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#9. 合成洗剤を使わず、マグネシウムで洗濯する

マグネシウムだけで洗濯して3年超。
水を汚さないし、洗剤代もかからないし、洗濯槽も汚れにくく、いいことだらけでとても気に入っています。
白さは全く際立ちませんが、それが自然なことと思えば平気です。
夫が使ったタオルも子どものおねしょパンツもこれだけで臭わずすっきり。
たまーにシーツなど白物洗いの時に、気分で酸素系漂白剤を追加しています。

最初はこの商品を購入して使っていました。
しかし一年経っての買い替え時に、マグネシウムペレットだけ購入して低コストで自作できることを知り、それ以降は手作り品を使っています。
とくに使用感に違いはありません。

はじめは市販の小さいランドリーネットに入れ洗濯していましたが、その後マイクロプラスチックを削減するべく、袋も洋服リメイクのリネンで手作りしました。

しかし今朝、乾燥まで終わった洗濯物を取り出したらバラバラっと不穏な音が。

手作りマグちゃんのリネン袋が破れ、中のマグネシウムペレットが散乱していました。
粒がドラム内部の穴に入ってしまうことはなかったのですが、ドア付近の隙間に入ったりして、取り除くのはけっこうな手間でした。

本来は洗濯終了時に取り出せばいいものを、横着して毎回乾燥までかけているのだから仕方ありません。
文句を言わずにもっと丈夫なものを作ります。

薄手のリネンよりは丈夫そうな帆布の端切れ。
母に、子どもの通園バッグを作ってもらった時の残りです。
生地の大きさが限られているので、今回はテトラ型は諦めました。
乾燥後もどうせ次の洗濯まで入れっぱなしなので、吊す紐も省略です。

念のため、破れた袋を内布として二重にすることにしました。
破れた穴からマグネシウムを戻して、裂けた部分を切り取れるよう、中身を寄せてミシンで縫います。

不要部分を切り取って折り返し、さらにミシンがけ。

端切れは中表にし、入れ口を残して上下を直線縫い。端にジグザグをかけました。

表に返して、先ほどの内袋をぎゅうぎゅう詰めます。
こんなに詰めても効果は変わらないのか疑問です。

最後に、入れ口を内側に折り込みながら、直線縫い2回。
絶対破れないよう悪あがきしています。
本当は一周コバステッチをすればもっと丈夫になるのですが、中身ぎゅう詰めでサイズぎりぎりなのでやめました。

できあがったマグちゃんは、なんだかアイピローのよう。
乾燥から取り出して温まったのを、目に乗せたら疲れが取れそうです。

今回、半年ほど毎日使って破れたのは、麻素材。
市販のランドリーネットは、一年使ってもびくともしませんでした。
化学繊維は、長期間土に還らないほど、丈夫で長持ち。
そして天然素材は土に還るのだから脆くて当然。それが自然と改めて実感した次第です。

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