放課後ティータイム

水沢ダウンが高すぎて見る度に「バカがよ」とキレてます。
どうも、あなたの勇者ぜろ子でございます。

みんなは自分と外界の境界線を考えたことはある?
自分の手を見てみると自分の手と背景でくっきり分かれているはずだよね?でも、その境界線ってどこからどこまでと考えたことはあるのだろうか。
「何を訳の分からないことを言ってんだ!」と思われる人もいると思うけど、自分と外界の境界線って意外と曖昧でどこまでも自分でどこまでも自分じゃないです(僕はそう考えてます)。

小さいときから夜寝るときに「自分の輪郭はどこまでなのか?自分の心臓は誰が動かしているのか?」と考えることがある。輪郭は輪郭だし、心臓は電気信号で動いている(みたいな話を聞いた)のでそこまでの話だが、自分はプログラムされた曖昧な存在でしかないんじゃないかと思ってしまう。僕は僕の観察者でしかなく、確かにいるけどいないんじゃないかと不安になる。

自分がそうなら他人と自分の境界線は?僕にとって多分巨大な壁がある。意味がわからないな。
どんなに親しい人にでもこの壁が前に立ち塞がって、何もかもをめちゃくちゃにしてしまうことがある。
多分こうなったのは小学生の頃の出来事があるからだろう。

小学五年生のときの担任は、独裁的な教師だったのをよく覚えている。自分の言うことを聞かない生徒を押さえつける(言葉でも体でも)ような教師だったのをよく覚えている。
そんな大人だったので僕のクラスはあっという間に学級崩壊を起こし、酷い有様だった。電力が落ちたジュラシックパーク、無法地帯だった。そんな話はどうでもいい。
ある日の給食の時間。僕は配膳係をしていた。当時からテキパキ動くのが苦手だった無能な僕は他のクラスメイトにいじられながら配膳をしていた。このこと自体は大して辛くなく、むしろチャンスとばかりにふざけていた。
そんな様子を見た教師は「ウドの大木が」と言ってきた。どこでそんな言葉を知ったのか覚えていないが「ウドの大木」は酷い悪口ということは知っていた生意気なぜろ子少年はキレてしゃもじで教師を殴ってしまった。多分普通にも殴ってたと思う。

こんなことを起こしてしまっては流れは早い。そのまま職員室に隔離、学年の先生や教頭、校長まで出てきた。なんで?先生が酷い悪口言ったからじゃん。その日のうちに親も来て平謝り。いやだから、親は謝る前になんでそうなったのか聞けよ。事情が事情なので学校側からも謝られる。大人同士の謝罪合戦を校長室のソファに座ってただ見ているだけだった。

その後はどうやら和解(?)したらしく担任は何かしらを書いていた。僕も反省文を書いていた。家に帰り親はしこたま担任にキレてたが僕にもしこたまキレていた。親の話を聞いていると、どうやら僕は教育相談センターに通うことになるらしい。

午前だけ学校に行って午後からセンターに行く生活が始まった。
センターの先生は優しかった。僕がいた部屋には教卓を2つ繋げたぐらいの大きさのテーブルに砂が敷き詰められたものや2人用のボードゲームや本が沢山あった。僕はずっと砂をいじっては平にしを繰り返していた記憶がある。先生は優しかったが、ずっとニコニコしているのが怖くてゲームはやりたくなかった。
そこで何を話したかはもう何も覚えていない(話した回数も少なかったせいもあるけど)が、「それ(砂いじり)楽しい?」と聞かれたのはハッキリ覚えている。僕は多分「うん」って答えたと思う。

ずっと学校にいたいのに(それにあの担任は何事も無かったようにいつもいるのに)、途中抜けてここに来るのは苦痛だった。次の日学校に行くと午後誰々がこんなことしてって面白かった話を聞くたびに辛くなった。センターには優しい先生も色んなものも沢山あったがそんなものよりみんなと過ごしかった。

暫くしてから僕、親、センターの先生、学校の先生で途中経過の発表会があった。どうやら親も親で相談を受けていたらしい。なんか変わった?と聞かれた僕は変わってないことを伝えると大人たちは考え込んでいたのを覚えている。そのうち学校の先生が「転校」というワードを出した。その言葉を聞いた瞬間に、何故かそこまで遊んでいなかったけどすごい優しいクラスメイトのひとりのことを思い出して泣いてしまった。意味不明である。とにかく転校はしたくないことを泣き喚きながら訴えたんだと思う。

このことがあって転校の話は消え、いつの間にかセンター通いも終わっていつもの学校生活に戻ったが、どんなに訴えても大人は自分の声なんて聞かなくて、正答を出そうとすることだけがわかった。
このころから自分と他人の間にどうしようもない壁があるような気がする。特に家族とは完全な他人であるような感覚に苛まれている。今までずっと苦しんでいる。

いい子ちゃんにしていればいい、自分の本音じゃなくて他人が求める答えを正しく言っていればいい。
最近は自暴自棄なのかかなり好き勝手生きているが、一度染み付いた癖はなかなか抜けない。

まぁ、僕は超楽観主義者なのでそのうち何とかなるんだろうけどね!!!!まとまんなくなってきたから終わり!

良い夜を

mood aphroditegang / 舐達麻

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