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レノファ山口vs清水エスパルス 【2-0】マッチレビュー
首位清水エスパルスをホームに迎えての大一番。3連勝のあとアウェイでドローと、ここ4戦負けなしとグイグイ順位を上げてきているレノファ山口。すでに両チームとも岡山と対戦を終えており、特徴をある程度知っているチーム同士の対戦ということで楽しみな試合でした。
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結果的には2-0で志垣レノファの完勝!といっても差し支えない試合でしたね。いや、マジで強い!先制して追加点をとり、バタつくことなく安定してゲームを進めそのまま逃げ切る、と。さすがに5位と上位に食い込んできただけの実力をいかんなく発揮したビッグマッチだったなぁと思います。レノファ山口はこれで前半戦6位以上を確定させており、後半戦もPO圏内以上を狙える位置につけています。ちなみに、山口が前半戦を6位以上で折り返すのは2018年以来とのこと。
対戦相手となった清水エスパルスはオーバーJ2の戦力を持つ図抜けた存在です。得点は33でリーグ2位。こういう相手と対戦する時の鉄則は、絶対に先に失点しないこと。戦力的に上の相手に先制点の優位を与えてしまうと、さらに余裕が出てきて差を埋めるのが難しくなります。
押し込まれるととびぬけた技術を持つ選手がそろっているので、山口ゴールにへばりつく格好になるのは避けたい。「山口は受けて立つというより、勇気をもって前にチャレンジしてくるかなというのは予想できる」と解説の中島浩司さんも言ってましたが、そういうこともあって前からプレスに行きましょうと。それが見事にハマったゲームでした。
スタメン
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山口は変わらず442。FW梅木がこの試合も欠場しており、山本が先発。若月との2トップ。ボランチの相田がケガで不在ということで、佐藤が先発。右SHには吉岡をチョイス。
清水は4231。トップ下に乾を置き、北川をトップに据える。とはいえ、これは一応表記の上での話で実際の試合では少し立ち位置に変化が加わるのであとでその辺をじっくりとやりましょう。まずは、両者のかみ合わせをチェックしてみます。
かみ合わせをチェックしてみる
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両者ともに442系の並びだということで、比較的誰が誰を見るのかはっきりしやすい対戦になってました。この点はこの試合を考えるうえでかなり重要なポイントですね。4231もFWがタテ関係っぽい感じだなと解釈すれば442の仲間みたいなイメージで思っておけばOKかなと。ただ、トップ下が置けるのでこの点だけは注意が必要。なぜなら誰が見るのか?がはっきりしにくく、「浮き」やすいからです。
清水がボールを「運ぶ」とき
清水はロングボールをほとんど蹴らず、基本的にショートパスをつないでボールを運ぼうとします。その際には少し立ち位置を変化させてきます。
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まず1、右サイドですが右SHのルーカス・ブラガを中に入れてその分右SBの原を高い位置に送り幅を取らせます。ルーカスはFW北川の近くに置いてそのままFWとしても使っていく。
一方逆サイドは左SHの矢島を落としてきて、サイドアタッカーというよりは3人目のボランチのような使い方をする。これは岡山との対戦時にも見せてきていた形。「矢島落とし」だ。
さらにはトップ下乾にはかなりの自由を与えており、右に行ってもよし、左に行ってもよし、中盤の底に落ちてもいいし、FWに並んでもいい。好きにやっていいよ!という印象。ちなみに、FWの北川も落ちてきてボールを引き出せるので、後方からボールさえ出てくれば!という感じです。
乾や矢島はやや捕まえにくいポジションを取るし、彼らのパス精度は際立ったものがある。「前向き」を作られてパスを出されると、一発でやられかねない。しかも前線には元日本代表で今年すでに8点取ってる北川がいる。
ということで、おそらく清水はこういうことをもっとやりたかったのでは?というのが、38:30あたりのこのシーン。
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山口の前プレをかいくぐって、乾にパスをつなぐ。そして乾が「前向き」を作り、そこからスルーパスを山口の最終ラインの背後に。そこに北川が走り込んでというシーン。このシーン自体はオフサイドになったものの、山口の守備をかいくぐってラストパスにこぎつけていて、こういう形をもうちょい作りたかったんだろうなぁと。
ただ、作れなかった。作らせてもらえなかった。なぜかというと、山口の前プレがハマっていたから。解説の中島さんの予想通り、志垣レノファは清水に対して前からプレスに出て「防ぐ」構えに出ました。
山口の前プレがハマりにハマる
かみ合わせのところで見たように、清水の4バックに対して山口の2トップ+両SHの4枚が対抗することで数的に同数になりプレスがハマりやすいという背景がありました。
