岡山vs長崎をマッチリプレイするファジサポのAとB
B「あのさあ」
A「お、どした?」
B「俺ももうちょっとサッカー詳しくなりたいんだけど、どうしたらいいと思う?」
A「え、どしたの?急に」
B「前々から少しくらいはわかるようになりたいって思ってたけどさ。何試合見ても全然わかんねえなこれって思って」
A「ああ」
B「もうこれは他人に聞いて教えてもらったほうが早いな!って思ってさ」
A「確かにそうかも」
B「Aはサッカー詳しいじゃん?」
A「うーん、詳しいかどうかはわかんないけど長く観てきてるから多少は」
B「だから、俺にいろいろ教えてほしいんだよ」
A「わかった。じゃあ、ちょっとやってみよっか。Bがサッカーに興味持ってくれるのはうれしいし」
B「ありがとう!いやー、近場に相談できる人がいて助かった」
A「さて、どういうやり方がいいかなあ。自分はまだ見てないんだけど、岡山vs長崎の試合は見に行ったんだよね?」
B「もちろん!3位vs4位のビッグマッチだったしね。いやー、あの勝利は気持ちよかった!」
A「よし、じゃあ長崎戦をDAZNでリプレイしてそれを一緒に観るとするか」
B「あ、もう一回見るの?」
A「そうそう。この場面ではこう考えたとか、この場面はこう解釈した、みたいなことを挟みながら見直してみるのが1番いいかなと思って」
B「Aがそのとき何を考えてたのかがわかるってことだね?」
A「そういうこと。実は自分も大学生のころサッカー部のやつに解説してもらいながらサッカー見たのがすごくおもしろかったんだよ」
B「へえ」
A「自分より詳しい人が、何を考えててどこ見てどう受け止めてるのか?その過程を知るのってこんなに勉強になるんだなってその時思ってさ」
B「そうなんだ」
A「やっぱり自分より詳しいひとに適時解説してもらうのが1番だよ」
B「でも、俺さっぱりサッカーわからんけど大丈夫?」
A「大丈夫。ポイントと試合の流れを中心に話していくし、気になることがあればその都度聞いてくれたらいいから」
B「よし、じゃあお願いします」
《おしらせ》
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試合前
B「長崎が3位、岡山が4位で勝ち点差が8」
A「いわゆる6ポイントマッチというやつだね」
B「岡山が勝てば、長崎との差を5まで詰められる試合だった。試合前はなんかやっといたほうがいいことある?」
A「いや、特には」
B「え、いいの?フォーメーションとかなんとか」
A「スタメンを軽くチェックしておくくらいでいいかな」
B「まあ、とは言えフォーメーションとかもよくわからんのだけどな」
A「その辺は慣れてからで大丈夫だし、わかんないことはわかんないまま放置でOKだよ。それより自分のチームがどういうチームで、どうやったら勝てそうか?みたいなことの方が大事だな」
B「というと?」
A「今年の木山ファジってどういう特徴があると思う?」
B「そうだな、守備が固い。あと、点が取れない」
A「だよね。クリーンシートが15試合を越えるチームだから、失点を少なくして戦えるチームだと言えるよね」
B「うん」
A「そうすると、相手からすれば岡山から点を取るのは難しいってことになる」
B「あ、長崎側のことは考えてなかったな」
A「岡山が先制すれば逆転するのはさらに難しくなる。逆に岡山は先制さえしてしまえば、ほぼ負けはないだろう」
B「なるほど」
A「問題は先制できるかどうか」
B「なかなか点とれなくてドローみたいなパターンもあるしな・・・」
A「ここは絶対勝ちたいゲームだから、とにかく先制点が欲しい。それさえ取れたら守備はリーグ屈指だから勝つ可能性は高いだろうな、みたいな感じでかるく予想しておく」
B「ふむ」
A「大事なことはどういうシナリオだったら勝てそうかな?って妄想しておくことなんだよ。まあ、これもできたらやってみてって感じ」
B「わかった。ちなみにAは長崎についてはチェックしてるの?事前に」
A「いや、全然」
B「あ、そうなの?」
A「事前に予習とかできればしたいけど、時間がなくてできないから今の長崎がどうなのか?とかさっぱりわかんないね」
B「なんだ、みっちり情報仕入れているのかと思った」
A「そういうときもあるけど、この試合の長崎に関してはなんもやってないね。だから、いつもだいたいぶっつけ本番」
B「そうなんだ」
A「情報も集めれたら集めておくといいよ、くらいでそんなに気合入れなくても大丈夫だよ。自分だって長崎の選手知らない人いっぱいいるし、最近どんな試合してるのかも知らないしね」
B「結構適当でいいんだな」
A「うん、遊びなんだからリラックスして楽しもう。知らない・わかんないことはそれでOK」
B「了解。ちょっと肩の力を抜くよ」
A「よし、じゃあ行ってみよう」
試合開始~15分まで
B「キックオフ直前で、両チームが位置についてるね」
A「ここでちょっとストップ」
B「へ?いきなり?」
A「キックオフの前は選手の並びをチェックしやすいので、ここでまず長崎はどんなフォーメーションなんだろう?って観察してみるんだ」
B「ほう」
A「長崎は後ろ(DF)から、3人・3人・4人で並んでいるよね」
B「うん」
A「だから、多分このチームは3バックなのかな?って軽く予想しておく。でもそれで決まりってわけじゃないから、試合が動き出してみて確認していく」
B「でもさ、マッチデープログラムとかDAZNの中継のフォーメーション予想があるじゃん?」
A「あれはあくまで予想だからね。試合では別の並びにしてきました!ってこともあるので、実物を見てチェックしておくのがいいね」
B「わかった」
A「誰がどこに立ってるのか?はサッカーではすごく大事なことなので試合中は背番号を見て位置をちょくちょく確認したりしてるよ」
B「でも、わからんくならん?」
A「さっきも言ったけどわからんくなったら、わからんくなったでOK」
