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仮想通貨擬人化アイドルが人気のブロックチェーンゲーム「コインムスメ」が、東京ゲームショウでメディアの注目を集められたワケ

日本のブロックチェーンゲーム市場で一際異彩を放つ、ブロックチェーンゲーム「コインムスメ」。

今回の東京ゲームショウでは、コインムスメのパートナーである、私たちLGG(LCA GAME GUILD)が主導し、コミュニティから有志で募ったブーススタッフが、来場客を巻き込み大きな盛り上がりを作り、多くのメディアの注目を集めることに成功しました。

他のブースが多額の金額を費やし豪華な装飾やきれいなコンパニオンをたくさん用意している中、「コインムスメ」ブースに置かれたのは巨大ガチャのみ。

さらにブースに立っていたのは、社員でもコンパニオンでもなく、日頃から「コインムスメ」を応援するファンでした。

広告宣伝費が限られていても、ファンを増やし味方に巻き込むことで、このように大きな宣伝効果をもたらすことができます。

この記事では、

  • ゲームリリース前にも関わらず、ここまで盛り上がった背景とは?

  • どうやって来場客を巻き込んでいったのか?

など熱気あふれた「コインムスメ」ブースの裏側を、実際にブース運営とこの盛り上げに携わったLGGメンバーが公開します。

「コインムスメ」ブースで「パジェロ」コールが大盛況!

15種類のブロックチェーンゲームが集まった Oasys/double jamp.tokyo 共同出展ブースで、圧倒的な盛り上がりを見せた「コインムスメ」は、2023年12月リリース予定のブロックチェーンゲーム。仮想通貨をモチーフにしたアイドルキャラクターたちが登場します。

コインムスメのブースは、特製の巨大ガチャが用意され、参加者は渡されたコインを使って回すと、会場限定NFTやローンチ後に実際のゲームで使える「ガチャチケット」がもらえるというものでした。

コインムスメでは、かねてから「プロデューサーに怒られるかどうかのギリギリを攻める」コンテンツをSNSで発信し、ゲームリリース前にも関わらず「X(Twitter)」のフォロワーは7500人を超え、数万〜10万単位のインプレッションを誇っています。

この「基本おもしろければ何でもアリ!」というコンセプトを活かし、来場客にガチャを回していただく際に「東京フレンドパーク」で一世を風靡したダーツのかけ声「パジェロ」コールを行うことを提案し、ブーススタッフとともに実践いたしました。

ビジネスデイ2日目には辻プロデューサーに『パジェロ』コールの「公認」をいただき、続く一般デイではスタッフが総出でブースを盛り上げました。

企画は大成功で、TGS最終日である一般デイ2日目の終盤には、隣で出展していたブース関係者もコインムスメのブースに来て「パジェロコール」を一緒にしていただいたほどでした。

ファンコミュニティの有志メンバーが、ブースの運営を行うことで、プロジェクトへの確信がさらに深まる機会に!

「コインムスメ」はリリース前にも関わらず、すでにDiscord上では公式コミュニティ「コインムスメ学園」が設立され盛り上がりを見せています。LGGはコミュニティマネージャー、コミュニティアシスタントとして日頃からDiscordの運営を支えています。

コミュニティマネージャーの投稿

今回のブースに立っていたスタッフの大半は、「コインムスメ学園」内で交流しているコミュニティメンバー。東京ゲームショウ開催の数週間前から、Discordコミュニティ内でブーススタッフの募集がおこなわれ、有志メンバーが揃いました。

有志メンバーはビジネスデイを含む4日間、公式運営のもとでコインムスメブースでガチャの案内やゲームの紹介などブーススタッフとしての活動をし、ブースは大いに盛り上がりました。

