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拾った枝で、ゼロウェイストなティピーテント
長男が、隠れたり隙間に入ったりするのが好きな乳児期、ティピーテントが欲しいと思い、カメラの三脚で代用したことがあります。広さも高さも足りず、すぐに飽きて三脚はしまいました。
さて今度は次男が同じ時期に差し掛かり、またもやテントあると楽しそうだなあ、と懲りずに思っています(親が)。
前回は、丸棒を購入して本格的にDIYしようかと考えていて、そのうち熱が冷めました。
今回はゼロウェイスト革命以後なので、考えることは丸棒の購入方法ではなく代用品です。
台風後に桜の木の枝、立派なのが落ちているのを見て
そもそも丸棒って木の枝なのに、わざわざ買う必要あるのかな?と思い、
落ちてる枝と違いがあるのか、試してみました。
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夕焼けみたいに日が傾ていますが早朝です。
さすがに長い木の枝を何本も運搬するのは目立つし、すれ違う人も何となく怖いでしょうから、人の少ない早朝に念のため子どももつれて枝拾い。
2メートル近くあるのを4本、まとめるのにも苦労するかとフック付きの紐を持ってきて正解。正確には、母に事情を話したらこの紐を持たされました。
そして子どもと自転車でこの長い枝を持ち帰ろうとわちゃわちゃしていたら、通りかかりの方に声をかけられました。わあ~それ何になるの~?と。
子どもがテントを作りたいっていうので~と、この奇行が子ども所以であることをアピールしつつ、子ども連れてきてよかった!と心底思いました。
するとなんと、その方もここで桜の枝を拾って、店の看板を置く台を作ったとのこと。近隣の店の店主だそうで、DIYの架台を見せてくれました。
この折れた立派な桜の枝、何かに利用したいと思うのはわたしだけじゃなかった。と勇気づけられつつ、自転車で持ち帰るのを手伝ってもらいつつ、
なんとか自宅まで運び込みました。
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木材カットの作業はベランダで。
わたしが持っているツールはこれだけです。
IKEAの2500円くらいのドリル(インパクトではない)、1000円くらいののこぎり。
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まずは折れてささくれ立っている枝の上下をカット。
作業はエアコンの室外機の上で、これは細いので左手で支えて、右手でのこぎりで切りました。もっと大きな木材の時は、膝を載せて支えています。
1000円ののこぎり且つ、どちらかといえば非力なわたしでも、「引くときに力を入れる」基本を守ればカットは簡単。
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こちらは切り口。売っている木材と違って柔らかいので、すぐにカットできました。
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あとからテントの布をかける時に、引っ掛かりそうな部分もカットしておきました。
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仕上がりはこんな感じ。天然素材なので太さもバラバラ、曲がっているのもあります。
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次にドリルで穴開け。枝が割れるかなと心配でしたが、意外にすんなり穴が開きました。
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穴の位置は、地面に立てて4本すべて高さを揃えました。
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いよいよ組み立て。
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枝を寝かせたまま4本すべての穴に麻ひもを通し、ぐるぐる縛って固定します。
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穴の開いた古シーツを張ってなんとかテント感を演出。
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シーツは洗濯ばさみで留めて。
ゼロウェイストテントの所感は、
・まっすぐに見える枝でも、4本そろえてみると意外に曲がっていて、立てると不安定
・せめて長さはきっちりそろえること。
(短く切るのがもったいない気がして、もともとの長さを活かして長いの2本、短いの2本にしたら、当然ながらバランス悪し)
・4本だと隙間が広く、被せた布が枝と枝の間から垂れ下がりがち。(テント内が狭くなる)
ということで、後から枝をもう一本足して、5本で作り直しました。
子どもたちに遊ばれ、古シーツが穴からびりびりに裂けたところで、わたしのテント熱が冷めDIY終了。
子どもたちは出たり入ったり中で絵本を読んだり遊んでくれました。
布なしの枠組みだけでも楽しいようです。
邪魔な時は枝をギュッとまとめて壁に立てかけておけるのがよし。
今回の製作で一番大変だったのは、意外に重たい木の枝を、持ち帰ることでした。
わたしは自転車になんとかくくりつけて運びましたが、ハンドルが切れなくて困った。
作って半年か月ほど経ちますが、気の枝が腐るとか、劣化してボロボロになるとか、虫が出てくるとか、そういったことはありません。
拾った枝でのDIY実例を見るのが最近の日課。そのうち椅子とか作ってみたいです。