[解説記事] ひたすら使い続けたクローシスバイク
1.はじめに
初めまして、普段三重や愛知のCSで活動しているチェイスです。
今回紹介する「クローシスバイク」は、去年の9月上旬ごろから使い続けて約6ヶ月、3月2日のミニシャントCSで準優勝とシャントCSで優勝することが出来ました。
今回の構築は、ここ最近入賞しているものと違うだと思いますので最後まで読んでみて下さい。
今回、「クローシスバイク」を使った経緯は、先攻3ターン目に出す「影速ザ・トリッパー」が強いと思ったからです。そして、「異端流しオニカマス」でメタをし、「終末時計クロック」のトリガーでカウンターもでき、「超次元の王家」で手札を増やせるができる水文明を入れたクローシスカラーのバイクを使いはじめました。
2.デッキリスト
3.採用カード
異端流しオニカマス
・赤青マジックに対するメタ
・選ばれないアタッカー
同期の妖精/ド浮きの動悸
・選ぶ効果の対策
影速ザ・トリッパー
・マナに置かれるカードをタップインすることで相手の動きを遅延させる
・下バイク
現環境で先3で出せると一番のメタになる
超次元の王家
・超次元に置き場に出すことで実質4ドロー2ディス
・下バイク
ハンデス対面には「パンドラ・シフト」で超次元ゾーンに逃がしてリソースを確保することができる
絶速ザ・ヒート
・3枚肥やし1枚回収で足りない上バイクやバルチュリスを揃える
・下バイク
奇天烈シャッフ
・現環境で最強格
・呪文、クリーチャーを止めれる
3ターントリッパーをしてその後にシャッフで止めながらためて走り切るプランはオススメです
偽りの希望 鬼丸「終斗」
・新たな下バイク、単色デッキが多く増えると出しづらくなるのが難点
・盤面を処理しながら手札を増やせる、パワー10000になることで除去しづらいラガンが処理できる
アーテル・ゴルギーニ
・主に墓地肥やし効果と蘇生効果で下バイクを出す
・墓地が肥えているときは下バイクで打点を増やしたり、シャッフや同期、単マグといったメタを添えながら詰めていきます
・-4000効果はメタクリの除去で使います
応用テクとしてパワーを下げてブラックゾーンの効果で封印させる除去の仕方もあります
龍装者 バルチュリス
・選ばれないアタッカー
・ミュートや「すべて見えているぞ!」などのプレイヤーに与える効果に弱い
単騎マグナム
・攻める時は添えておきたいメタ
・自分で使う単マグはいいけど他人に使われるのは嫌だ
終末の時計 ザ・クロック
・ターンを飛ばすことで赤青マジックの連続攻撃やCOMPLXEの無限攻撃、アポロの攻撃をも止めてくれる
終止の時計 ザ・ミュート
・クロックと同様赤青マジックやCOMPLXEの攻撃に対して止めることができるがアポロの効果ブレイクは止められない
忍蛇の聖沌 cObr4
・アーテルと組み合わせると盤面が一気に広がる
・5コス以下のクリーチャーの+1枚の役割を持っている
ヴィオラの黒像
・ゲンムエンペラーなどの除去がしづらいクリーチャーが多くなっているため採用
・環境によっては入れ替えてもいい自由枠
覇帝なき侵略 レッドゾーンF
・デッキの要になる上バイク
・「G・ストライク」が使えなくするの今は刺さりすぎである
・何気にカツキングケアにもなっている
禁断の轟速 ブラックゾーン
・全体封印がさまざまなデッキに刺さっている
主に青黒COMPLXEやアビス系に主として使います
禁断の轟速 レッドゾーンX
・選ぶ封印はパワーの高いクリーチャーに封印を付けることができる
ブラックゾーンとレッドゾーンXが持っている「S級侵略-[轟速]」は場から場へ侵略することができるが、デッドダムドとは違い侵略する時は進化元ごと重ねなければならないので使用する際は注意が必要です。
※追記
ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー」
・最近は、黒緑アビスが流行っていることで採用
・3体除去がメタクリやブロッカーをどかしながら攻めていける