彼らにも積極的にブースの運営に携わっていただき、「コインムスメ」というタイトルの期待値や可能性を肌で感じていただける機会となりました。

コミュニティメンバーからの振り返りメッセージ

LGGコミュニティマネージャー視点から見た、ファンコミュニティとのイベント盛り上げ術

もちろんこの盛り上がりは、まったくの思い付きと偶然で作られたわけではありません。

今回コミュニティメンバーをブーススタッフにするにあたり、辻プロデューサー、コミュニティマネージャー、主幹事たるコミュニティメンバーの3者が事前に綿密な連絡を取り、TGS当日に向けてブーススタッフの募集と運営スタッフへの準備を進めてきました。

ブースに立ったのは、ほぼ全員イベントスタッフ未経験者。なかには「東京ゲームショウに参加するのは今回が初めて」というメンバーもいました。

毎日顔が変わるブーススタッフ、どんなスタッフもサポートすべく、コミュニティマネージャーとコミュニティアシスタントを担ったLGGメンバーは明確な役割分担をしようと判断。東京ゲームショウが開場する前に、毎朝以下のことをコミュニティメンバーに伝えていました。

  • ビジネス文脈の質問や、ガチャの景品に関する細かい質問がきたら、すぐにコミュニティマネージャーに繋ぐこと

  • 日本語の話せない外国人がきたら、すぐに英語の話せるコミュニティアシスタントに繋ぐこと

上記のことを毎朝事前に伝えておくことで、難しいことは考えず、イベント盛り上げだけに集中できる環境を整えました。

また、LGGメンバーが全日を通してブース運営に携わり、「コインムスメ」ブースへの集客・盛り上がりを先導しました。

それにより、ブーススタッフとして参加したコミュニティメンバーからも「また参加したい!」という声を頂くことができました。

さらに当日のブースの盛り上がり様子を伝えるため、それを見た人が行ってみたい、やってみたいとなるような投稿をXやDiscordコミュニティで定期的に配信しました。

ブーススタッフを社員ではなく、「ファン」であるコミュニティメンバーに任せることは、一見リスクに見えるかもしれません。

しかしWeb3の文脈では、「コミュニティによる共創体験」が顧客に届ける新しい体験価値となります。

ファンコミュニティに参加してもらい、コインムスメを盛り上げるキャンペーンを一緒に作り上げることで、コミュニティのエンゲージメントを高めることが可能になります。

マネージャーは緻密な計画と的確なコーディネーションで導き、コミュニティアシスタントは情熱とクリエイティビティでブーススタッフを巻き込み会場を魅了。この二者間の連携が、イベント成功の鍵となりました。

LGGの考える「コミュニティ運営」とは

LGGは「コインムスメ」のコミュニティデザインとコミュニティ運営に携わっていますが、Web3業界において「コミュニティデザイン」は非常に重要なマーケティング要素だと考えています。

あなたの会社や製品に忠実なユーザーがたくさんいる場合、そのようなファンはあなたの会社の「資産」になるからです。ファンがあなたの製品の評判を広めてくれるので、マーケティング キャンペーンを実行するたびに新しいユーザーを集める必要がなくなります。

では、理想的なコミュニティとは何でしょうか?

理想的なコミュニティでは、ユーザーはコミュニティに積極的に参加します。

これを実現するために、私たちはまずクローズドコミュニティを作成し、製品のコアファンまたは「アーリーアダプター」を呼び込みます。そして、彼らと一緒にコミュニティを発展させ、それからコミュニティを公開・拡大していきます。

「コインムスメ」のコミュニティにおいても、同じアプローチでファンを巻き込んでいます。

最近では、「コインムスメ女子部」も立ち上げ、コアな女性ファンコミュニティの育成にも着手しています。

おわりに

「パジェロコール」による盛り上がりは運営に指示されたからではなく、日頃から「コインムスメ」を愛して応援している「ファン」によってうまれました。

LGGは日頃から、ただの「案件」としてではなく、そのプロダクトを誰よりも愛する「ファン」としてクライアントさんのプロジェクトに携わっています。だからこそクライアントにできるベストな「Give」は何か?を常に考えるようにしています。

本気でWeb3に挑戦するプロジェクトを、LGGは引き続きサポート&応援していきます。