B「そっか。つい勉強しよう!と思って力んじゃうわ(笑)」
0:07
A「キックオフされたあと、長崎はうしろにボールを下げて回し始めたよね?」
B「うん」
A「こういうチームはボールをつなぐことにこだわりが強いチームが多い場合が多い」
B「へえ!」
A「だからこの時点で長崎は攻撃のときにショートパス主体で行きたいチームなのかもな?と予想できる」
B「まだ10秒経ってないのにそんな予想ができるのか・・・」
A「あ」
0:10
B「え?どうしたの?」
A「いま長崎のDFが4枚になってるから、これは4バックかもな」
B「ほう」
A「そしてボランチの位置には一人しかいないから、この選手がたぶんアンカーなんだろう。これはたぶん433だろうな」
B「ワンボランチってやつか」
A「こんな風に試合がはじまってから相手の並び方を読み込んでいけばいいよ。まあ、慣れたらだけど」
B「うん、わかった」
2:17
B「田上からのロングフィードが左サイドに飛んでった」
A「そこに走り込んだ末吉に触らせないために、長崎が外に蹴りだす。これはいいプレーだね」
B「ほお、どうして?」
A「サッカーはボールを前に運ぶスポーツだから、田上→末吉のチャレンジをしたことでCKをゲットしたでしょ?」
B「うん」
A「すると、田上のいたところからかなり前方にボールを運ぶことに成功している」
B「そうなるね」
A「運べば運ぶほどゴールする可能性は上がるわけだから、これはいいプレーと思っておいてOK」
B「わかった。前に運べる事=いいことって覚えとく」
A「しかもCKだからね。パス一本でおいしいプレーだった」
3:33
B「長崎のゴールキックだけど、岡山はかなり前から守備してるな。これ前プレっていうんだよね?」
A「そう、前からプレッシャーをかけることを略して前プレと言う」
B「早川がGKに寄せると、GKは大きく蹴りだした」
A「ここ、ちょっと注目だな。ロングボールは結局どうなった?」
B「長崎の前線の選手には届かずに、そのまま岡山ボールになってる(3:38)」
A「つまり、岡山がボールを”奪う”ことに成功してるわけだ」
B「ほお」
A「前プレ行く→長崎がセーフティに蹴る→岡山が回収。こういう流れになってるでしょ?」
B「確かに」
A「岡山サイドからすれば、前プレに行って可能性の低いボールを蹴らせてボールを取り上げたわけだから、これもいい守備だ」
B「あ、そういう解釈でいいのね」
3:53
A「ここで長崎の守備を見てみて?」
B「ええと、これは442?」
A「そう442。すると長崎は攻撃時には433守備時には442で守るスタイルをとってるんだろうな」
B「へえ、なんでなんだろう?」
A「433はそのままでは守備がしにくいフォーメーションってよく言われてる。だから、形を変えて442にしてるのかもしれないね」
B「いや、でもこんなん言われなかったら見逃してたな・・・」
A「こんな風にピッチの中にはいろんなヒントが落ちてるんだよ。それをどれだけ拾えるか?が鍵ってわけさ」
B「どうやったらうまく拾えるようになるの?」
A「それは何を見ようとするか知ってることがまず大事。ここでも、長崎はどうやって守るつもりだろう?って思わなかったら見逃しちゃうでしょ?」
B「そうだねえ」
A「次に、慣れだね。とにかく見つけてみよう!ってトライする回数を増やすこと。これに尽きると思う」
B「それって俺でもできるのかな?」
A「もちろんできるよ。自分だって最初さっぱりなんにもわからなかったんだから。慣れだよ。大事なのは」
B「やっぱ数か」
A「GKブローダーセンから岩渕、このキックすばらしかったな。そして岩渕からサイドチェンジが入る(3:56)」
B「右WBの本山へのパスだね?」
A「うん。さっきの田上→末吉もそうだし、この岩渕→本山もそうだし、この試合の岡山の攻撃の手筋はWBを使ってワイドに攻撃を展開していきたいというような狙いを感じる」
B「なるほど。このシーンも長崎はタッチラインに蹴りだして岡山のスローインになったから、これもいい攻撃?」
A「そう!ボールを前に運べているからね」
5:45
B「長崎のクリアを竹内がヘッドしたけど後ろにそらしちゃったね」
A「うーん、ここはちょっとミスってしまったな」
B「マテウスがボールを持って前進していくな」
A「こういうときはボールから視線を外して、周りの状況を見よう(5:48)」
B「ほお」
A「岡山の最後列には誰がいる?」
B「鈴木喜丈」
A「では、長崎の方は?」
B「センターサークルにもうひとり攻撃の選手がいるね」
A「すると、マテウスの突破も怖いけど、フリーの選手にパスが出るとマズい。逆に岡山の守備は戻り切れていない」
B「これはヤバそう・・・」
A「こんな風に局面にどの選手が絡めそうか?はチェックしておくといいね」
B「最終的には事なきを得たけど・・・」
A「ミスがらみとはいえ、岡山は大きなピンチを招いてしまった。こういうシーンは気をつけたい。ここで先制点をそのまま取られていたら難しい試合になっただろうからね」
B「そうか、試合前の予想がここで効いてくるのか」
7:26
A「長崎の2トップの脇から右CBの阿部が持ち運ぶシーンが2つ続いたね」
B「あれ?ほんとだ」
A「長崎はミドルブロック、センターサークルの頂点くらいから守備を開始するみたいだけど、どうもFW2人の守備に緩慢さがあるみたいだ」
B「なんかあんまり粘っこくはないよね」
A「阿部が2トップの背後まで持ち込んで、フリーで左サイドにパスを送ったでしょ?(7:28)」
B「うん、こうしてみるとびっくりするくらいフリーだ」
A「そうして末吉が前を向く。またしても岡山は低リスクでボールを運ぶことに成功してる」
B「ああ、そうか!」
A「WBを使ってワイドに攻めるという手筋も、前の2例と同じだな」
B「おお!」
A「この長崎の前線の守備の緩慢さはつけ入るスキがありそうだね」