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清水の最終ラインからボランチへのルートをまずは若月・山本の2トップで遮断する。そうすると清水はまず左サイドの山原へとボールを送ります。清水のビルドアップは左からの展開が多いんですよね。おそらく左の方が「矢島落とし」や「乾浮かし」とかも使いやすいということもあるでしょう。
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さて、サイドにボールを持ってったらそこからは「矢島落とし」や「乾浮かし」を使いたいところですが、矢島に対してはそのまま前がつく。そして乾に対してはかなり丁寧に佐藤が消していました。さすがに逆サイドに乾が出てったときは無理ですが、さっきの38分のシーン以外では前半で乾に自由を与えたシーンはほとんどなく、見事に自由を奪っていたと思います。
そうなると清水は、最終ラインから前に「運ぶ」をやりたいけれど、そもそも「レシーバーが自由じゃないよ!」って状態に陥りうまく運べない。そこへ山口のプレッシャーが飛んできてボールを失ってしまう。前半はこのような感じで清水ボールなのに清水コートでボールを奪われるシーンがかなり多かった。山口としては「してやったり」というところだったことでしょう。
では、清水はどうしたらよかったんだろう?と考えると、まあ、清水の事情が分からないのであれですが、たとえばこのシーンだと、「矢島落とし」をやると前が食いついてくるのでSB裏のスペースが空く。ここに誰か走れるといいなあというところなんですよね。しかし、このチームは両SHがあまりサイドの奥の方を取る形をとらないのでちょっと難しいのかな?と。
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試合中ちょくちょく見せていましたが、山口の守備を左に寄せておいて右にサイドチェンジというのは悪くなかったかなと。しかし、それも最初から意図したという感じというよりも仕方なくという印象が強く。なんだろう?もうちょいロングボールを意図的に織り交ぜて山口の前プレをいなすやり口はあってもよかったんじゃないかなあと。言葉悪いけど、馬鹿正直に山口の前プレにお付き合いしちゃった感は否めなかったですね。足元足元では読みやすいですし、裏ももうちょい見せておきたかったかなと。
前プレ、回収、カウンターで完璧な先制点
ちなみに、こうした両チームの特徴が「うそでしょ?」ってくらいマッチしたのが山口の先制点のシーンですよ。「あ、この流れで点取れたら完璧だな?」と思ったらマジで取るのかよ!って思った(笑)
ちなみに、ハイライトではボールを奪ってからの崩しのシーンが見れますが、そこに至るまでの流れも素晴らしかったんです。やはり、清水はボランチへのルートを消されると左サイドへ展開する。
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そしてそこを前プレで制限をかけられると、今度はショートパスで右サイドにボールを逃がしていく。山口はそこにも制限をかけていって、右サイドのタッチライン際からのタテパスでミスを誘ってボールを回収。清水コートのこの位置でボールを奪って、中央の吉岡へつなぎ、あとはハイライトどおりの流れにという形でした。まさに、前プレ、回収、ショートカウンターと、狙い通りの先制点だったかなあと。
清水の前プレとセカンドボール回収
今度は山口の立ち位置の変化を見ておきましょう。個人的にはもう4試合も観てるのでおなじみになってきてるんですが、志垣監督のレノファ山口はこのように立ち位置を変化させます。
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まず、左SBの新保を高い位置に送りのこりの3枚で3バックを形成します。そうして後ろでボールをキープする安定感を確保する。そして左SHの河野を中に入れ、インサイドでのパスコースおよびセカンドボールの回収の底上げをします。逆サイドでは右SHの吉岡が場合によっては落ちてきてボールを引き取る。それ以外の場合では河野と同じようにインサイドに折りたたむことが多い。このような立ち位置の変化を見せます。
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この試合、清水も乾を一列あげて442で前プレに出ていました。山口はあまり細かくつながないのでロングボールを使って中盤を省略するんですが、その際にFW山本の高さを使うばかりでなく、右サイドからのロングフィードでボールを逃がすってことをやるんですよね。
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それを清水がはね返してこぼれ球になった場合、セカンドボール争いになるわけですがこのようにDFラインと中盤、あるいは前線のラインの間に落ちることが多く、ここに山口の選手が前向きで関与しやすい。すると、セカンドのボール回収率が高くなってくる。
山口としてはロングボールで清水の前プレをキャンセルでき、なおかつそれを回収すればボールを捨てたことにならない。一方清水は前プレに行った上に、スペースとボールを明け渡し、バタついた対応を強いられるので前プレの収支があわないってことになる。
強力なFWが清水の弱点に?
