Hearthstone10周年を好きなカードで振り返る

 Hearthstoneがついに10周年。私はサービス開始からではプレイしているわけではなく、クラーケン年(サービス3年目)の「旧神のささやき」からプレイしている。毎日ではないにしろ8年はプレイし続けたと思うと感慨深い。
 そこで、今回は好きなカードを振り返ることとする。おまけで好きなシネマチックトレーラーも残しておく。


好きなカード

進化

 個人的にはHearthstoneを象徴するカードだと思っている。マナコストが上のミニオンになるが必ず強くなるわけではない、そのランダム要素こそまさにHearthstone。アナログではできないデジタルのカードゲームだからこそのギミックだ。
 もちろん構築ではコピーを出すミニオン(ドッペルギャングスターやサロナイト等)と合わせて使うシナジーカードなわけだが、それでも何が出るか毎回楽しみなのは変わらない。
 Hearthstoneは基本的に再録がない(コアセットへの追加はある)ため進化も(たしか)スタン落ちしてしまってからは使っていないが、進化ギミックはシャーマンの個性として扱われており、様々な形で新しい進化が実装されている。今年使えたもので言えば、バレない変装、泥溜め、ヴァッシュ女男爵、そしてシャーマン発掘のレジェンド層のアゼライトのマーロック。どれも楽しいカードだ。


導きを求めて

 クエストにも3種類があり、クエスト、サイドクエスト、連続クエストとあるなかで、これは連続クエスト。
 クエストは基本的にクエストの効果をメインの勝ち筋にしているが、これはそうではなくコントロールとしての動きを補助するのが目的で、クエストの最後に貰える「相手のヒーローを破壊する」と物騒なことが書いてある特殊勝利のカードはだいたい対コントロールで活躍する。トントン拍子でクエストが進んでザイレラからデッキの呪文発見の札で最速拾うとかができれば他のデッキ相手でも特殊勝利できるくらいだった気がする。
 デッキに埋めるのでいつ手札に来るかわからないため、デッキの呪文発見の札を使う時なんかはエモートと思考時間で相手に心理戦を仕掛られるのが楽しい。もちろんシオターでパクられることもあった、許せない。
 

レディ・プレスター

 アグロは基本的に序盤はミニオンで攻撃するが、ゲームの終わらせ方はそれぞれ異なる。そのままミニオンで押し切れるものもあれば、火力で倒すものもある。
 しかし、一番面白いのは、レジェンドカードによってこれまでとは違うカードを使う第二ゲームが始まることだと私は思っている。それを実現してくれるレディ・プレスターは格別に面白かった。アレクストラーザの8点は強いし、ナーフ後カザカサンも出てきたらうまく使えてしまうのも楽しいものだった。
 レジェンドカードで押し切るのは今年使えたもので言えば、女伯爵、ハース・ストーンブルーあたりだろう。前者はそもそもアグロとして強いのになんとか乗り切ったらレジェンド3枚が来る厳しさがあったし、後者は手札消費が激しいデッキが第二ゲームを仕掛てくるイメージだ。
 自分で使えば楽しいが、相手が使えば苦しいカード。カードゲームは基本的にそういうものだ。

不浄の逆上

 デッキには入れないが、発見(3択から選ぶ)で見つけてうまいタイミングで使って気持ちよくなる代表格のカード。デスナイトだとお通夜の空気も同種に挙げられる。
 断末魔と相性が良いことは言うまでもなく、蘇った後のタッサリアンを再度蘇りを持った状態で復活できたり、ホロウハウンドで盤面取りながら最大27回復ができたりする。
 発見はDCGの大発明で、盤面や手札を見てからデッキ外からカードを引っ張ってこれるので、相手からしたら予想外のことが起きることがある。自分のデッキでの大まかな展開以外のアドリブの動きが勝負を決めることがあるのは、プレイの幅を感じて面白い。

アレクストラーザの勇者

 (ドルイドのカードになって)ドラゴンが付けば今の時代でも戦えないことないくらいにはスペックが高い。その理由としては、急襲という盤面の取り合いにだけ対応した突撃が発明されたことによって、突撃が希少な存在になったからだ。バフ重ねがけできる環境でこの軽さでフェイスいけるのは強いから、いま存在してないのも理解できる。
 使っていた当時(たしかカラザン)にキュレーターを入れたドラゴンウォリでレジェンドになったのは良い思い出だ。やはりスペックの高いカードで戦うミッドレンジは楽しい。

チケッタス

 「ダークムーン・フェアへの招待状」で登場した変妖を持つカード。変妖前は6マナ8/8で自分のデッキを削るデメリットアタッカー、変妖後は相手のデッキを削る妨害カード。変妖はただ強くなるだけのデザインが多い中で、デメリットをひっくり返してメリットとするデザインがキレイで、使ってて楽しい。使われたら楽しくない。

タムシン・ローム

 魂壺を2回に増やしてOTKする用のカードでありながら、対アグロでは仕方なく除去を増やすことで負けを逃れることができる札でもある。とにかく優秀なカードだと思っている。
 魂壺OTKで13連勝したことのは本当に楽しかったな。


凍血の魔王妃ジェイナ

 ヒーローカードが初めて登場した「凍てつく玉座の騎士団」で実装されたDKたちの中で一番好きなカードだ。メイジでは珍しい、コントロール感がたまらない。
 シネマティックトレーラーとエモートの田中敦子さんの演技がすごかったことを覚えている。

ヨグ=サロンの牢獄


 繰り返し使える場所という最近出てきた新カード種とヨグサロンのコラボレーション。やはり繰り返し使えると楽しさは数倍だ。


10周年なのに9枚のカード紹介、10枚目は君の好きなカードで埋めよう。なければパッチーズにしてくれ。

シネマティックトレーラー


仁義なきガジェッツァン

凍てつく玉座の騎士団

天下一ヴドゥ祭

ダークムーン・フェアへの招待状

フェルの炎の試練

ハロウェンド

全体的に古い選出になってしまったな。


終わりに

改めてHearthstone10周年おめでとうございます
これからも楽しませてもらいます。




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