punk syndrome 1

肌寒くなってきましたね。僕はまだ夏です。
どうも、あなたの勇者ぜろ子でございます。

寒くなると憂鬱な気持ちになる人が増えるらしい。僕や僕の周りはどちらかというと夏のほうが危険です。なぜかと言うと暑さで思考力が低下しているので。
今回は(今回も)暗い話になる。希死念慮くんの登場。

僕は「なんとなく死にたい」みたいな軽いものから「自分は死ななければならない」みたいな強い焦燥感に苛まれることがある。双極性障害というクソはさっさと消え去れ。
実際に行動にうつしたことがある。はじめて自殺を図ったのは、仕事から帰ってきて布団に転がり、窓からあふれてくる街灯を見ていたら、突然悲しくなってきて、窓から飛び降りた。このときは、それほど高くなかったことと自然と受け身を取ったことで打撲で済んだ。よかった。
二度目は、同じく仕事後の自室でぼーっしていたら、当時の上司の罵倒が聞こえてきた気がして、罵倒の通りドアノブにネクタイを引っ掛け、首を吊った。意識が遠のき、視界もだんだん暗くなってきた。途中で怖くなってネクタイを首から外した。よかった。
三度目は、上司からのプレッシャーに耐え切れず、手持ちの薬をすべて飲んだ。いわゆるオーバードーズだ。かなり数日意識を失ってたらしいが、普通に目を覚まし、普通に出勤した。
最近は前ほど希死念慮に襲われることはないが、断続的に押し寄せては「死ななければいけない」という焦燥感に襲われる。定期的に窓から落ちてみてアホみたいに「イテテ…」とか言っている。

落ち着きがなくなり、眠れなくなり、部屋の中をうろうろして、意味もなくすスマホを開き、ひとり耐えている。希死念慮への対処法は今のところ、なにもない。ひたすら耐える。
音楽を爆音で聴くと多少気がまぎれるが、眠れなくなる。のどが渇く。枕元に水を用意しておくといい。ネクタイやベルトは仕事の時以外触らない。薬は近くに置かない。まあ、どう対処してもあまり効果はない。

眠れなくても夜が明けると眠くなる。そこで初めて機械じゃなくてよかったと喜んだ。しかし、躁状態になるとそれすらもできなくなり、ただひたすらシミのない真っ新な天井を眺め、耐えるしかない。シミの一つでもあれば少しは気がまぎれるのにといつも思う。無理だ。

希死念慮のことを他人に相談すると、「楽しいことを考えな」「いいこと思い浮かべな」と言われる。無理だ。

希死念慮がひどい人にはわかる、というかひどい人にしかわからないと思うけど、地の底まで落ち込んでいるときは死ぬことしか考えられない。楽しいことやいいことなんて考える余裕がない。いきなり大勢の前で話さなければいけない状況で「リラックス!リラックス!」と声をかけるようなもんだよ。

以前通っていた病院で「何があっても死んじゃだめだよ」と言われたが、そんなの僕も分かっている。でも、急に死にたくなる。
前の職場にいたころ、退職した時期は本気で死にたがっていた気がする。双極性障害になってしまったこと、レールから外れてしまったこと、人並みに生きられないことから来る絶望感。それをなんとかしなければという焦り。いろいろなことで頭の中がめちゃくちゃだった。

望みがかなわないのならが生きていく意味はない。

それからしばらく経って、なんとか働けるようになり、人生を立て直す気になってきた。最近はグチャグチャだった感情がある程度整理され、いろいろなことに諦め、ある程度受け入れらるようになってきた。

今はそこそこいい環境にいると実感している。これからも、僕はなんとか生きていきたいし、なんとか生きていける気がする。将来への展望は真っ暗だけど、これは忘れることにしよう。

しかし、死にたがる要素がないにもかかわらず、死にたくなる。今日は疲れたからここまでにする。初めての二部編成である。いつになるかわからないが近いうちに書きます。頑張るから応援してね。

良い夜を

紙飛行機 / Awich

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