ヴァンガードの事をちょっぴり知ってる奴が3週間で見たリンクジョーカー編感想!!
スタンドアップ・ザ・ヴァンガード!!と言うわけでヴァンガード系の記事を書くのは2つ目。if以外のヴァンガードを見始めて3週間ほどの間にリンクジョーカー編を最後まで見たのでその感想とかの記事を書く時間だぜ!ちなみにヴァンガードZEROはインストールして1か月で課金額が5万を超えました。
各キャラについての感想コーナー!まず第一は主人公の先導アイチ!ifしか知らなかったから普通に主人公やってて驚きなのである。けどカードアニメの3期なのに主人公が何回か負けると言うのもまた衝撃。あと声の高さと時折見せる乙女な表情に笑う。珍しいと言えばリンクジョーカー編中盤からのЯ侵攻に関して全く関係せのんきに日常を過ごしていて、23話から始まったЯ編なのに異変に気付くのが40話過ぎてからと言うのもまた。全く登場しないこともあったし。まあ、Яに関わってからは即命の危機に晒されているから重要でないわけではなかったけれども。総じて決める時は決める主人公らしいキャラクター。
続いては石田ナオキ。……この作品のキャラって下の名前はカタカナなんだな。さて、リンクジョーカー編で初登場したキャラで1話でヴァンガードデビューした不良もどきな熱血キャラ。回を重ねるごとに素直さと一本筋の通った熱さで株が上がった印象。ただ序盤は相手が悪かったこともあってあまり勝率が高くない。セーラー服発言だったりもあってまっすぐでいい奴なんだけど決められない3枚目なキャラに傾いているかなって感じ。しかし後半からは一気に成長し、Яファイターを二人も倒して宮地高校を解放する株爆上がり。リンクジョーカー編初登場のキャラの中では最も人気が高いのではないだろうか。ifでも熱いキャラだし。
戸倉ミサキ。ヒロイン?イケメン番長。さりげなくリンクジョーカー編では無敗のやばい人。アイチに勝利した人物の一人で実力はかなり高い印象なのだがラスボスからも、そのラスボスに目をつけられた人からもあまり目はつけられていない。唯一付き合いが長い櫂からは評価されてたかも。3期で使うデッキがオラクルシンクタンクからジェネシスになった。
序盤はコーリンとは何度か激突してあまりいい関係だとは思えなかったけれども文化祭のあたりから心を通じ合わせて親友と言っても差し支えない存在になったと言えるだろう。……個人的には一度くらいは戦ってほしかった。まさか一度として戦うことがないとは思わなんだわ。
井崎ユウタ。今イベントやってますね。アイチの幼馴染?そこそこ出番はあるけど地味な印象。しかし今回、VF甲子園にてアイチと激突。その時には平凡且つ地味でモブよりわずか程度にマシって程度だった井崎が覚悟を決め、同じ景色を見てみたいとアイチと死闘を繰り広げて印象が爆上がりに。親友の森川や面倒見のいい三和はもちろん櫂からも修行をつけられたお陰でアイチをあと一歩のところまで追いつめる程まで成長。結局敗北したが観客全員スタンディングオベーション。リンクジョーカー編のベストバウトの1つとして間違いなくカウントされる名勝負だっただろう。Я編以降ほとんど出番ないけど。
生徒会メンバー。最初こそ嫌味な奴らだったけど林間学校編辺りから徹夜でヴァンガードをしたことで目覚めたのか何故か仲間になった……のかもしれない。宮地高校解放編では完全に仲間になってる。……戦ってくれなかったから味方ではないけど。とろこで副会長の方、紫のポニテとか後ろから見たら完全に乙女なのに正面から見たら嫌味な長身眼鏡とか何の嫌がらせですかね?悪い奴ではなかったけど。
エミちゃんマイちゃん。ご存じifの主人公なのだけれどあれ、君何かめっちゃ強くない?ifの頃より強くない?ちなみに二人とも一回ずつしかファイトしていません。まあそれで宮地のかませコンビに勝利しているのだからミサキさん同様に作中無敗なんだけど。
那嘉神エル。中二病の人。ゲストだけどそこそこ出番がある。蒼龍レオン相手にそこそこ以上互角に戦った何気にやばい人。コーリンよりも強そう。この人差し向けた副会長の目は間違っていなかったわけだ。ifでもそこそこ出番がある。……けど何か石田と面識あるみたいだけどいつファイトしたんだ?