B「でも、なんで長崎はそういう守備にしてるんだろう?」
A「詳細はわかんないけど、長崎のFWは見た感じ守備が得意じゃないのかもしれない。その分攻撃にパワーを残させたいのかもね。守備で走り回るより、攻撃のときにガツン!と結果だしてくれればいい、そういう感じなのかもしれない」
8:08
B「岡山のビッグチャンスになったシーンだね」
A「左サイドの奥、末吉から竹内へのパスをワンタッチでリターンして末吉が抜け出すシーンだな。確かにここはビッグチャンスだ」
B「これ、なんでこうなったのかな?」
A「末吉を見ていたマルコスが一瞬棒立ちになっちゃったな。(8:13)そこを見逃さす抜け出した末吉の動き出し、竹内のジャストなパスもすばらしい。こんな風にサッカーでは前向きにプレーできることが大事なんだ」
B「前向き?」
A「サッカーは前にボールを運ぶスポーツだから、前向きを作ることが大事。前向きじゃないと前にボールを運べないんだよ。パスするにせよ、ドリブルするにせよね」
B「うん」
A「しかも、このシーンのように相手ゴールに近い位置で前向きが作れたらそれだけ得点可能性が上がる。前向きを見逃さないようにするだけでも観戦体験はずいぶん変わるから絶対やったほうがいいよ」
B「わかった!前向きを作る、ね」
A「ここまでで、双方ともにビッグチャンスをひとつずつ作った格好になるね」
9:46
B「岡山はたてつづけにCK」
A「ここはどこのコースにボールを蹴り込んでいるか?をチェックしたい」
B「さっきは近いところでヘッドだったけど」
A「ここもニア(近いところ)に合わせてきてるね。もしかしたらそこがねらい目だというスカウティングがあるのかもしれない。回数が増えると、前とは違うパターンで裏をかくとかもあるし、どのへん狙ってるのか?は覚えておくといいかも」
B「いやー、しかし、ここのクロスから田上のヘッド惜しかった!(9:55)」
A「惜しかったね!本山からのふんわりクロスもすごくよかった。これで岡山はビッグチャンス2つ目だ」
B「いい感じだな、こうしてみると」
A「この後のシーン、GKがすぐにロングボールを蹴ってるよね?(9:59)」
B「うん」
A「長崎の強力なアタッカーが走ってて、岡山の守備は戻り切れていない。(10:03)個vs個で押し切れるチャンスと見て蹴ったんだろうな」
B「あー、マテウスか」
A「しかし、ここは末吉がすばらしい。(10:06)本山一人にマテウスを放り投げるんじゃなくて、快足を飛ばして加勢してるね」
B「あ、ほんとだ。めっちゃ走ってる!」
A「そして難局を切り抜ける間に、他の選手が戻って守備の態勢を整えることに成功した。いいね岡山、手抜かりない」
11:40
B「このシーンは岡山が後ろからつなごうとしてて、鈴木喜丈がボールを持ってる」
A「ここの喜丈がうまいんだよな・・・」
B「え、気になるなあ」
A「マルコスが喜丈を見てるけど、外に末吉もいるでしょ?(11:42)」
B「うん」
A「ここで喜丈は内側にもちだしてマテウスをひきつけつつ(11:45)、左サイドの末吉にスルーパスを出した。すると、マルコスどうなってる?」
B「末吉に遅れてだいぶ後ろからダッシュして戻ってるね(11:47)」
A「マルコスをひきつけて、喜丈がスルーパスを出したことで末吉は前向きを作れてるでしょ?」
B「ああ、そうか。前向き。確かに」
A「こういう風に相手のコートできれいに前向きを作れているときは要チェックだね。しかし、長崎は右も左もCBに運ばれてるけど大丈夫なのか・・」
B「最終的には阿部のクロスをルカオへという形になったね(12:07)」
A「うん、これでいい。サッカー観るときにもうひとつ覚えておくといいのが、シュート・クロス・ラストパスのどれかができてたら攻撃できてるって判断していいよ」
B「シュート・クロス・ラストパス。ゴールじゃなくて?」
A「もちろんゴールは最高だけど、それは結果だからね。ゴールにはならなくても得点可能性のあるプレーができていればひとまずはOK」
B「ああ、それはわかりやすくていいね。じゃあその三つができてないときは、あまりよくないってことだね?」
A「そうだね」
14:39
B「なんか、長崎は攻めあぐねてる?」
A「うん、攻めあぐねてると思うな」
B「なんか理由ってあるのかな?」
A「ボランチのところを見ると、17番の秋野のところにはルカオ、下りてきた安倍のところには藤田が見ていてなかなか自由にボールをうけられないね(14:42)」
B「うん」
A「すると、GKや最終ラインから中へのパスコースがあまり持てないからサイドに流すあるいはロングボールを蹴る、というような運び方になっている」
B「そうだなあ」
A「たぶん、もうちょいショートパスを使いたいんだけどうまく岡山がコースを消してくるので出しにくいんだろうな」
B「そういうえば、長崎はあまり岡山のコートで前向きを作れてないね?」
A「その通り。後ろで上手く組み立てられてないから、前向きを作るおぜん立てがなかなか上手くいかない。そんな感じじゃないかな長崎は」
B「なんか岡山の鈴木・阿部がのびのびやってるのと対照的だなあ」
15分~30分まで
16:48
B「長崎がバックパスしてGKに戻すシーン」
A「ここさ、ちょっと浮き球になってるでしょ?」
B「うんうん」
A「DAZNだと”かけろ!かけろ!かけろ!”みたいな指示の声が飛んでるのわかる?(16:51)」
B「あ、ほんとだ。これどういうこと?」
A「ボールがバウンドして戻るから、GKは処理がちょっと手間取るんだよ。その間にプレッシャーをかけると相手に余裕がなくなるから・・・」
B「ああ、それで岩渕のパスカットが生まれたのか」
A「その要因のひとつにはなってるだろうね。ボールをコントロールするのに集中して、その後で周りを確認してパスコースを探すわけだから、コントロールに手間取ると状況把握が遅れるってわけさ」
