ゼロ高への転校、絶対反対?
ゼロ高の内藤です。
ゼロ高の面談を通じて、そうかもな。ということをまとめました。
どこかのご家族の話し合いの役に立てばありがたいです。
親が自分のやりたいことを理解してくれない?
「親が自分のやりたいことを理解してくれないんです。どう説得すればいいですか?」このような相談が私のところへ来ます。
なぜ本人とご両親の中で、理解の差が発生してしまうのかについて、面談を通じてわかったことがありました。
ゼロ高では、生徒本人とご家族の間で、ゼロ高へ入学されることについてきちんと話し合いがされているかを面談で確認しています。
その際に、生徒がご両親ときちんと話し合われてない状態で面談がはじまってしまい、なぜか私も一緒に家族会議に参加している。という状況がありました。
特に、進学校に通われていて、成績が上位の生徒によくありました。
なぜか?
他の生徒と比べても、現状への適応が優れいているのに、なぜその適応できている場を離れる必要があるのか理解ができない。
ということが、多くの理由でした。
ご両親としては、お子さんが他の生徒と比べても現状に適応して、物事がうまくいっている。そのまま良い大学へ入ってくれればいいのに、なぜリスクをおかして他の高校へ、ましてやゼロ高に転校する必要があるのか。
まったくもってごもっともで、私も小さい息子がいますが、息子が進学校へ通っていたら、同じ発想を持つと思います。なぜ?と。
その理由は、生徒本人と会話をすることで理解をすることができました。
ゴール地点はどこか
ご両親「進学して、良い企業へ就職を」
生徒本人「自分の人生を自分できちんと生きたい」
この差目標地点の差が、論点の差につながっていることが多いです。
ご両親
就職までをゴール設定
生徒本人
進学や就職のその先
大学に入って何をするのか、何のために就職をするのか、状況への適応が得意な子ほど、より先について理解できてしまうため、今から状況を変えていく必要があるという結論に至るようです。
進学校や偏差値に関わらず、自分の頭で考えて、既存のシステムに自分なりの疑問を持つことができる子が、ゼロ高への入学を希望されています。
「自分の人生を自分できちんと生きる」
このゴール地点の認識に違いがあることに気付かず、話し合いをしても埒が明きません。「自分の人生を自分できちんと生きる」などということは、全くもって不確定であり、社会へ出て、自分でやってみないとわからないことです。それも100%主観でしかありません。
親としては
- 正解があるなら正解の道を歩ませたい
- 正解の道などというものがないものわかっている
- 少なくとも現状がうまく進んでいるならそのまま進んでほしい
- 行ける大学へ行って、少しでも安全な団体へ就職してほしい
- 少しでも元気で過ごしてほしい
という願いを持ちます。生徒本人の願いとの差はとても大きいです。
そうして、必然的に転校に対する認識へ差が出てきます。
面談時に
ゼロ高では、面談のときに、このような背景があるご家族に対しては、ゴールの差が議論の根底にあるのではないか、こういう考えもあるのではないでしょうか?と、一緒にお話をさせて頂いています。
この記事が、少しでもどこかの家族の将来についての話し合いの役に立てば幸いです。
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