三和タイシ。コミュ力を極めてる人。陽キャ神。普段はいい意味でヘラヘラしてるけど今回はマジになることが多め。ifでも最近出てきたけど、ひょっとして櫂が味方で三和が敵って非常に珍しい?ちなみに中の人が中の人だからか非常に懐かしい「コール」って声が聞ける。
蒼龍レオン。2期ラスボス。個人的にアイチ、櫂、レンに並ぶ最強四天王の一人だと思ってる。タクトからはそこまで高い評価されてなかったけど。作中唯一?なアイチより歳も背も下な男性キャラ。風が口癖なのに水属性と言う人だけど実力はかなり高く、作中は最強候補のレン以外に負けていない状態。本人のЯした未来の姿なんてものまで召喚されて戦わされたのに普通に勝利してタクトの体力を激しく消耗させていたりそこそこ無茶苦茶な人。Я二人に勝てるくらい強くなった石田にも勝ってるしね。個人的にこの人がいなかったらタクトの体力が必要以上に消耗されなかったこともあってもっと早くに世界の終焉が開始されてバッドエンドになっていたのではないかって思ってる評価の高い人。アクアフォースデッキ組むために2万課金した。
双子。ジリアンとシャーリーン。レオンに仕えている。同じアクアフォースのデッキを使ってるらしい。ちなみにこの手の双子にしては珍しく勝ち気でツンデレな方がおっぱい大きい。VF甲子園でレンとレオンが戦ってることからこの二人のどちらかはアサカかスイコのどちらかに勝利していることになり、そこそこ以上の実力は持っていると思う。多分。ちなみに外国人だから当たり前と言えば当たり前だが漢字名字+カタカナ名前の法則に当てはまっていない数少ないキャラ。他に誰かいたっけ?
レン様。ぶっちゃけて言うと筆者の下の名前も廉だからややこしい。1期ラスボスであまり味方側のキャラに見えない表情してる。作中最強候補。VF甲子園地区大会決勝でアイチを、全国大会決勝でレオンを撃ち破って全国優勝してる。元々強い幹部級のЯファイターを25~30話にかけて3人撃破して福原高校を解放している(その間アイチは登場しない)事もあってもはや主人公と言っていい程の八面六臂。ifから見ると色々とギャップが信じられない。負けたのにЯしなかったある意味化け物。けど、個人的には櫂に対する強者との死闘だけを激しく望むその姿勢は共感できる。レオン同様かなり評価が高いキャラ。
葛城カムイ。中学1年生。エミちゃんに惚れているボーイミーツガール系の少年。ただし使うデッキはえぐい。宮地中学編での主人公。Я二人を倒して宮地中学を救っている。前半はミサキさんに負けた時以外出番がなかったから影が薄いけど後半は出番多め。
こういうストレートなボーイミーツガール大好物。使ってるデッキはえぐいけど。なおこのシーンの直後……。
立凪タクト。一応ラスボス?登場していないけど1期、登場し始めた2期の頃からウルトラレアの3人を使って暗躍していた。が、23話で虚無(ヴォイド)とかってのに肉体を乗っ取られて本格的に活動を開始。全世界をЯさせるために動き始める。……のだが妙に小物っぽく最強の手駒である櫂Яに関しても半ば精神攻撃みたいなもので決定的な引き金を引かせただけで勝利してЯさせたわけではなかったりその櫂より先にアイチに倒されたりして消滅した。黒幕だし元凶なんだけどラスボスになれなかった人。レンにPSYクオリア与えた張本人で1期の元凶ですらあるのに。
長代マキ。生徒会の書記。一応1話から登場してるが長らくセリフがなく、モブとして扱われていた。でも21話ラストから活動を開始。どのタイミングか知らないけどЯされていて、22話で石田をЯさせた張本人。もしかしたら櫂より先にЯされていた可能性もある。
「何故、自分のものではない力を選んだ……?」
「聖も邪も超越した力、それこそがЯ!!」