B「それでプレッシャー行け!って指示が出てたのか」
20:45
A「岡山の攻勢は続くなあ。CKも取れているし、ペースを握っているだけに先制点を取りたいところだね」
B「ペースを握っているってよく聞くけどどういうときにそう思ったらいいの?」
A「こちらの得点の可能性は上がっているのに失点する可能性は低く抑えられてるときかな。そういうときはペースを握ってる、あるいは流れをつかんでいるって思っておいていい。基本的には」
B「じゃあ、この試合はずっと岡山ペース?」
A「そう思っておいていいね」
B「さっき、シュート・クロス・ラストパスまでいけていたら基本OKみたいな話しあったじゃない?」
A「うん」
B「このシーンは田上のミドルで終わったけど、シュート自体は大きく外れたでしょ?(20:52)」
A「そうだね」
B「これでもいいってこと?」
A「うん、いいよ。もちろんもっといいチャンスを作れたらそれに越したことはないけど、ひとまず点を取るためのアクションは起こせている。できれば、一点モノだろ!っていうような決定機を作りたいけど、ひとまずその3つで攻撃が終われていればOK」
B「おお、ちょっとなんかわかってきたぞ」
23:02
A「すこしゲームが落ち着いてきたね」
B「長崎がボールを持って、岡山は自分たちのコートで構える感じだね」
A「おそらく長崎が組み立てて、岡山コートで前向きが作れたのはこのシーンが初めてじゃないかな」
B「だけど、あまり奥まではいけなくて岡山がボールを奪った、と」
A「こっからはルカ王の見せ場がはじまるんだけど、ここの藤田のトラップ(23:12)とか最高なんだな」
B「へえ、どういうところが?」
A「斜め前にボールを置くことで、安倍を置き去りにしてるでしょ?」
B「ほんとだ、ああ、しかも前向きを作れているのか!」
A「そう、トラップ一発で自分で前を向くことができてる。だからすぐパス・ドリブルに移行できる。安倍はやむなく後ろから藤田を捕まえないといけなくなるわけだ」
B「いやー、うまいなあ」
A「地味だけど、こういうプレー見つけると楽しいよね」
B「ほんとだな(笑)」
A「慌てて対応に出たCBと入れ替わって前進するルカ王だけど・・・」
B「ここ、ルカ王の得意なところだよね?」
A「その通り。ルカオは191㎝だけど意外にスピードがあって、守備者と並走すると押さえつけながらゴリゴリ持っていけるパワーがある。左SBの米田をねじ伏せて侵入していってるし」
B「そのまま運んでいって、クロスから末吉のシュート。これは惜しかったなあ・・・」
A「決定機だね。これは。すごくいい攻撃ができていたとジャッジしていい」
B「うんうん!それまでの攻撃シーンと、明らかに点のニオイが違った」
A「なるべく、こういう攻撃の回数を増やして点を取っていきたいなあってことだね」
25:16
B「長崎がボールを持ってて、岡山が前プレに出るシーンだね」
A「ここは長崎のボールの動かし方と、選手の立ち位置を見たい」
B「ほお」
A「中央から左SB米田にボールが出るよね」
B「うん、そこに右WBの本山がプレッシャーに来てる」
A「米田はタテにロングボールを蹴るわけだけど、蹴られた後(25:21)を見てみて」
B「ええと、ボールを受けるのは安部かな?」
A「そう、この場面では左WGの澤田が列を降りてきて、澤田が空けたところに安部が入る格好になってるね」
B「あ、ほんとだ」
A「選手の立ち位置を入れ替えることでマークにつきにくくしてやろうという狙いを感じるプレーだな」
B「よくわかったね、こんなの・・・」
A「まあ、リプレイだからさ。巻き戻しができるし。リアルタイムでは多分見逃してスルーしてると思うよ自分も(笑)」
B「そっか、なんか安心した(笑)」
28:18
A「ここからの流れもちょっと見てみて」
B「また田上からのロングボールを右の本山にって展開か。やっぱりWBを使ってワイドにって攻撃のやり方がまた出てくるんだな」
A「ここも早川のクロスで終わっているので、岡山は攻撃を完了してるよね。この後長崎のGKのプレーを見ると・・・」
B「あ、また早めにロングボールを蹴った」
A「これさっきも見たよね?」
B「ほんとだ」
A「阿部が抑えて無事ボールを回収したわけだけど、こんな風に攻撃のやり方が繰り返されてる」
B「さっきのやつを覚えておくと、あ!またこのパターンだ!って気づけるね」
A「そうそう、それも大事なコツだと思うな」
26:54
B「ここもまた、長崎の2トップの後ろで竹内が前向きを作ってる」
A「お!いいねいいね。そうそう」
B「流れからルカオにボールが渡ってシュート打てそうなところまで行った」
A「うん、ここは細かく説明しないけど、長崎の守備は前が緩い分、後ろの守備が慌てて対応しないといけないところがある。この末吉が蹴った瞬間(26:55)なんかも、右SBが末吉に食いつかないとけない」
B「マズいの?」
A「SBが出ちゃうとその背後にスペースができるから、岩渕がドフリーになってるでしょ?」
B「ああ、ほんとだ」
A「ここは岩渕にパスは出なかったけど、出ていればかなり深い位置で前向きを作ることがほぼ確定する」
B「うーむ」
A「岡山の方としてはいい攻撃ができるけど、長崎としてはいい守備ができているとは言い難いよね。なぜかというと?」
B「岡山に前向きを作られているから」
A「そういうこと。では、なぜそうなるのかというか、やっぱり前線の守備、特に外国籍選手3枚のところがかなりルーズだからってのが大きいかな」
B「なるほど、原因はそうやって探ってるのか」
30分~前半終了まで
31:40
A「ここちょっと見ておきたい」
B「長崎がボールを持ってて、ルカオが追っていく」
A「ここで長崎がGKを使ってルカオをいなしてるよね」
B「うん」
A「そして17番秋野のところにパスが通る(31:49)」
B「あ」
