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星に……もといフェアリーになった男

テレビ前のみんな~!!ほにゃにゃちわ~!!ゼロちゃんやで~!!

別にケロちゃんになった意味に意図はありません。黒主零です。今回は8月序盤にフェアリーになってしまったわたくしのお話となります。

とある月曜の朝方。トイレに目を覚ました時に気だるさを感じたので熱を測ったら37度。まあ、これくらいならそこまで不思議じゃないし、悪化したら今日は仕事休むかみたいな軽い感じで再び布団に入る。その1時間後。アラームの数分前に目を覚ますと、さっきの比じゃないくらい全身がやばいことになっていたので覚悟しながら熱を測ると39度を超えていた。

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しかも全身が内側から焼けるように熱くて仕方がないため、救急車を呼ぶことに。通報して1時間くらいしてやっと来たかと思ったら都内に受け入れ先がないため、車で3時間くらい離れた他県の病院に行く事になる可能性が高く、それでも入院は難しいため検査して薬をもらい、その後タクシーで帰れと言う。当然超長距離のため、タクシー代だけでも最低3万以上は掛かるとまで言われる始末。

1分1秒すら惜しい重体の貧乏人のため残念ながら乗ることすらなく救急車は帰っていった。とりあえず家にあった解熱剤を飲んでから近くの病院に声をかけるのだが発熱外来は9時以降に電話しろと言われる。踏んだり蹴ったりのまままた布団に帰り、会社に電話してから寝る。ちなみに喉が潰れてて声がほとんど出ない。

そして9時になったので電話を掛けたのだが繋がらない。1時間くらいアタックしてやっとつながったと思ったら既に本日の予約は終了しましたとの返答。冷蔵庫を見てもほとんど何もないため、仕方なく親に買い物に行かせようとするのだが何と親も無症状ながら陽性。つかてめえが原因かよ。

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仕方がないのでデュエプレとかやりながら苦痛を誤魔化す。……けど昼過ぎ辺りから39.7くらいまで熱が上がったので流石にしんどすぎるので親戚に声をかけてポカリとかゼリーとか買ってきてもらうことにした。(直接会わず玄関前に置いてもらいました)持つべきものは肉親より親戚。早速熱に効くものを口にして再び眠る。

目が覚めたら夕方過ぎ。こういう体調悪くて眠って起きたら外が夕暮れとか体が弱かった小学生時代思い出すからやめてもらいたい。誰に言えばいいのか知らないけど。で、腹は全く減っていないがソーメンを食べて解熱剤を飲んでゆっくりする。とは言えやはりつらいためかいつの間にか眠ってしまい、起きたら夜10時過ぎ。少し体調がよく感じたからトイレついでに熱を測る。そんな軽い気持ちで部屋を出ると明らか視界がおかしい。蛍光灯からくる光の色が腐ったチーズのように黄ばんで見えている。ため息つきながら熱を測ると40度を超えていた。

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冬でもないのに吐息が目に見えるし、掌を見ればブロリーの気弾みたいなのが見えるし、物陰から彩ちゃんが一人しりとりしながらこちらを見ているような謎の幻覚も見えるし、明らかやばい状態になってた。とりあえず解熱剤じゃ足りないので冷水のシャワーを頭から浴びてからまた寝ることにした。


二日目。朝起きたら変わらず喉は潰れてるけど熱は引いて36度にまで下がっていた。これ陽性じゃないんじゃね?みたいな気持ちで9時になるまでソシャゲのログボ回収タイムやってた。9時になっても電話は繋がらずにまた1時間過ぎて予約終了のメッセージ。ちなみに仕事に関してはとりあえず最低でも一週間は休みとなりました。

一日目は冷水ぶっかけただけでちゃんと風呂には入ってなかったため今日は入浴。念のため解熱剤を飲んでから就寝。夜中にはヴァンガードのウララちゃんに精神乗っ取られる悪夢を見ました。


三日目。朝起きたら熱が復活してた。再び熱が39度を超えて幻覚が見え始める。とりあえずフルタイムでパスパレの人達が全員でドラム叩きながらしりとりしてた。……別にそんなにパスパレのファンってわけじゃ、あ、冗談ですパレオさん。大好きですよ?

9時半くらいに病院と電話がつながったので昼過ぎの予約が取れたぜ!と思ったら親が陽性と診断されたのと同じ病院じゃないとダメとか言われたので予約レースが振出しに戻りました。2時間後くらいに予約が取れました。なのでそれまで眠る。そして午後2時。気温36度。体温39度。杖がなければ碌に歩けない状態なのに徒歩で病院まで行く事になる。……中学時代に雷雨の中チャリで塾に行かせられてた時も思ったけどうちの親やばいんでない?何でタクシー呼ばないの?

ベランダからすら建物が見えるような距離だったとはいえ30分以上かかって何とか到着して死にかけながら検査を受けた結果無事ピッピとかの仲間入りを果たすことになりました。そこから10日間、外出が禁じられることに。ちなみにちゃんとした専用の薬をもらいました。

家に戻ってからはそのまま冷房ガンガンにした部屋で死んだように眠りました。が、夜8時過ぎくらいに会社からの電話で目を覚まします。……うわ、プリパラ見逃してるじゃん。

要約するとフェアリータイプになってしまったので過去数日間の行動をExcelにまとめて週末までに提出してほしいとのこと。そして隣に座っていた直属の上司もフェアリータイプになってしまったとのこと。

「……誰だっけ?」

4日目。熱は変わらないが薬のおかげで気分そのものは楽に。仕方がないのでExcelを作り始める。無事その日の内に提出。そして修正指示が来た。

5日目からは熱も下がり始め、一日18時間くらい寝ていること以外はそんなにいつもと変わらない状態に。なのでヴァンガードやったりA列車やったりちょっとした夏休み感覚に。暇が出来たので貯めていたゴーストゲームを見ることにしました。

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貯めてたって言うけど1話から見てないんだけど。なので1話から見始めることに。……1話からまあまあ洒落にならない怪事件起きててこれ本当にニチアサやってんの?それともこれも幻覚?ってなった。

まあ、そんな感じで2周目の水曜日くらいには喉も戻ってきた事でやっと通常通りの食事が出来るように。体重量ったら3キロ痩せてた。


そして10日目が過ぎて3週目の月曜日。その日から出社。つまらないものを持って電車に乗って会社ビルについて中に入ってそこで初めて違和感を得た。

「やあ、久しぶり。大変だったね」

声をかけてくれたその人に

「えっと、どちら様ですか?」

後日、再検査の結果ここ数か月間の(人間関係含む)仕事に関する記憶だけ見事になくなっている事が判明した。



総括。この10日間で一番きつかったのは熱が40度超えて視界に明らか異常が起きてた一日目の夜です。まあ、その日は朝から死にかけてたけど。

そして、0日目と言うべきその日。

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そう言えばアニメ化してたなと思って酒飲みながらこのアニメを笑いながら完走した事が地味に体力的にきつかったです。