Яファイターに倒されたファイターはЯされる。劇中23話以降の敵として登場することになった闇落ち状態。デッキを片手に「お前は強いのか?」と声をかけては勝利して、敗北した相手をЯさせるネズミ算式大量闇落ちシステム。本来ならまだまだ勝ち目がない程実力差がある石田がЯするとアイチをあと一歩まで追いつめていたことから実力も大幅に上がり、Я化を解くためにファイトすれば勝っても、そして負けて元に戻った相手も激しく体力を消耗するらしい。ちなみに一応全員目元のペイントが異なる。作中のキャラでЯしなかったのはアイチ(ただしレッカの想像で1シーンだけЯしてる)、ミサキ、レン、エミちゃんマイちゃん、謎の忍者のみ。井崎達後江組は登場していないので不明。と言っても櫂や三和が所属している高校のため手始めにパンデミックしなかったわけもなく……。
立凪スイコ。ウルトラレアの長女。無理服。ifのメインヒロイン。石田に年齢詐欺言われてブチ切れて虐殺する。実際、私服が大人っぽいのが多く次女であるコーリンの時点であまり高校生らしくない大人びている関係を先に見て馴染んでいれば確かにセーラー服はギャップがすごいと思うが、逆にリンクジョーカー編から見ればデフォがセーラー服って事もあって特にギャップはない。if見てるから若干違和感はあるけどね!!
タクトの計画に1期の頃から積極的に協力して雀ヶ森レンを闇に導いていたりしていてどちらかと言えば敵サイドみたいな立ち位置だったけど今回は一番最初に仲間になったウルトラレア。なんだかんだで福原高校での学校生活を楽しんでいるっぽくレン達に馴染んでた。コーリンにとってのミサキ、レッカにとってのエミちゃんマイちゃんみたいなポジションにアサカがいたのではないかと邪推する。……そうなるとifでのあの関係はどうなっているのか説明がつかないけど。実力は石田に一回勝ってるけどリベンジされている事からそんなに高くないかもしれない。
立凪レッカ。ウルトラレアの末っ子。中学1年生。作中無勝。ぶりっ子ツインドリラー。でも可愛い。色々素直になれないそこそこねじれ曲がった子だけど自分を一個人として見てくれるエミちゃんマイちゃんの事だけは大切に思っていた関係でЯしてもЯしない特殊な関係に。ifでは色々成長してるんだなぁ……。エミちゃんの存在忘れてるけど。リンクジョーカー編で一度も勝ってないけどこの子一人で宮地中学を制圧してるから実力はかなり高いと思われる。リンクジョーカー編で戦ったのがアイチとエミちゃんパワーに溢れてるカムイだったのが悪い。最終決戦では観客にいたけどいつの間に合流したのか不明。セリフもなかったしね。フリップサイド高いだろうしね!
立凪コーリン。ウルトラレアの次女でリンクジョーカー編のメインヒロインと言っても差し支えない存在。1期の頃からアイチの援助をしてきた。その最たる展開として同じクラスに転校してきた。……それより2年近く前の1期時点でバイク乗り回してたけど。タクト(本人)の計らいで転校してアイチと一緒の学園生活を送れることになって大絶賛姉妹からはからかわれています。なんだかんだで最終的には自分の思いを霧散しそうなミサキさんと違ってもし前半のまま将来を迎えていた場合アイチに告白して結婚してそう。しかし、その幸福は運命が許さなかった。
最低でも35話の時点でЯされていて、事実上タクト(虚無)の手駒にされていた。しかもアイチへの最終兵器として作用するようにЯが解けた場合Яしている間だけでなくアイチと会ってからの全ての記憶が消滅するように仕掛けられていたためコーリンは恋慕と強制服従の間の葛藤に苦しみながら戦い続けることを強いられることになってしまう。
36話で一度アイチを倒す絶好の機会に恵まれるのだが恋慕と服従との葛藤に苛まれた結果その機会を逃して逃走してしまう。アサカも敗北する寸前にЯを撃ち破っているのだが、もしかしたら恋する乙女にならЯに対してある程度反逆が出来るのかもしれない。林間学校が終わって長代マキによって再調整を受けた事で迷いを失ってからは本格的にЯしてカムイを撃破して彼をЯさせて被害を加速させる。だがЯした仲間と、櫂と戦う覚悟を得たアイチによってカムイのЯが解除されたことでついにアイチと決着をつけることになってしまう。