A「おお」
B「前向きだね?」
A「そう!この試合長崎が初めてルカオの背中で前向きを作ったよね。難しい言い方をすると第一プレッシャーラインを突破して前を向いた」
B「ふむ」
A「前向きを作る=前にボールを運ぶスタンバイOKになる、ってイメージを持っておくといいよ。秋野はドフリーなので、じっくり選んでパスを蹴る」
B「右サイドでマルコスが前を向いた」
A「長崎はこの試合はじめてきれいにショートパスをつないで岡山のコートにボールを運べたね」
B「なるほど、やっぱ前向き大事だな」
34:37
A「長崎ボールでの再開となって、CBから左サイドの奥へとロングフィードが出る」
B「ブーイングがすげえな(笑)」
A「ここ、左WBの澤田に阿部海大が対応に出てて、その背後にマテウスが抜けるんだよね」
B「うん」
A「(34:40)とか見てみると、最初からマテウスが左に進出してて局地的に阿部vs澤田・マテウスになっちゃってた」
B「ほんとだ」
A「ひとりで対応できるのは基本的にひとりなので、岡山はここで数的不利になってたわけだ」
B「これはあまりよくない守備?」
A「そうだね、ちょっと虚をつかれちゃったかな。澤田にヘッドで前向きにプレーされちゃったしね」
B「ああ、そうか。確かに」
A「マテウスに渡るとヤバイ!と察知して本山と藤田が猛ダッシュでカバーに戻ってるけど、まあ事なきを得てよかった」
B「岡山の守備がよくなかったってことは長崎がいい攻撃をしたってことだよね?」
A「そうなるね。ここまででは長崎にとって一番いい攻撃だったと思うな」
41:48
B「ここも長崎のバックパスにルカオが食いつくシーンだね」
A「そう、そしてGKを使っていなされる」
B「右のCBのヴァウドがフリーになっちゃった」
A「その後右の奥へとロングボールが蹴られる、と」
B「うーむ、やはり前向き・・・」
A「岡山コートの低い位置でごちゃつく展開になったね」
B「こういうときは何を見てたらいいの?」
A「どっちボールになるかなー?って構えていたらいいよ」
B「ふむ」
A「ただ、どっちかがボールを持った瞬間に次のパスコースを見る。それだけやっていればひとまずOK」
B「こういうシーン多いからなあサッカーは」
A「ルカオへあてたボール(42:13)を見事に流して、岩渕が抜け出す」
B「カウンターだ!」
A「長崎は岡山コートの深い位置にひとを送って守備してるから背後には大きなスペースができる。そこをうまくルカオのポストプレーと岩渕のランニングでこじ開けていったね」
B「いい感じなのになあ。先制点が遠い・・・」
43:35
A「再び長崎が岡山の守備の前でボールを動かすシーンなんだけど」
B「うん」
A「ここは長崎の安部に前向きを作られてしまったね」
B「あ、ほんとだGKから真ん中をズドーンと行かれてる」
A「詳しい理由はわからないけど、なんらかのエラーがあったんだろうな。この試合こんなに真ん中を通されるシーンはなかったのでこういうのは避けたい」
B「うん」
A「まあ、でも、ここは岩渕よ」
B「え?どういうこと?」
A「チームにエラーが発生して前向きを作られたと察知した瞬間(43:41)に猛烈ダッシュを開始してプレスバックしてるんだよね」
B「ほんとだ。めっちゃ戻ってる」
A「こういうことをごく当たり前のレベルで何本もできるから岩渕はほんとにすごい。チームはかなり助かってると思うよ」
B「前向きをつくれたのはいいけど、長崎もいまいち勢いがないというか」
A「そうだね。岡山に人数かけて守られるといかに長崎のアタッカーが強力と言えどもこじ開けるのは骨が折れる」
B「すると怖いのは?」
A「やっぱカウンターとか、さっきのロングボールとか、こちらのCBと相手のFWが1on1になる状況が一番怖いかな。それ以外は今のところほとんど問題ないと思う。よく守れているね」
46:52
B「前半の終わりにちょっと嫌なところでFKを与えちゃったな」
A「ギリギリのプレーなので仕方ないとはいえ、時間帯も時間帯だけに嫌な感じがするね。割といい感じでペースを握っていたのに、FK一発で点とられて後半ボコられました、みたいなパターンもサッカーでは腐るほどあるシナリオだからね」
B「理不尽だなあ(笑)」
A「それがセットプレーの魅力と恐怖よね(笑)」
B「このプレーを最後に前半終了。0-0と」
前半のふりかえり
A「うん。さてここで45分の戦いぶりをふりかえっておこう。岡山の攻撃はどうだった?」
B「よかった、ってことでいいんだよね?」
A「どうしてそう思うの?」
B「シュート・クロス・ラストパスまでいける本数が明らかに多かったし、決定機もあったしさ」
A「その通り。前半の岡山の攻撃はなかなか良かったね」
B「しかし、これだけ押せてたんだから点が欲しかったな・・・」
A「そこはほら、試合前で言ったやつじゃん(笑)」
B「なるほど、予想通りってわけか(笑)」
A「一方長崎は前半の終わりごろに少し攻撃の良化の気配はあったものの、全体的には低調な攻撃だったかな」
B「守備もかなり押し込まれて岡山ペースだったよね」
A「うん、明らかに岡山ペースの前半だった。後半も流れを相手に渡さないで優位にゲームをすすめたいね」
B「前半終わった後っていっつもこんな感じで振り返ってるの?」
A「うん。どういう流れだったかな?ってことと、こちらのいい攻撃・よくない守備はなんだったか?この2点には注目してざっとどんな試合だったかな?って振り返って後半に入っていく」
B「なるほど。それにしても先制点が欲しい」
A「それしかない。点さえ取れればこのゲームは勝てる。勝たないといけないゲームだ」
B「よくシュート数で比較する話ってあるじゃない?あれはどうなの?」
A「悪くはないと思う。でも、シュートに至らなかった攻撃はカウントされないから自分としては参考記録って感じでとらえてるかな」
B「じゃあ、やっぱりシュート・クロス・ラストパスを見ていた方がいいのか」
