新日本FC その45:Colaboと厚労省と小池都知事と浅野議員
【新日本ファクトチェックセンター】
引き続きColabo問題関連で考察を進めたい。
■「東京都若年支援事業」の「事業者選定手順」の不正疑惑
Colabo等が委託されていた「東京都若年支援事業」について、そもそも「事業者選定手順」からして不正(違法)なのではないか?
そんな疑惑が少し前から挙がっていた。
その件に関連して、議員秘書の末永ゆかり氏から本日以下のような報告が挙がって来ている。
厚生労働省は、自治体側(都も含む)に対して「公法上の契約とする事等は一切指示していない」とのこと。
東京都としては「厚労省の要綱にこう記載されているから公法上の契約に類した契約とする」というような主張でその件の責任を「厚労省側に押し付ける」気マンマンだったが、厚労省側はその点を全否定した、ということ。
つまり本件は「東京都の独自判断」ということになる。
東京都側に厚労省の言い分を否定する証拠文書でももしあるならば別だが、そうでないのなら都はこの点で厚生労働省側への責任転嫁はできないということを意味する。
本件は地方自治法234条違反等に該当する違法な契約の可能性があり、東京都(小池知事や都ファ)の責任問題になるかもしれない。
■3者の「責任の押し付け合い」の流れになってきた?
3者の関係については以前も言及しているので「その41」を参照されたい。
>本件の疑惑で疑われているのは、ざっくり分ければ「Colabo等の民間団体」「東京都」「厚生労働省」の3者となる。
>この3者は「グル、お仲間」という要素も実際あり得るが、一方で疑惑や不適切会計等については「その責任を押し付け合う関係」でもある訳で。
以前(当初)は、厚労省はわりと「本件でColaboや都に対し、グルになって擁護」的な答弁・言動が目立っていた印象。
しかし最近はその姿勢にわりと変化が見られ、「自分達(厚労省)の責任回避を最優先」してColaboや都に対しやや突き放すような答弁の傾向になりつつある印象。
厚労省としてもそれだけ「ヤバい案件」だと既に認識し、自衛・責任回避に入っているのではないかと。
「その41」でも言及した通り、こうした今の状況は小池知事や都ファ側には結構ピンチ?だとワイは考えている。
■渦中の小池都知事は…
それだけではない。
これまで小池知事がColabo関連ではひたすらダンマリ、有象無象の御用記者達も「タブー」として記者会見でもこれまで誰一人としてColabo関連の質問をして来なかった模様。
しかし以下のように川松真一郎都議が「小池知事に質問するぞ!」と宣戦布告!
Colabo問題、小池都知事に直接“追及”へ 自民・川松都議が見通し
さあ盛り上がってまいりました!
というところだったのだが、渦中の小池海苔子さん?はロンドンに行っていて、未だ質問機会は訪れず!
ロンドンロンドンロンドン
楽しいロンドン愉快なロンドン
ロンドーンロンドーン
小池海苔子さん、ロンドンに行ってる場合じゃないだろう?
■浅野議員の新作動画
前回記事「その44」でも言及した、二重払い疑惑等について。
ワイが「その44」の記事をアップしたのが2月1日の未明(早朝)なのだが、そのすぐ後、2月1日の日中にコラボ弁護団が「公金の二重受給」関連で以下のような声明を出している。
【弁護団声明】「公金の二重受給」という事実誤認について
いや、ワイはそんなネームドキャラやないから偶然やろ…
更にそのコラボ弁護団の声明を読んで、浅野議員がその件に言及している。
浅野議員の主張は至極もっともであり、ワイも浅野議員と同じ思いである。
浅野議員の質問の内容は明確なのに、質問に対してはColabo側は具体的には一切回答せず、論点ズラしと言葉遊びで誤魔化して、いつものように「名誉毀損行為に対しては厳正な措置をとることとなります」と逆ギレ恫喝するばかり。
まるで「汚職事件等のスキャンダルで質問に対してひたすら誤魔化して逃げるだけの政治家の答弁」みたいな。
そもそも、
・何故、Colabo側は浅野議員からの正式な公開質問状を受取拒否し続け未だに逃げ続けているのか?
・Colabo側は質問状を開封すらしないで(中身も読まずに)、まともな回答などできるだろうか? いやできない(反語)
つまりColabo側の声明が今回も「ペテン師の言葉遊び的な、具体性皆無の抽象的で幼稚な誤魔化し声明?」でしかないのは自明と思える。
それに対して浅野議員は動画の中で今回
「司法の場で明らかにした方がはっきりするのかもしれませんね」
とまで発言しているので、かなり「本気」モードになってきた気配が感じられる。
うーむ。そのへんはよくわからない。
そもそも浅野議員は、川崎市議会議員であると同時に、川崎市の監査委員でもある。
↑のリンク先に監査委員として浅野議員の名も載っているし、川崎市の監査基準のPDFもある。
その川崎市監査基準にも「財政援助団体等監査」というのが明記されている。
地方自治法で言えば法第199条第7項である。
そして川崎市はColaboに対して「補助金、交付金、負担金等の財政的援助を与えている」立場なので、川崎市監査委員である浅野議員は、職権に基づきColaboに対して任意で「財政援助団体等監査」を行う権限を持っているのではないか。
前述の公開質問状はまだ「監査である」旨の告知まではしていないようだが、あれが「監査の前段階の確認行為」的な位置づけなのだとすると、その「監査委員からの公開質問状」を受取拒否し続け逃げ続ける団体(Colabo)に対し「怪しい」と判断するのは当然であろう。
つまり、訴訟云々以前に、浅野議員が川崎市監査委員としてColaboに対し「財政援助団体等監査」の実施を宣言する、みたいな動きに今後なる可能性があるのかもしれんな。
尚、当記事は以下リンク先の個人ブログが本家である
新日本FC その45:Colaboと厚労省と小池都知事と浅野議員 | zeromebaのブログ (ameblo.jp)