試合開始前のアライバルインタビュー(スタジアムについてすぐのやつ)で志垣監督が「(清水にも)スキがないわけじゃない」と言っていたのが印象的でしたが、おそらくそのひとつがこれかな?と思うのが、清水の弱点だろうと思しきポイントです。2点目のシーンを見てみます。
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山口はダブルボランチを左サイドに出していきます。清水はここから山口の前進をストップしながら守備の態勢を整えたい。ここから新保→田邊→河野とパスが渡っていきます。ここは清水の守備に注目したい。
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田邊→河野へ勝負のタテパスが刺さった瞬間の配置がこんな感じ。清水の北川・乾が前であまりフィルター役となってくれないので、その分やむを得ずボランチの白崎がつり出されています。清水の442を線で結んでみるとこのように、中盤のラインが間延びしていて真ん中にぽっかりとスペースが。さっきのロングボールからのセカンド勝負の話もそうですが、この試合の清水は全体的に守備のコンパクトさに欠けていて、たまに真ん中にスペースが生まれます。多分、ここは共有されていたはず。
ハイライトで2点目のシーンを見てみてほしいんですが、河野も新保も佐藤も、みんな清水の中央のスペースをチラっと見てる・・・気がする!まあ、ホントかどうかはわからないですが。
ここでも河野をインサイドにいれる4222的な活用法と、彼のターンのアイデアは素晴らしかったなと。ダブルボランチのひとり白崎はボールに食いついているし、もうひとりの中村は河野を無視できない。したがって、中村をはがせば真ん中にたっぷりスペースができる。
さっきも言ったように清水の前線はそこまでは戻らないので、ボランチを剥がしてしまえばフィニッシュに辿りつきやすくなる。矢島も絞ってこないですし。そこに侵入して素晴らしいミドルを放った佐藤謙介のシュートも完璧でしたし、見事な追加点だったなと思います。
清水としてはダブルボランチの前でもう少し前線がフィルターをやってほしいなというところでしょうかねえ。しかし、ある程度前残りぎみにプレーするのも許容している感じもあるのでなんとも。前残りからのカウンターで個の力でねじ伏せられる可能性もあるし、守備がルーズになって失点につながってしまうこともあると。しかしまあ、山口と清水の守備の考え方の違いがすごくよく出てるシーンかなと思います。山口の守備だとまずこういうのはあり得ないので。
ということで、幸先よく2点を先制し前半を最高の形で折り返した山口でした。一方の清水は前プレで運べず、セカンドも拾えず、ペースをいまいち握れないまま2失点してしまうという非常にマズイ流れ。
山口の2点リードで迎える後半の考え方
山口は2点のリードがあるので無理をする必要はない。手堅く守りつつカウンターでもう一刺しすれば3-0で清水に致命的なダメージを食らわせることができる。そうでなくとも、後半0-0で十分勝てる。しかし、失点だけは避けたい。
「1点差しかない」という心理的なプレッシャーは意外と軽視できない。もし清水に早い時間で得点を許してしまうと、メンタル的にもかなりめんどくさいことになるのでとにかく点だけはやらない。そこが重要だったかなと。
逆に清水はこのままでは敗れてしまうので、なんかしら動きを見せたい。できるだけ早めに得点を奪えば先述の通り山口にプレッシャーをかけることができる。仮にカウンターを食らうとしても、なにもしなければそのまま負けるだけなのでリスクを背負っても出なければ、というところでしょう。
442に変更して裏狙いに出る清水
そういうわけで巻き返したい清水は、矢島・ルーカスに代えて千葉・松崎を投入し442へとフォーメーションを変えます。一方の山口は清水の出方を見定めたいということか、後半開始直後は前プレを控えミドルプレスで様子をうかがいます。
