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傘リメイクで、自転車のかごカバーをつくる

自転車のかごにカバーがついていればなあ…と雨が降るたび思っていました。
子乗せには厳重なカバーがかかり自分もレインコートを着るのですが、荷物が濡れる。
不便と思いつつ乗っていましたが、普段も、あふれんばかりのトートバッグからiPhoneが放り出されること数回。とうとう自転車のかごカバーを作ることにしました。
材料は新たに用意せず、先日もレゴのプレイマットを作った傘リメイクで。

壊れてからも捨てられなかったお気に入りの日傘(晴雨兼用)が、今回のゼロウェイストアイテムです。

あっという間に出来上がってしまい、いきなり完成図。

この日傘、高かっただけあって生地と骨が糸でていねいに縫い付けられていました。リメイクしていると、縫製が価格に反映されていることがよくわかります。
骨から生地を慎重に外して、傘の先は切り離すしかなかったのでできるだけ穴が小さく済むようにカット。
(傘は案外汚れているので、骨から生地を外したら石鹸水で洗って干しておくとよいです)

レゴマットの時は中心の穴を折り返してミシン縫いしましたが、今回は穴の周りをぐし縫いして引き絞りました。

こちらの方が表に響かず仕上がりがきれいです。

傘の裾部分を2センチほど折り返して、ゴム通し口を残して一周縫います。(見えづらいですが紺色の糸)
そしてカゴにかぶせたときちょうど良さそうな長さのゴムを通します。
わたしは手持ちの、髪用の長いゴム紐を一本使用。裾にはレースの刺繍があって活かしたかったのですが、折り返したら見えなくなって残念。

ゴムは長めに残しておいて、うまいこと自転車のハンドルとカゴの間に絡めながら装着します。蝶結びの根元の、金色の丸いパーツは、ゴムが抜けないようにつけてみました。

傘を閉じる時の留め具もつけたまま、装着の補助として使います。これは木製ビーズの位置だけ移動させました。装着はこの一点のみで、カゴの左右と前はかぶせるだけ。

かぶせてみると実に中途半端な大きさですが、ゴムのおかげで風にあおられてもめくれません。
こ日傘は、やや大きめの折りたたみサイズなので、長傘で作ればカゴがすっぽり覆えてより使い勝手がよさそうです。

いうなればただ丸い布の周囲にゴム入れしてかぶせているだけなのですが、防水性もばっちりで非常に重宝しています。
わたしの乱雑なトートバッグの中身が隠せる上、防犯にもなるかと。
逆に派手な色だとかえって目立つかもしれません。

荷物を山盛り乗せても落ちない安心感。
そしてなにより、不要な日傘から、かごカバーが手に入りゼロウェイスト!

実はこれ、一度ゴムを入れずにカゴの大きさに合わせてマチをつけて装着し、すっぽりかぶせるだけで使ってみました。しかし着脱が面倒だし、風にあおられめくれ上がって、用を為しませんでした。
長いゴムが手に入らない場合は、紐を通して巾着のように絞ってもいいかもしれません。その場合はパーカーの首元みたいに、紐が抜けないよう止めておくパーツがあると便利そうです。

夫にはおばあちゃんの自転車みたいとバカにされましたが、ある雨の日、自転車借りていい?と聞かれ理由を問うと、あのカバー便利だよね、というのでほーらやっぱり!!と言いはしませんでしたがしたり顔はしました。
しかたがない、不要な傘がでてきたら、夫の自転車にも作ってやろうと思います。

そして今回も、ピクニック先でレジャーシートに転用してみました。

サイズが小さいので荷物置きとして。
ゴムが入っているので荷物を包んで絞れば、かばんが汚れず済みそうです(靴の底カバーのイメージ)
自転車でのお出かけだと、かごに元々ついているものなので、わざわざ持ち出さなくて済むのも気軽でよいところ。

ちなみに先日つくったレゴマットも、子ども用レジャーシートとして日々活躍中です。汚れたら公園でさっと水洗いして、自転車のかごにかぶせておけば走って家に着くころ乾いています。
帰りに荷物が多くなった時は、ひざかけなどの軽いものを入れてバッグとしても使っています。

傘リメイク、一度作ると色々なものに転用できてはまります。
丸い形と撥水性を活かして、いかに手間と費用をかけずに必要なものを作るか。
シャワーキャップや子どものヘアカットのケープ、保育園の汚れ物入れなど、作りたいものがたくさん。実家で何十年も眠っている壊れた傘も、いよいよ日の目を見せてあげられそうです。

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