人間関係が楽になる「人間性と関係性」
関係性と人間性を間違えるな
今日は「関係性」と「人間性」の
話をしたいと思います。
結論から先にいうと、
人はみんな
「関係性」で起こった問題を
「人間性」のせいだと思ってしまう。
これが人間関係が悪くなったり
ストレスを抱えてしまう
原因じゃないかなと思います。
じゃあ具体的に話していきましょう!
関係性と人間性の違い
人の行動や考えって全て「人間性」
から来ていると思われています。
でも、そうじゃないんです。
例えば、
あなたが学生で、クラスで
無視されていたとします。
同じクラスメイトを無視する
そんな陰湿なやつは
「人間性」が腐っている。
そう思えるかもしれませんが、
これは違います。
だってその無視している奴は
全世界の人を
無視するわけじゃない。
あなたを無視してる。
これは「関係性」の問題。
その人とあなたの問題です。
逆に、人に無視されるような人だから
私の「人間性」はダメなんだ。
そんなことはない。
あなたは全世界に無視されている
わけではないから。
あなたとその人との
「関係性」の問題なだけ。
お互いに合わなかっただけ。
関係性が悪いからといって
人間性を否定することに
はならない。
でも、これをやってしまいがち。
恋愛での関係性と人間性
恋愛なんて特にそうで、
相手との関係性が悪くなってくると
相手の人間性を否定したくなっちゃう。
人に相談して、相手の悪口を
言ったりするのはその意識を
強調したいから。
共感してほしいから。
・誕生日を祝ってくれない
・愛情表現をしてくれない
・つまらなさそう
などの悩みは全部関係性ですよね。
でも、相談をしていると
「そんなの普通じゃない!」
「その人は間違ってる!」
などの意見が飛び交います。
普通や間違っているなどの
言葉を使って相手の人間性を
否定しているんです。
本当は、
「その人と合わなくなったね」
「その人と改善したいの?」
などの話し合いが大切なのに、
関係性で傷つけられてしまったから
人間性を否定したくなる。
これは防衛本能にも近く、
関係性が悪くなった原因が
自分の人間性だと思いたくなくて
相手の人間性を否定する。
こんな状態。
まずしっかりと理解してほしいのは
問題が起きているのは
「関係性」であって
「人間性」でないことが
ほとんどだということ。
間違った捉え方
この間違った捉え方をしていると、
改善方法が全く見えない。
人間性が問題だと思ってしまうと、
「相手の言動を変えようとする」
これは全く意味がない。
だって人間性が間違っている
わけじゃないから。
納得できるわけがない。
そこに”普通”だとか
”みんなが言っててる”だとか
多数決の利で押し通そうと
論理立てて説得したりするけど、
それはただのモラハラ。
普通だとか多数決に
全く意味なんてない。
多くの人が納得していること
なんて2人の関係性には
なんの意味も持たない。
だから関係性を見つめて
そこを改善しないと。
関係性の改善
関係性に問題があって
それを改善したいと思ったら
やることは2つ
1、相手を理解する
2、関係性がいい人を見る
この2つを意識する。
1、相手を理解する
正直、これが一番大事。
相手の話を聞いて、
どんな理由で行動しているのか?
大事にしている考えはなにか?
その辺りをしっかり理解する。
相手の立場にたって考えてみる。
何よりも話を聞くこと。
それも話やすい環境を作って。
2、関係性がいい人を見る
相手が誰かといい関係性を持っていたら、
その関係性がなんで生まれているのか?
を考えてみる。
友達や家族、知り合いでもいい。
その人とあなたの違いを
しっかり分析してみる。
話の内容なのか?
聞く姿勢なのか?
声のトーンなのか?
行く場所なのか?
趣味の共有なのか?
など、様々な要因が出てくるが
その全てを試してみてもいい。
この2つを意識することで
関係性の改善が図れると思う。
これを試し切っても無理なら
その人との関係性がすでに
崩れてしまっているか、
相手があなたとの関係性の
改善を求めていない。
これは諦めよう。
関係性が合わなかっただけ。
最後に、
関係性と人間性は
本当に意識してほしい。
誰かに悪いことをしてしまった
からと言って、他の人からみたら
「なんだそんなことか」
と思ってくれる人もいるかもしれない。
だから合う人を探せばいい。
目の前の人が人生の全てじゃない。
そのことを踏まえた上で、
目の前の人と、
もっと仲良くなりたい
もっと楽しくいたい
もっと信頼し合いたい
もっと笑っていたい
そう思うなら、
関係性を改善し続けることを
お勧めする。
あなたが望んで進むならば
手に入れるために努力をしないと
いけない。
関係性を改善するには、
「相手を指摘するんじゃなく
相手を理解する努力をすること」
これ以上にないのだから。