NISAでFIREするために、捨てた事。その1【見栄】- 人生の安心を求めるなら、捨てろ -
20代は確かにモテたかった。
あの当時は必要経費だったのかもしれん。 ただし、30代の今となっては、見栄なんぞクソの役にも立たないことが分かった。
おそらく年齢相応の考え方に落ち着いたのだろう。
年をとったものだ。
私がここで言っている「見栄」とは、「身分不相応な背伸びした外観」である。
ブランド物、高級時計、高価な靴。やたら高価で何に使うか分からん洋服を模した布切れ。
学生の時に買った、35,000円のカラフルな豹柄のピチピチインナーをタンスから見つけた時は、爆笑と共に過去の意味不明な金遣いな私をフルスイングでブン殴りたいと思った。
ちなみに同時期に購入した当時200,000円もした純銀のロックなバングル(gucho というブランド)は、今でも大切に戸棚に放り込んでおり、表面は酸化膜で焦茶色にくすんでいる。
例えば、今の私は「黒一色のコーデ」にしている。
しかも全て UNIQLO で揃えるのである。
安い。丈夫。替えがきく。
つまり、コスパ最強なのだ。
そのせいで、毎日のように私は「真っ黒」なのだが、心配どころか誰も突っ込まない。
おそらく陰で噂はされているだろう。
「あいつ、今日も黒いな」と。
しかしながら、自分の身分・キャリア・価値は一切変わらない。
コスパを優先したのだ。
ちなみに、お前さんが同じように真っ黒コーデを真似したとしよう。
黒を理由に「後ろ指&爆笑コンボ」をカマされるのであれば、お前さん自身の価値を勝手に上げやがれ。
黒が似合う人間は「オットコマエ」なのだ。
そう信じるしかない。
気になるなら、その他の配色でコーデを考えるんだな。
私はもうビジュアルに対する評判は気にしないことにした。
私は服のセンスがないのだ。
人の自由だから、何を身につけようが好き勝手だ。
どうでも良い話。
ただ、自分の価値を上げようと身分不相応なブランド品をとってつけた奴らは、滑稽に感じることが多い。
それは「全身真っ黒コーデ」の小ダサい私をみて「あいつ黒すぎんかw 草生えるわププ」と後ろ指刺される事と同じである。
つまりは印象なんぞ「どっこいどっこい」なのである。
高い服を着て所得が上がるなら、早速そうするわボケェ。
私の生き方はそうではないようだ。
ただし、品格や清潔感には気をつけたい。
TPOに合わせた服のチョイスはむしろ「自己投資」にあたるので、決してケチってはいけないと考える。
あと、数点のプレミアスニーカーは大切に履いていきたい。
小銭ではあるが、値上がりが期待出来るモデルも数点ある。
元はと言えばコレクター気質で、かつては金の使い方など知らなかったのだ。