A「そうだね。そっちの方がおススメだね」
45分~60分まで
B「ハーフタイムでのメンバーチェンジはなし」
A「岡山は上手くいっていたわけだから代える必要はないということだろうね」
B「ふむ」
A「ただ、60分前後くらいから交代選手が出てくることが多いからそこは頭の片隅に置いておくといいかも」
B「わかった」
48:47
A「後半開始間もなく、長崎の攻撃」
B「岡山は高い位置からプレッシャーをかけていってる」
A「うん、しかしここは長崎に運ばれてしまう。この試合ずっと17番の秋野に対してはルカオが見ていたんだけど、サイドにボール出た瞬間(48:55)にルカオはちょっと秋野を離しちゃったなあ」
B「ほんとだ」
A「長崎は田中→米田→安部とつなぐんだけど、安部がサイドに出ていってボールを受けたので藤田が潰しに行ってるよね」
B「うん」
A「そこで潰しきれずに中央にボールが戻されて」
B「ああ、そこで秋野が前を向くのか(49:00)」
A「そうなっちゃったね。岡山は前の3人と藤田を守備に走らせてるから、ボランチのところ見てみて」
B「真ん中に竹内一人だ」
A「かなり手薄な状態になっちゃってるのがわかる」
B「なるほどなあ」
A「ただ後ろに5枚控えているのでFWはまだ対応可能。だけど、このシーンみたいにクロスがあがっちゃったという」
B「ああ、そうかクロスか。長崎の攻撃が完成しちゃってるんだね」
A「うん。しかも、中にいるのがフアンマだからね。クロスをイージーに上げさせてしまうとちょっと嫌な感じがするね」
50:31
B「岡山のスローインからの攻撃だね」
A「うん、この試合はボックスの中で相手を背負ってルカオがボールを呼び込むシーンがちょくちょく見られる。ここの勝負で分があるんだろうな」
B「ヴァウドも強そうだけど、ルカオ強いからなあ」
A「ポストプレーとみせかけてバイシクルでゴールを狙うルカオ。意外性のあるいいシュートだったなあ」
B「ヴァウドは予想してなかったような感じに見える」
A「うん。もうちょいシュートに威力があれば、というところだけどいいプレーだったね」
53:22
B「長崎コートでの攻防が続くシーン」
A「うん。岡山は相手のコートでサッカーをすることを掲げているチームだけど、その中で光るのがやっぱ藤田息吹なんだよなあ」
B「イブくん・・!」
A「ルーズボールを競り合って鈴木喜丈がボールを失うでしょ?」
B「うん」
A「ここで長崎の選手のパスがスパーンとタテにダイレクトで出ちゃう(53:25)」
B「ほんとだ」
A「もし、ここでぼーっと突っ立ってたらフアンマが前向きを作ってしまう」
B「うん」
A「でも、一歩早く藤田息吹が邪魔をしに来たことでどうなるか?というと、サイドにボールを流すしかなくなる(53:30)」
B「なるほど、こうなったらどういういいことがあるの?」
A「フアンマの後ろから追いかける形で守備すると、イエローとかそういうファウルになりかねない。しかし、ちょい早く邪魔に入ることでフアンマがそのまま前向きにボールを運べなくしてるでしょ?」
B「ああ、たしかにそうだね。それでサイドにパスしたのか」
A「サッカーでは真ん中で自由にプレーさせるのは望ましくないので、サイドに追いやることができたのはよかった。しかも、長崎が運ぶのにひと手間かけさせることで時間が稼げる」
B「時間?」
A「うん、遅らせることで守備に戻る時間が稼げるってわけさ」
B「はーー」
A「最終的には岡山の選手が戻ってきて、長崎はスピードダウンした(53:37)」
B「ほんとだね」
A「ちゃんと構えてさあ来い!って守備出来たほうが守りも強いからね。そういうトランスフォームの時間を稼ぐのに藤田息吹のワンテンポ早いフィルター役が効いてると思うな」
B「フィルター?」
A「相手の攻撃をさえぎる役割のこと」
B「コーヒーフィルターみたいなやつのフィルターか」
54:10
B「いやー!またルカオ惜しいシーン!」
A「岡山がロングボールを長崎の最終ラインの背後に蹴ったシーンだね。ルカオと岩渕、長崎の2CBが戻りながらボールを追うと」
B「ここもルカオはヴァウドに勝ってるよね?」
A「うん。というか、ヴァウドはルカオのスピードの計算がまだ立たないんだろうな」
B「というと?」
A「詳しいことはわかんないけど、ルカオがヴァウドを追い抜いてボールを触りそうになってあわてて対応してる(54:14)でしょ?」
B「ほんとだね。なんか急に来てびっくりしてるみたい」
A「多分、ルカオのスピードがそこまで早いと思ってなかったんじゃないかな」
B「さっきのバイシクルといい、このシーンといい、ヴァウドも大変だな」
A「なんやねんあいつ!!ってなってるかもね(笑)」
B「そう、それがルカ王」
56:54
A「ここはちょっと長崎のいい攻撃を作られてしまったなあ」
B「岡山は前プレで行ってるよね?」
A「うん。だけど、右SBの青木vs早川のところで、1枚はがされてしまった(56:59)」
B「ああ、ひとりで前向きを作られちゃったか」
A「そう!その通り。すると次はどんなことが予想できる?」
B「前向きが作れると、パスとかドリブルを前に出来る」
A「すばらしい」
B「青木からフアンマへパスが出るね(57:01)」
A「これはちょっと嫌な形だね。フアンマが中央でキープする」
B「うん」
A「中央でタメを作ってる間に長崎の選手が上がっていく」
B「タメ?」
A「タメっていうのは主に相手コート内でボールをキープして時間を作ること。この場合、フアンマがボールをキープしたのでマルコスとかマテウスが上がってるでしょう?」
B「うんうん」
A「そして、フアンマからマテウスにボールが出て(57:06)、中央へ折り返す(57:12)」
B「なんかガラガラだな・・・」
A「うん・・・ここはちょっとまずかったな。戻り切れていないから、フリーでシュートを打たせてしまった」