※4/29 追記
炎怒の夜アゲブロム
・ハイパー化することで上バイク無しでも盾を割り切ることできる
機怪人形ガチャック2
・ゲンム・エンペラー除去トリガー
・「以下」というテキストがエラい
4.各対面への立ち回り
・赤青マジック
先攻後攻関係なく2ターンめにはオニカマスを出すことを優先させる。なぜならば、革命チェンジを使った連続攻撃ができなくなります。マジック側は、Vi無粋(バイブス)の下面の2コスのエレメント除去をしてから無理やりカラクリバーシで攻撃してくるかコールドフレイムを使って手札を整えてくるかのどちらかを優先的にしてきます。
バイク側としては、オニカマスを出せない時パンドラ・ロイヤルズのパンドラ・シフトでクロックを捨てておくとバーシ1点からの蘇生系のトリガーの質を上げておきます。
そして、詰め方としましてはFで2点ブラックゾーン3点バルチュリス宣言でプレイヤーへの詰め方が理想です。しかし、その詰め方そうそうできないためここ最近は、ピリオドで盤面処理をしながら手札を整えてシャッフで3宣言をしながら、アーテルで下バイクやシャッフを蘇生しながら詰めていきます。
・黒緑アビス
このマッチアップは詰めていくプランとLOで勝つプランの2通りあります。
まず1つ目の詰めていくプランは、ブラックゾーンやレッドゾーンXを使って封印をつけながら詰めていけます。それをすることによって、黒緑アビスが得意とする盤面展開を最小限にすることができます。
次に、LOで勝つプランは、ジャガイストなどで展開されて詰めることができなくなった時にやります。このデッキのクリーチャーのパワーは4000、5000、6000、9000とパワーが固まりやすいため封印でつける枚数は多くつけれます。そのため、相手の盤面を見て何枚つけるかを計算しながらプレイすることが重要です。
ハンデスに弱いためパンドラ・ロイヤルズをパンドラ・シフトで溜めて置くことで手札を増やしながらプレイができます。
・青黒COMPLXE
COMPLXEが場にいる時は盾に殴りに行かずにCOMPLXEに攻撃しながらブラックゾーンに侵略して封印をつけていきます。何回か封印をつけながら攻撃することで山札回復手段がないのを利用して山札を減らしつつトリガーの質を落としておきます。
盾を殴る際は単マグとシャッフを立てて殴ると安心です。
・巨大天門
まず、オニカマスやトリッパーを出すことを優先して出します。オニカマスがいることで踏み倒しで出てきたブロッカーを手札に戻すことができ、トリッパーがいることで天門側の動きを遅らすことが出来ます。
天門側の「ツインパクトマップ」と「巨大設計図」で見えたカードは覚えておくことが重要です。ゲンムが見えているのであれば下バイクを出しておいて溜めて攻めるプランもあります。
この対面は、ブラックゾーンが重要となると思います。例えば、「スターゲイズ・ゲート」からウェルキウスを出し、ゲンムエンペラーを出されるとブラックゾーンが2枚必要となる。(ウェルキウス連続からのゲンム出しでも同じ)
そして、ウェルキウスを出してアケルナルを出されるとターン終わりにウェルキウスを出してゲンムを出されるとゲンムを除去するためにブラックゾーンが3枚必要となります。
攻める時は、相手の盤面が何もない時は天門を踏んだことも考慮してブラックゾーンを使わずレッドゾーンFを使って攻めていくいいかもしれません。
5.おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この「クローシスバイク」は長期間使ってきたデッキであったため思入れ深く、日々どのようにしたら勝てるのだろうかと考え思考錯誤しながら使ってきました。今回の同日優勝、準優勝はこれまで使い続けた成果だと僕自身思ってます。
今後も活躍できるデッキですのでこの奥が深い「クローシスバイク」を使ってみて下さい。質問などがありましたらXのDM(@chase897)で対応します。
チェイス