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交換日記脱力化計画2020

(町之トリオ)

ゴーンが国外にゴーンし、井岡が初防衛しました2019大晦日。おつぽん。年内に書いてアップしようと思ってたけど紅白だらだら見てたら書き終わらず2020年始まっちゃいました。

みなさま明けましておめでとうございます!
さっそく新年の抱負いきまーす。2020年は、
①自分の書く場所を従来の仕事とは別に確保する。
②専門性のインプットを本格的にやる。

がんばりまーす!

日記どんなふうに書いてたのか忘れ気味。なに書けば良いの~
年末のせわしない雰囲気が好きなんだけど年始への断絶感は苦手で、年明けはいつも唐突な感じがして馴染めずぼうっとしちゃう。でも今回の年末年始は9連休ももらえた。旅行いくよ~さいこう~

なんかいろいろ書くこと考えてたけどイマイチまとまらないので、今回は返信をメインにしたいと思います。というか本来的な交換日記というのはその日あったとりとめも無いこととか返信とかがメインだった気がしますね? ガリちゃんご指摘の通り、日記が一回入魂すぎ感はあって疲れちゃうかもしれないので、気軽に無内容を投稿していこうと思います~!

先に近況報告だけ簡単にいたしますと、
僕はさいきん恋愛にうつつを抜かしまくってまして、自覚してるんだけど「まあいっか~仕事はしてるし」って思っちゃうのが恋愛のこわいところやで。新年になったのでプライベートの勉強もしっかり再開しようと思います。ちなみに最近読んだ・読んでるのはテッド・チャン『息吹』、中村哲著作、ミーハーで恩田陸かな……『息吹』はSF短編集で1作目から泣きましたね(逆に1作目がピークだったけど)。正月は実家でゆっくりしてます~

* *

(ギス)結局、1週間くらい熱が出たり引っ込んだりで、3回も病院にお世話になりました。が、インフルエンザ検査は陰性。陽性だったら、合法的に休めたのに……とほほ

40度以上の熱で休ませてくれないのマジでやばい…

(ギス)子供の時はそういう愛情に気づくことは肌感覚ではあったかもしれないけど、言語化することはなかった。大人になるにつれ、ああ、あれは愛情の現れだったんだとか、気づくようになる

親の愛を知ること気づくことが、大人になるということなのかな。町屋良平『愛が嫌い』結構おすすめだよ~

(ガリ)結婚式に行くと、日本の(マジョリティの)家族観や男女の役割にウッとなってしまう

これ分かる~

(ガリ)生物学的な性差があるんだから、男女差はあって当然だとも思っている

生物学的・遺伝学的な差異を社会としてどう取り扱うのかって結構だいじな話だよね。米国では実際にそうした差異を科学的に証明する人たちが反ポリコレやオルタナ右翼の理論的バックボーンになってるらしいし。おれは社会としては生物学的差異を強調せずに(実現可能かはともかく)「公正」の理念を掲げ周知啓蒙して、あとは現場の調整に委ねるしかない、みたいな意見だな、まあ現状肯定になっちゃうけど(完全な公正は限りなく無理に近いが現場で調整がきくということ自体がだいじだと思われる)。

(すみ子)もしほんまに今がいやになってもあの世界がある、と思える。悠久の自然に限らず、きっとみんな心のなかにそういう場所があるんやろうな。実際逃げんでも、考えたら、ふ、てなるような、こととか。ほんまに切羽詰まったとき、きっとそれが自分を助けてくれるな、と思った。みんなのもう一つの世界はどこですか〜

分け方「すみ子」でいいんだよね? いかす・み子もアリだね?
「もう一つの世界」が助けてくれると思ったことは僕の場合これまで無いんだけど、どこかと聞かれれば足尾銅山という気がするな~

今の仕事に就いた一番のきっかけが足尾銅山だったわけです(以下、写真は当時撮影したもの)。

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学生のころ一人旅が好きで、といっても海外に行くほど余裕ないので国内を18切符で旅してました。足尾を訪れたのは2013年夏。僕は足尾銅山に鉱毒のイメージがあって、そういうダークな歴史を知りたかった。

日光市足尾町は山間を縫って下る松木川沿いに道や住宅、工場跡?がある。山奥の方へ進むと途中、門のようなポイントがあって、そこを越えると完全に山道になる。先には真っ黒のはげ山があったりして、やっぱ鉱毒的な?鉱毒の影響的な? みたいな感じが実際あるにはあったわけです。

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なんだけど、だけではない。
川の水がすごく透き通ってるのが目視で分かるし、山道沿いにはシカがでるし、熊警告の看板や熊らしきひっかき傷もあるし、子狐までいる。

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自然めちゃめちゃ豊かじゃないかと・・・。
鉱毒の痕跡と豊かな自然が同居する奇妙さ。

渓谷から門のポイントまで戻った時に、自転車に乗ったおっちゃんに話しかけられた。盛り上がって、そのまま近所のおっちゃん宅に上がり込んでビールをごちそうになった。いわくおっちゃんは自然大好きマンで、あちこちでアウトドア系のスポーツをたのしんできたのだとか。

「でもな、足尾の自然が一番いいぞ。とにかく水がきれいだから。おまえも遊びに来い」

僕は足尾に鉱毒の歴史を知ろうと来たわけです。鉱毒の後の地域が、鉱毒にいかに規定されているか。震災の時も鉱滓が崩れて鉱毒が流出したという話を聞いたし。でも現地は鉱毒だけではなかった。豊かな自然があるだけでなく、ひたすら足尾の自然を自慢してくる、足尾の自然を愛してやまない人がいた。
がーーーーーん、と頭の中の鐘が打ち鳴らされ心を奪われたわけです僕は。イメージの覆り。僕はこの瞬間が好きだから今の仕事に就いたんです。

この日、終電で僕は帰った。帰り際におっちゃんが握手を求めてくる。応じたら、「いいか、握手は固く握るんだ。気持ちを込めて」。自分の生き方についていろんなことを教えてくれたおっちゃんだった。もう7年たつけど今も元気かな。久しぶりに訪ねてみようか・・・また行ってみたいな、とか思うとたしかに、何かの時に助けになってくれるような気もしてくるね?

というわけで、当時の写真まで引いて脱力できたか分からんけど、
2020年も交換日記、引き続きよろしくお願いしまーす!

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