B「これブロックに行ったの誰なんだろう?」
A「田上だよ」
B「えええ」
A「その後チームメイトに対して激しく叱咤してるよね」
B「あ、ほんとだほんとだ(57:22)」
A「うーん。ちょっと岡山は守備のタイトさが後退してきた感じがあるね。前半に比べると」
B「長崎も運びやすくなってるのかな?」
A「うん、今みたいなシーンでも戻り切れていないし、そろそろ交代があるかもな」
B「代わるとしたら誰?」
A「早川かな?疲れてきているのかもしれない。時間もそろそろ60分だし、交代カードを切りはじめるタイミングでもある」
B「交代カードを予想するコツとかあるの?」
A「あるよ。まずは疲れてる選手。前線とか、サイドの選手で疲れていそうな選手は交代しやすい」
B「と、思ったらマジで代わるのかよ!(笑)」
A「あ、ほんとだ。早川に代えて神谷か、順当な交代だな」
B「Aってこの試合観るのはじめてだよね??事前にカンニングとかしてないよね??」
A「しないよそんなの(笑)」
B「マジで予想が当たっててビビったわ(笑)」
A「慣れてくると自分のチームの交代は結構予想できたりするよ」
B「やっぱ慣れって大事なんだな・・・」
A「さて、神谷が入ったのでまずはどこに入るか?をチェックしたいね」
B「というと?」
A「選手が代わるとポジションを交換したり、フォーメーションを変えたりするチームもあるから、そういう変化を見ておきたい」
B「ふむふむ」
A「まあ、残ってるメンバーの顔触れを見る限りそのままシャドーに入るんだろうけどね」
60分~75分まで
60:57
B「ちょっと嫌な感じだったけど、岡山が再び盛り返したような感じがしてきた」
A「そうだね。そのまま長崎ペースへという感じにはならなさそうな気配。このシーン、岡山の守備だけど交代して入った神谷はやはりシャドーの位置にいるのが確認できる」
B「うんうん」
A「セットプレーが続いたから確認しにくかったけど、こうやってプレーが流れてるときにどこにいるか?をチェックするといいね」
61:04
B「再び長崎が低い位置から運んでいく場面」
A「岡山は左に岩渕、右に神谷を置いてる。さっきは左シャドーの早川のところからいい形を作られたから、ここに走れる岩渕を置いた格好になるね」
B「岩渕はほんとよく走るなあ・・・」
A「順々にプレッシャーをかけていき、左SBまで追い込んでロングボールを蹴らせた(61:15)。ちょっと前プレが息を吹き返してきたかもね」
B「しかも、そのロングボールを拾って攻撃ができてる。これは結構いいんじゃ?」
A「うん、いいね。前プレの成果が出てる」
B「そして、ルカオのシュートは惜しくもバーかポストわからんところにクリーンヒット(61:22)」
A「惜しい。角度がないところからだったけど枠を捉えた。決定機2個目だね。しかし、このシーンでもちょっと長崎のDFのブロックに入るのが遅れているようにも見えた。疲れてきたかな長崎も」
B「本山がボールを受けたところも結構フリーだもんね?(61:30)」
A「そうだね、ここなんかもボックス内で前向き作られてるからちょっと守備が後手後手になってる感がある。・・・チャンスだな」
B「そうか、こういうときに仕留めたい。惜しくもクロスに触れずだったけど、触っていればというところ」
A「うん、決定機と言えば決定機だね」
B「これで3つめか。まだかな・・・先制点は」
62:50
A「ここで長崎もフアンマに代えて、ジョップ・セリンサリウが入るか」
B「FW同士の交代になるな」
A「しかし、デケーなこの選手も。フアンマよりデカいじゃん」
B「195㎝らしいよ」
A「デカっ!そのままFWに入るんだろうけど、フアンマとマテウスの守備がルーズだったところが岡山のねらい目だったわけで、彼が入ったらどうなるんだろうな?」
B「ああ、そうかそうか。忘れてたわそのポイント」
66:05
A「本山のサイドチェンジを左WBの末吉が深い位置でキープした場面」
B「うん」
A「ここ、末吉にも神谷にも一人ずつ長崎の選手がついてるよね」
B「そうだね」
A「そこへ、後ろから鈴木喜丈が走り込んで内側でボールを引き出す」
B「おお、インナーラップってやつ?」
A「そうそう。外側を回るのがオーバーラップ、内側を抜けるのがインナーラップって呼ばれてる。ここでは喜丈のインナーラップに誰もついていっていないよね」
B「そうだね、ちょっとぼーっと見ちゃってる」
A「あわてて秋野が塞ぎに来たからなんとか逃げられたけど、もし秋野が遅れていたら岡山のビッグチャンスになりそうだった」
B「なんか、さっきからそういうシーンがちょこちょこあるよね?」
A「うん。詳細は分からんけど、長崎の守備があまり上手くいってないことは確かだなあ」
67:17
B「60分を過ぎてから長崎はあまりよくない?」
A「どうしてそう思ったの?」
B「さっきの守備のこともあったし、攻撃でもあまり前に運べてないよね?」
A「自分もそう思うね。このシーンでも岡山の前プレに再び捕まりだして思うように運べていないもんな」
B「岡山ペース、ってことでいいのかな?」
A「いいと思う」
B「しかし、このルカオのGATE10煽りはええな!」
A「調子もいいだろうし、ヴァウド相手にかなりやれてる手ごたえもあるんだろうな。ルカオが絶好調になったらJ2のDFで止めるのは難しい・・・」
B「POに向けてもっともっと上げていってほしいなあ」
A「とか言ってたら、長崎が右サイドからクロス(67:52)」
B「これはなんで起こったんだろう?」
A「セカンドボール争いで長崎が勝ったからね。お互いの前線の選手が前にいたので、真ん中が比較的空いていた。そこで長崎がボールを握ったので、岡山も邪魔に行くに行けないという感じだったんじゃないかな」
B「セカンドボール拾うの大事ってこういうことなのか」