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前プレをやめて構えた分山口の前からの圧力が下がり、ボールを持つ余裕が生まれた清水はCB陣やSBからのロングボールを増やしていきます。右→左のサイドチェンジで乾・山原のコンビを高い位置に送る。あるいは、山口の最終ラインの裏のスペースへとボールを送る。
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こうすることで山口の最終ラインを押し下げ、MFのラインとの間にスペースを作る。もしそのままボールが収まるなら、山口を押し込めるというところじゃないでしょうか。
しばらく様子をうかがっていた山口は、清水のフォーメーションと選手の立ち位置を確認。乾が左SHに入り、右SHにそのまま松崎が収まる。結果的には4231→442へと変更する形になっていました。そうするとどうなるのか?
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4231から442へと変更したことで、マッチアップはこのようになります。442vs442はいわゆるミラーゲームというやつで、それぞれのマッチアップがはっきりする格好に。
注目なのは赤色のマッチアップ。清水の後ろ4枚に対して、山口も前4枚と数的同数は変わらない。したがって、清水の最終ラインに対してプレスに出ても効果が見込めるだろうということで、山口は再び前プレに出ます。
一方の清水は、4231のときのように「矢島落とし」や「乾浮かし」を使って山口の守備の手の及ばない選手を作りにくくなっていきます。さらにはプレスに出てもくるので、なかなかに出しどころがない。
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清水は山口の守備ブロックの外周を回る時間が長くなり、かなり攻めあぐねてしまった後半でした。山口は実によく守っていたと思います。後半は疲労との戦いでもあるので、消耗する選手をフレッシュな選手に交代させつつ逃げ切らねばなりません。
逃げ切りをはかる山口の交代策
57分に佐藤に代えて板倉を投入し、右SBとします。そして右SBだった前をボランチへ移動。前は3バックの一角を担いかなり長い時間をCBとしてプレーするので消耗度が少ない。ゆえにボランチに移動させてそのままプレーさせられる。
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次に重要なのが66分の若月→末永。野寄→山本のところ。これは山口の守備の生命線とも言ってもいいと思います。清水のボール回しを阻害するにせよ、押し込まれてからのセカンドボール拾いにせよ前線の機動力がチームの守備力に直結するので、ここが動けないとどんどん清水に押し込まれてしまうのでなんとか対抗する力をキープしなければならない。
そのために2トップに河野、末永とし、野寄を入れて前線4枚の運動量の低下を防ぐ。この2トップはユース上がりのコンビですよね。うらやましい。こうしてみると持久力が高く長くピッチで動ける選手がいかにありがたい存在なのかがよくわかる交代でもあるなあと。河野、吉岡とかめっちゃ走ってますからね。
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そしてリードを保って逃げ切り態勢に入ったのが次なる交代でした。新保に代えて沼田、河野に代えてシルビオ・ジュニオールを入れて541とします。もうこれは前から清水を邪魔しよう!という狙いではなく、後ろのスペースを埋めてがっちり守り、跳ね返して逃げ切ろう!という体勢。山口の逃げ切りを実現した一連の交代策は順当なものだったなあと。
541へのチェンジの前に捕まえたかった清水
この541というフォーメーションはボールは持たれる可能性が上がるかわりに、背後のスペースがマックスで殺せる並びなので、かなり固いんですよね。なので清水としてはなんとか逃げ切り態勢に入らせるまでに捕まえたかったところでした。
そんな中、決定機が2つあり、どちらもバーとポストを叩くというビッグチャンスだったんですが、なかでも71分20秒のシーンはこの試合もっともよい攻撃だったと思います。
