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“Web3の技術で、少しでも社会を良い方向に進めたい!” マーケティングディレクター 森貫吾
今回は、0x Consulting Group主要メンバーで、Web3マーケティングディレクターとして活躍している森を紹介します!
0xCに入社するまでWeb3関連の仕事は未経験だった森ですが、「新しい技術によって社会を良い方向に進められるかもしれない、世の中にインパクトを与える仕事ができるかもしれない」と、前職の楽天グループ株式会社を退職し、Web3業界へのチャレンジを決断しました。
今回のインタビューでは、その決断の背景や現在挑戦していることについて語ってもらいました!
これまでの経歴
―今日はよろしくお願いします!まずは森さんの経歴から教えてもらえますか?
僕は、社会を変革するためにはテクノロジーの活用が必要だろうと考えていました。
そこで、東京大学大学院修了後、データテクノロジーのSaaS企業に入社しました。データを活用して日本の社会構造を変革していくというビジョンにも共感し、4年間コミットさせていただき、スタートアップならではの様々な経験をさせてもらいました。
その後、新しいチャレンジの場として、楽天グループ株式会社に転職しました。もともと興味が強かった地域創生事業に携わり、楽天社内のデータを活用して自治体のDX推進を支援。勉強会やセミナー実施、自治体のデータ活用ダッシュボードの開発やマーケティングを担当してきました。
キャリアの軸を形成した幼少期~大学生の体験
―地域創生に興味を持ったきっかけはありますか?
小学校4年生の時に曽祖母を亡くしたのですが、初めて身近な人の死に向き合って、「生きる意味」みたいな問いに苛まれた時期があったんです。夜も寝れなくなるほどで、人は何で生きてるんだろう、この世の中は何であるんだろう、ということをすごく考えました。
答えがない中で、自分が生きた意味を何か残したい、どうせ生きるんだったら世の中のためになることをしたいと思ったんですよね。
―幼少期に「社会の役に立ちたい」という軸ができたのですね。
世の中にどう貢献するのが良いかと考えた時に、ちょうど発展途上国の貧困問題などに触れる機会がありました。今考えると安直だったと思うのですが、インフラ整備を通じて途上国の経済発展に貢献したいと考えて、そのまま大学でも社会基盤学科を専攻しました。そして、修士1年生のインターンシップで、当時「アジア最後のフロンティア」と呼ばれていたミャンマーに行ったんです。
ミャンマーは軍事政権が倒れて民主化されたばかりのタイミングで、中国、韓国を含め、色々な国が経済援助に入って活発に開発が行われていました。もちろん日本からも支援に行っていたのですが、グローバルにおける中国、韓国の台頭はやっぱりすごかったんですよね。中国の方が予算があるので最新機器を導入できるし、技術力も日本と変わらなくて、人件費は彼らの方が安い。それを肌身で感じて、その領域であまり日本の勝ち筋がないんじゃないかと感じたんです。
また、ミャンマーでは、国の未来に希望を感じて、国のために貢献したいと考えている人がすごくたくさんいると感じた一方で、将来に希望を持てない若者が多いと言われている日本の方がやばいんじゃないかと危機感を持ちました。
僕はインフラ関連の専攻だったので、帰国後は同じ領域の中でテーマを国内に方向転換し、「過疎地域における老朽インフラの維持管理」に切り替えて研究をしました。
いくつかの過疎地域の役場へインタビューをする中で、税収の少ない過疎地域特有の問題にぶち当たりました。水道管が老朽化していても、点検できる技術を持った人もいないし直せる人もいない。人が減っていくので直す必要があるかも分からない。八方塞がりでどうしたら良いかわからない状況でした。
人口減少という日本の構造的な社会変化の中で、既存の延長線上では解決できない問題の多さを思い知ったときに、テクノロジーの圧倒的な進化・革新が起こらないと、これらの問題を解決するのは難しいんじゃないかと思ったんですよね。
さらに、自分がそのテクノロジーを理解して、使える人にならないとダメなんだなと思い、新卒でデータテクノロジーの会社を選びました。
―「社会の役に立ちたい」「テクノロジーを理解し、活用できる人間になりたい」という2つがキャリアの軸なんですね!
Web3との出会い
―どんなタイミングでWeb3を知ったのですか?
たまたま友人の紹介で入ったオンラインコミュニティが、恒希さん(弊社Founder)が運営されているもので、そこで初めてWeb3やクリプトの世界を知りました。それまでは、暗号資産も触ったことがなかったのですが、調べていくうちにブロックチェーンの可能性や業界特有の熱狂に魅了されました。
もしWeb3が世の中に普及していけば、これまでにない新しいビジネスが生まれて、世の中がより良い方向に向かうかもしれないとワクワクしました!
楽天を退職して0xCへ。 決断の背景は?
ー前職はとてもやりがいをもって仕事に取り組んでいて、そこから0xCに転職するのは大きな決断だったと思います。決め手は何だったのでしょうか?
正直、楽天での仕事は、自分の興味のある領域であり、やりがいも強く感じていたので全く不満はありませんでした。むしろ、前のめりで仕事をさせていただいていました。
ただ、ブロックチェーンのような新しい技術が生まれて、大きな社会構造の変革が起こるタイミングって、今後の人生で二度とあるか分からないんですよね。この技術が社会に浸透することで、これまで対処できなかった問題が解決できるようになるかもしれないと考えたら、挑戦しない選択肢はないと思い、飛び込むことに決めました。
チャレンジするなら、黎明期の早いタイミングで飛び込む方がリターンも大きいだろうとも考えました。
その中でも、0xCを選んだのは、ミッションへの共感が一番大きいです。
Web3業界は、まだ業界自体が未成熟でもあるので、明確なミッションビジョンを掲げている会社が少ないように感じます。その中で0xCは、Web3やブロックチェーンの技術で社会を変革し、経済格差を是正することを本気で信じ、まだ業界内でも先行事例が少ない当時から、各業界のファーストペンギンとなる企業と仕事を作っていました。
どうせ働くならそういった場所で自分も切磋琢磨したいと思い、転職を決意しました。
ー「世の中の役に立ちたい」という想いが一貫してあるのですね。
0xCに転職してみて
―0xCに転職してみて、Founderの細金の印象はどんな感じでしたか?
