も使わずに、短時間で大きな利益を叩き出せる手法である。

例えば、
✔︎初心者だがトレードでまずは勝ちたい人
✔︎テクニカル指標に振り回されて勝てない人
✔︎仕事や学業が忙しくポジションを長く持ちたくない人
にオススメする。

1. ゼウスの一撃とは

1-1. レンジ相場に対する常識を覆す

一般的なトレード戦略では、
1. 上昇トレンド発生中では「買い戦略」
2. 下降トレンド発生中では「売り戦略」
3. レンジ相場では、「トレードしない」
がセオリーである。

しかし、「ゼウスの一撃」は本来トレードを見送るべきレンジ相場にトレードチャンスを見出す手法だ。

レンジ相場の特性に着目して、急騰急落の一波を狙うのである。

その結果、ポジション保有時間が短いにもかかわらず、短期間で大きな利益を叩き出せる。

1-2. 手法のメリット

• 初心者でも真似できる

• 損小利大のトレードが可能

• 全ての銘柄、どの時間軸でも機能する

• 複数の時間足チャートを追う必要がない

• オシレーター系やトレンド系のテクニカル指標に依存しない

1-3. 手法のデメリット

残念ながら、特にデメリットはない。
が、強いて言えば「トレンド発生中は適していない」点が挙げられる。

「ゼウスの一撃」は敢えてトレンドフォロー戦略を取らず、トレンドが発生していないレンジ相場を利用した手法だからだ。

※トレンドフォローを見極める手法は「ゼウスの霹靂」や「ゼウスの導き」を参考にしてほしい。もちろん全ての手法を併用することも可能。

2. レンジ相場の特性を理解する

「ゼウスの一撃」の具体的な手法に入る前に、レンジ相場について理解を深めておく必要がある。

2-1. 相場の7割がレンジ

FX相場では「7割はレンジ」と言われるほど、為替市場は揉み合い相場で成り立っている。
揉み合い相場はトレンドが発生していない状態なので、上がるか下がるか分からない。

つまり、その状況でポジションを持つと、上がったり下がったり、含み益になったり含み損になったり、の期間が長く続いてしまうため、精神がすり減り、むしろ往復ビンタの損切りに巻き込まれることとなる。

意外なことに、レンジ相場になっていることに気付かずトレードしてしまう人も少なくない。
例えば、ここ最近テクニカル分析が機能しないし、トレードが上手くいかないと感じたら、実はレンジ相場の最中だったりする。

プロでもレンジ相場はトレードしない、と言われているほどだ。

2-2. エネルギーが解き放たれる予兆

そもそもレンジ相場とは何を意味するのか？

レンジ相場とは、「相場の停滞」であり、次のトレンドに向けてエネルギーを蓄積している期間なのだ。

レンジ相場では、上がると思ってるプレイヤーと、下がると思っているプレイヤーがまさに戦っている。
つまり、買い圧力と売り圧力が拮抗している状態であり、多くのポジションが溜まっている状態である。

そして、レンジ相場の最終局面では、買い勢力と売り勢力との戦いに決着がつき、片方の損切り注文を巻き込みながら蓄積したエネルギーが解き放たれる。

では、レンジ相場がいつ終わるのか？いつトレンドが発生するのか？

それを見極める手法をこれから解説していきたい。