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後半も自由な役回りを与えられていた乾ですが、このようにボランチの位置まで下りてきてボールを引き出します。
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乾が最終ラインからボールを引き出して、あれだけ苦労した山口の守備ブロックの中への侵入を成功させます。ボールをひきとって松崎へ、松崎→北川と渡り右に張っていた原へ。そして、原が左足を振りぬくと惜しくもバーを叩くシュートになった、というシーンでした。
このシーンの他にも同じように乾がボランチの位置でボールを引き出すシーンがあり、山口の守備を崩すために乾の自由なポジション取りがカギとなっていました。山原の直接FKもポストを叩いていて、どちらかがもう少し早く決まっていれば!というところだったかもしれません。まあ、山口はよく守っていたと思いますよほんと。
ということで、見事逃げ切った山口が去年大敗を喫した清水相手にリベンジを達成。7000人を超えるお客さんの前で最高の勝利を飾った一戦でした。
レノファ山口の試合を4試合見てきて思うこと
今シーズンは、vs岡山、vs甲府、vs藤枝、そしてこのvs清水と志垣レノファを断続的に見てきました。もちろん、毎試合見てるわけじゃないので解像度は微妙だとは思いますが、さすがにこの順位にあるだけのチームになってきているなと思います。なかなか清水には勝てないですからね言うても。
守備の方ではまずはリトリート、ミドルプレスでしっかり守れる守備を整備しつつ、この試合で見せたように前プレにも出られるようになってきており、着実にできることが広がっている印象ですね。しかもそれで失点数リーグ1位なわけですから。
攻撃の方もロングボールを使った前プレ対策を含め、リスクの少ない展開を得意としていますし、守備力いいチームなので先制すれば!というところでしょう。
問題はやっぱり夏なのかなと。まずは有望な選手がJ1に引き抜かれる可能性。あとはFWとSHにけが人が出てしまうとおそらく今の守備の強さを維持できなくなってしまうと思うので、そこは生命線になりそうだなと。
2018年は2位でターンし、その後失速してしまいました。なのであの二の舞だけは避けたい!というところでしょうが、戦力さえキープできれば多分そのまま調子を維持できるんじゃないかなと思います。というのも、ベースとしている哲学がそもそも違いますし、ボールを持って戦っていくチームよりもより堅実だなと。大崩れしにくいチームになっていると思います。
さて、8月31日の岡山戦ではお互いどんな順位で迎えることになるのか。というかけが人は戻ってくるのか?戻ってくるよね??岡山もいまだ戦力的にはどん底の状態ですが、お互いいい状態いいゲームを見たいところです。
清水エスパルスを2試合見て思ったこと
まず、この試合を見て思ったのが「岡山戦と全然違うじゃないか!?」ということでした。まあ、フォーメーションとかもろもろ違うのでもちろん一緒くたには出来ないんですけどね。それにしても、守備のルーズさはなんなんだ?という。
岡山戦のときは連勝の真っただ中でめちゃくちゃ強いな!という印象しかなかった。FWも戻って守ることをいとわないし、スキを見つけるのが非常に難しいゲームでした。メンバーが変わったところなのか?それとも別に要因があるのかわかりませんが、岡山戦で見た姿とはだいぶ違うなという印象でした。
守備のみならず攻撃の方でも共通して「どこか他人任せ」な印象は否めず、味方のプレーを見てるシーンが多いんですよね。剥がすの待ちとか潰すの待ちとか。もしかしたら泥臭い守備のベースを通って、少しづつ前残り要素というか守備に注ぐ力を攻撃に傾けられるようにみたいなことがあるのかもしれませんが、ちょっと気になるポイントでした。
まあ、とはいえ、この戦力ですし大崩れはないんだろうなあ。長崎が肉薄してきているのも刺激になるでしょうし。6月末に岡山との対戦があるので、そのときにどんな姿になっているか?楽しみにしたいと思います。
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