とにかく「エネルギッシュ」で「ビジョナリー」ですね。
0xCのミッションである「トークンエコノミクスを広く社会に普及させ、経済格差を是正する」を実現するために行動する人です。
Web3業界が発展途上の中でも、その時その時点での最適解を提示し、未来を描き、それを作りに行くためにメンバーを巻き込んで突き抜ける力が凄いです。
―0xCの印象はどのように感じていますか?
2つあるのですが、1つ目は、とにかく一つひとつの仕事に徹底的にこだわっていると感じました。
恒希さんがトップにいて、一つひとつ戦略的に徹底して作っていることが、スクウェア・エニックス様からはじまり、KONAMI様など大企業と仕事ができている要因の1つだと思います。
また、一方的に自社の利益だけになることはせず、まず相手へのGiveを考え、三方よしの座組みを設計してwin-winな関係性を築き、一緒に業界を成長させていくことを常に念頭に置いていることも特徴的かなと思います。
2つ目は、挑戦を大切にする組織文化です。
この業界のフェーズだからこそというのはあるかもしれないですが、行動を起こさないと何も生まれません。リスクをとってチャレンジしないとやっぱりリターンは得られないので。一人一人の挑戦を重要視し、称え合う文化を持っていると感じます。
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Web3マーケティングディレクターの仕事
―今はどんなポジションでの仕事をしていますか?
現在、Web3プロジェクトのマーケティングやコミュニティ構築支援をメインに活動しながら、新規案件のセールスにも携わっています。
特に最近は海外クライアントの増加に伴い、日本市場への進出をサポートするプロモーション支援の機会が増えてきました。
具体的には、Amihan Entertainment社の「Farm Frens」というプロジェクトの日本マーケティングのプランニングと施策実行を行っていたりします。
Web3の世界では、暗号資産が関わる以上、どうしても利益至上主義的な視点がついて回り、「いかにトレードやエアドロップで利益を最大化するか」という議論が主流になりがちです。
しかし、そのような状況の中でもブロックチェーン技術を活用することで、社会の構造を根本から変革し、新しい文化を生み出す可能性があると信じ、挑戦を続けているプロジェクトも存在します。
私は、そうしたプロジェクトこそが世の中に広く浸透すべきだと考えていますし、そういったプロジェクトを世の中に広めるサポートができることに強くやりがいを感じています。
これからも最前線でWeb3の発展に貢献しながら、新しい価値を創造するプロジェクトを支えていきたいと考えています。
今挑戦していること
―日々新しいことに挑戦する中で、正直辛かったり難しいと思ったりすることはありますか?そんな時はどう乗り越えようとしていますか?
うまくいかないことしかなくて(笑)、正直もがいている最中ですね。すべてが挑戦です!でも自分で決めたし、やるしかないなって思っています。
Web3やクリプトの領域は技術の進歩が早く、最新の事例やトレンドをいかにスピーディーにキャッチアップできるかがとても重要になってきます。成功事例もまだまだ少ないので、チームとしてキャッチアップをする仕組みを作っています。
メディアサイトの運営もしているので、組織内でも事例を共有できる体制は整っています。
また、海外クライアントの増加に伴い、英語でのコミュニケーションが不可欠になっていますね。現時点では通訳のサポートを受けながら対応していますが、よりスピード感を持ってプロジェクトを進めるためにも、英語の習得が急務だと感じています。
Web3の領域では国境を超えたコラボレーションが日常的に行われており、クライアントやパートナーとの円滑なコミュニケーションがプロジェクトの成功を左右します。
英語を自在に操り、世界中のプロフェッショナルと対等に議論できる環境を目指して、日々学びを積み重ねています。
今後の目標
―今後の目標、成し遂げたいことはありますか?
ブロックチェーンを活用したWeb3ならではの体験が世の中に浸透して、社会のインフラとして受け入れられることに少しでも貢献できたらと思っています。まだWeb3を知らない人に、価値を届けていきたいですね。
また、日本のIPなどを活用したプロジェクトが、グローバルで成功することにも貢献したいです。
Web3、特にトークンエコノミクスを活用して、日本の地方が抱えているような課題を解決できるアプローチをしたいという想いは変わらずあるので、最終的な裏目標として持っています。そのために、様々な社会課題を解決できるような事業を作る知見、経験、スキルを身に付けていきます!
Web3技術を活用して、「Nishikigoi NFT」のような地域創生領域のプロジェクトや、DEA社と東京電力が共同で開発した「PicTree~ぼくとわたしの電柱合戦~」のようなインフラ領域のプロジェクトがいくつか出てきていることは、個人的にとても嬉しく注目しています。
こんな仲間と一緒に仕事がしたい!
―では最後に、森さんはどんな人と一緒に仕事をしたいと思いますか?
想いが強い人が、僕はいいかなと思いますね。
Web3やクリプトの起源って、思想から始まっているところがあると思いますし。
ミッションに共感して、一緒に目標に向かって部活みたいにやれる人、熱狂できる人と一緒に働きたいと思います!
将来に対して一緒にワクワクできて、ミッション実現のために頑張れる人ですね。きっと、0xCの文化にもすごく合うと思いますよ。
森さん、ありがとうございました!
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