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壊れた竹かごの隅を、革パッチで補強
ゼロウェイストを志してから、すぐ買ったのがこの竹の籠でした。
リサイクルショップで450円。
パン屋さんに行くときは必ず持っていって、これに直接パンを入れてもらいます。直接入れてくださいと言うと、ぎょっとしてためらう店員さんもいれば、おしゃれですね!とほめてくれる店員さんもいる。
お弁当持参のお出かけの時、おにぎりやおかず容器、おやつ、手拭きなどをまとめて入れるお弁当入れとしても活躍していました。
多少かさばりますが、自転車移動が多いので、あまりデメリットにはなりません。
しかしある時、床に落ちていたこの籠を夫が踏んづけ、みしりと角が割れました。しばらくそのままで使っていましたが、ちゃんと閉まらず使えば使うほど壊れていく。
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まずは毛糸で補修を試みました。
靴下の穴の補修なんかと同じ感覚で補修しようと思いましたが、糸を渡せば渡すほど、竹の繊維が割れどんどん悪化させているような…
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割れた場所を毛糸でつなげるのは無理でした。
そこで今回は、カバンの四角のように、革で補修をしてみました。
使ったのは、先日スマホカバーをリメイクしたときの残りの革。確かシープスキンだったと思います。
まずは壊れた箇所を覆える大きさに、革を丸く切ります。
コップの底がちょうど良い大きさだったので、底面を当てボールペンで丸印をつけてから、ハサミでカット。
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革用の針と糸は持っていないので、先日蚊帳を解いたときの刺繍糸と、刺繍用の針を使って縫い留めます。
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地が竹の網目なので、針を刺せる場所が限られており、地を傷めないようなざっくりした縫い目になりました。
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チクチク縫う感じではなく、一針ひとはり、指抜きでぎゅっと針の頭を押し込みながら縫い進めていきます。
けれど柔らかい革のため、牛革を縫うときのような指が痛くてもう無理!となるほどのつらさはなかったです。
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角に合わせて折りたたんだ二重部分は、竹が破れて最も弱くなっているところに来るように、当てました。重なっている部分は結構分厚いのですが、革何枚もに一気に貫通させようとせず、1枚ずつ針を入れるようにすれば、そこまで大変な作業ではありませんでした。
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写蓋の入れ口になる部分に至っては、竹の網目が破れていて革を留めるための地がなく、小口の枠に糸を渡して固定しました。
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縫い始めの最初の部分は、引き締めているつもりでも糸の締まりが緩く、後半になるにつれ慣れてきてやや皮を引っ張りながら、ぎゅぎゅっと留めることができるようになってきました。
革に余裕を持たせるのではなく、ちょっと引っ張りながら縫うのが良さそう。
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今回やってみて、もし毛糸で補修するのだったら、先に丸いパッチを編んでから、それを縫い止めれば良かったのだと分かりました。
蓋も本体も四角が少しずつ弱ってきているので、今後も補修が必要になると思われます。元が端切れのこの革は、残量が限られているので、途中から毛糸や布のパッチで補強することになりそう。
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素人でもかごの補修は簡単にできる!
プラ製に比べれば強度も耐久性もないけれど、補強すれば長く使えることがわかって、ますます愛着がわきました。
同じ革でスマホケースもリメイクしました。