一度櫂に敗北したことでЯ化は避けられたものの次に敗北すれば死ぬ体になったアイチと負ければアイチと一緒にいた頃の記憶を失ってしまうコーリンの戦い。どちらに転んでもコーリンの望んだ未来はない。そんな彼女が勝てるはずもなく、「たとえすべての記憶を失ったとしてもまたいつか必ずめぐり逢い、仲間になれる」と断言したアイチによって引導を渡されたコーリンはアイチとミサキに看取られながら自らの運命を受け入れたのだった。ちなみに勝率はよくなく、実力は中堅程度だと思われる。またスイコが13話で石田に、9話でコーリンが石田に勝利していながら石田がЯしていない事から最低でもその頃はスイコもコーリンも(恐らくレッカも)Яされていなかったと思われる。
櫂トシキ。if後半主人公……こほん。作中トップクラスのファイター。そしてリンクジョーカー編の戦犯にして裏の主人公。自身は(チーム戦で自分以外が負けたからとは言え)VF甲子園で予選落ちしたのにアイチは予選決勝まで、レオンは全国決勝まで行き、レンに至っては全国優勝までした。その焦燥と劣等感を付け込まれてタクト(虚無)によってЯされてしまう。
その焦燥感と劣等感から、「たとえどんな異能があったとしても自分の力と向き合い、自らの力だけでしかし驕ることなく強くなっていく」と言う信念さえも打ち捨ててЯを受け入れてしまう。そして自分への後ろめたさに苦しみながらも強者を撃破できる喜びに打ち震える混沌を得た。テツ、光定、海外のトップファイター達を破ってはЯさせて全世界をЯによる終焉へと加速させてしまう。ついにはアイチやレンをも撃破して世界の終焉をあと一歩のところまで加速させてしまうもその頃には自分の中で何らかの答えにたどり着いたのか、本当に世界が終わると言うのならそれより先にタクトを倒すと言う目的をもって動き始めていた。実際にはアイチによってタクト(ヴォイド)が倒されて消滅してからは自分の中からЯの力が完全に消えてしまう前に自分の選んだ道が正しかったのかどうか、最強にふさわしい力を手に入れそれが最強の強さとなりえるのかどうかを定めるためアイチと最終決戦に挑む。
この戦いが終われば、勝敗に関わらず自分は今までの罪を償うために自害する。その覚悟で挑んだ勝負はしかしその覚悟を打ち砕くアイチの覚悟によって破られた。焦燥する必要などなかった。一人で戦うドラゴニック・オーバーロードが仲間と共に戦うブラスターブレードに勝てなかったように一人の力には限界がある。皆、弱さを持ってしかし仲間や戦友との絆を以て力を強さに変えている。その本物の強さに気付いた櫂は自らの敗北を認め、この先の未来も贖罪と共に生きていくと決めたのだった。
総括。強敵との戦いに喜びを感じて未来に興味を持たないもの、仲間と共に歩む未来にこそ意味があると考えるもの、未来を捨ててでも得られる力を要しその罪を自覚しているものの戦いや良くも悪くも自分の欲望と心の問題が描かれたリンクジョーカー編。1期や2期を詳しく見たわけでもないし、4期やリメイク版を見ていないから不明な点は多いがそれでもここまで興味を持ったアニメは久しぶりである。リメイク版か4期を見るかで絶賛葛藤中だがどちらが先でも両方見るつもりでいる。
そして詳細は伏せるがとある事情により最大の仲間と言うものを失ってしまった原因であるカードゲーム、特に遊戯王に対してトラウマやどうしようもない拒絶感を抱いていた昨今にいい意味で亀裂を走らせてくれた本作には感謝の念がある。その先の結果がどうであれ、悪いようにはしたくないな。
最後に。やはりどこかで一度は戦ってほしかったよ、この二人。ああなる前にこの二人が戦っていればまた未来は変わったかもしれないのに。ifでも巡り合ってくれるといいけどなぁ……。