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桜にまつわるエトセトラ。

子どもが幼稚園入る前の出来事。
二人をベビーカーに乗せて色々お出かけしていた私。子どものためというより家でのワンオペが窮屈だったから。

mixiで出会った友達と二子玉川へ行って矢田亜希子さんとりあむくんに偶然会い声かけたり、多摩川で水遊びしたり、今はなきこどもの城へ行ったり、銀座の日本食やさんの個室で友達親子とのんびり都会で遊ぶこともあれば、おもいっきり海での水遊びや自然の公園でどろどろになったり。

自分の都合で子どもをつれまわしてしまったのかもしれないけれど、子どものおかげです色々体験できて幸せな日々だったな。

そうしてお出かけしてるとき子どもが小さいから話しかけられることあった。

🌸駅でバスを待っているとき。
前にいるご婦人が「ちょっといいかしら?」と話しかけてくださった。
「あそこに小さいさくらんぼなってるのわかる?見える?」って桜の木になる小さい実を指すご婦人。

娘と息子はそこを見上げて真面目にご婦人のお話を聞いてました。息子は同じ年の子どもより年上の女性には流暢にお話することのできる子どもでした。一通り話終えたご婦人が「一緒にみてくれてありがとう。」と子どもにおっしゃいました。

桜とご婦人と子ども。一枚の絵みたいな、純文学の1節みたいな、非日常にみえるシーンでした。

🌸家を建てるのに土地を探していたときです。
息子は幼稚園で私と夫と娘三人でとある小学校まえの桜並木の坂を登っていたときです。

1人のランドセルを背負った低学年の男の子が話しかけてくれました。ちょうど下校時間だったようです。

色々ニコニコ話してくれ、そのうちしゃがんで桜の花のかたちのまま落ちている枝を拾いました。
ニコニコして三才の娘の髪の毛にそっと乗せ「きれい。かんざしみたいだね~」
と言いました。その様子がとてもとてもかわいくて、こんなかわいい男の子いるんだって心が揺れました。そのあとわかれたのですが、なぜかずっと忘れられません。かわいくて。


その後、その小学校隣の中学が学区の地域に引っ越しました。
娘と5歳差くらいかな。
なんとなく偶然出会ったりしてないかな。
本当にかわいかった。桜の精だったのかな。

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