A「岡山は長崎にクロスを上げさせたくないね。ジョップ・セリンサリウも195㎝あるって話だし、フアンマが退いたとはいえ高さはキープしているからなあ」
B「田上は180㎝だもんね」
A「うん。ちょっと高さのギャップがあるので、いいボールが入っちゃうと怖いかな」
B「ちなみに、マテウス・ジェズスも187㎝あります」
A「そっちもデカい!」
B「こういうとき柳(育)の投入とかもあり得る?」
A「あり得ると思うね。守備での高さを補強することと、セットプレーでのターゲットマンとして期待できる。柳(育)入れとけば、まず高さは心配ないし」
B「柳(育)もっと見たいんだよなあ」
69:22
A「ここで木村太哉と、高木友也が入るか」
B「誰と代わる?」
A「普通に考えると岩渕→太哉、本山→高木あたりじゃないか」
B「お、また当たったじゃん!?ほんとにカンニングしてないよね?」
A「してないよ(笑)これで右に末吉、左に高木という配置になるか」
B「しかし、もう70分か。先制点が欲しいなあ・・・」
A「うん、もう少しなんだけどな」
72:52
B「交代するまでは早川がキッカーだったけど、交代してからはずっと神谷がキッカーだね」
A「うん、さっきからいいボールを蹴ってるな」
B「解説の桂さんもほめていたけど、このシーンも惜しかったよね!」
A「ちょうど長崎の手前の選手を越えて、田上にぴったりのところに落としてきたよね。リプレイをみるとDFが足を出してクリアしてるけど、先に触ってたら1点モノだったな」
B「決定機4つ目か。まだなのか先制点は・・・」
73:29
A「ショートコーナーの流れから左サイドで田上がボールをキープした場面」
B「うん」
A「田上・藤田・末吉に対しては長崎の選手もついていけてるんだけど、やっぱり内側の鈴木喜丈が空いちゃう」
B「ほんとだ、後半は目立つね」
A「そこへパスが出ると、慌てて食いつくんだけど、そこをあざ笑うかのような喜丈のワンタッチ(73:32)」
B「そして抜け出したキムタカ(73:33)。あ、そうかここも前向きか」
A「うん。ゴール間近で前向きを作れると即ビッグチャンスだ。しかし、長崎はちょっと岡山に振り回されてきたな」
75分~試合終了まで
77:08
B「ずっと拾っては押し込み拾っては押し込んで、岡山ペースになってきたね」
A「長崎はうまく前に運べなくなってきているので、岡山の流れだね。仕留めたい。
B「そんな中、やっとのことで先制点が!!」
A「右からのコーナーをニアで鈴木喜丈がヘッドでフリック(そらす)」
B「そして、待ってましたルカ王!」
A「これはもう完璧」
B「何本も蹴ってきてようやく・・・!」
A「これDAZNで見直してみると、おもしろいシーンが見つかるんだよ」
B「へえ、どんな?」
A「実はCKの前のシーン(76:42)あたりで、鈴木喜丈が神谷に寄っていって打ち合わせしてるんだよね」
B「あ、ほんとだ。なに言ってるんだろう?」
A「多分、ニアに飛び込むから合わせてねみたいなことだろうと思うけど」
B「なるほど」
A「しかも、ルカオがゴールしたあと(77:13)も」
B「ああ!喜丈が神谷の方に駆け寄ってる!」
A「そうそう(笑)狙いどうり!って感じだったろうね。こういうの見つけると楽しい(笑)」
B「いやーー、ようやく先制点が取れたなあ」
A「ついに取れた。これでゲームが動いたから、岡山はクリーンシートメーカーの本領を発揮してねばり強くリードを守っていけばいい」
B「長崎はこのままでは負けるからどんどん攻撃してきそう」
A「そうだね。1点リードあってもちょっとしたことで失点は起きるから、気をつけながら時間を殺して逃げ切りたい」
B「こういうときって追加点は狙うべきなの?」
A「チャンスがあればってところかなあ。残り時間もあまりないし、変にリスクをかけてカウンター食らったらせっかくの先制点がパーだ」
B「リードする時間がもっと早かったら?」
A「時間帯によるけど、たっぷり時間が残ってるならリードしたことは忘れて五分だ、くらいの気持ちで見てるね自分は」
78:26
B「ここで長崎も2枚替えしてきた」
A「失点する前から準備してたっぽいけど、彼らが入って攻撃のやり方が変化するかどうか?はチェックしておきたいね」
B「ちょっと、受けに回ってない?この時間帯」
A「うん、逃げ切ろう!って意識が強く伝播すると自然と守備の位置が下がって相手の攻撃を受けることが増えることはある」
B「それで大丈夫なのかな?」
A「まあ、それでも守れるチームではあるけど、やはり高さがあるからね長崎には。押し込まれてクロス爆撃をねちっこくやられるとちょっと嫌かな」
B「じゃあ、岡山としてはどうしたほうがいい?」
A「なるべく、相手コートでプレーできると時間を潰せていいだろうね。高い位置で失ってもGKのブローダーセンまで距離があるから、戻る余裕もある。とにかく変なボールの失い方は避けたいな」
82:19
B「しばらく押し込まれていたけど、右サイドで神谷が前向きになったね!」
A「こういう風に押し込まれてる状態から前に運ぶことができると、一息入ってホッとするね。こういうのを陣地回復って言うんだ」
B「なるほど。でもさ、ここ神谷は攻撃途中でやめちゃうじゃん?(82:25)」
A「そうだね、ドリブルストップしたね」
B「これはどういう風に解釈したらいいの?」
A「この場面、神谷がドリブルして長崎コートに入った時点でパスコースはルカオくらいしかないんだよね。しかも長崎の守備の人数は十分残ってた」
B「うん」
A「ここで無理くりカウンター打って、ボールを失えばそれはむしろ長崎からすればラッキー!ってことになるんだよ。だって、人数は十分足りてるんだから落ち着いてボールを取り上げたらいいんだからね」
B「ああ、そうか!すると、下手な攻撃したほうがかえって長崎を助けちゃうことになるのか」
A「でも、逆に神谷は攻撃をストップしてキープしたでしょ?」
B「うん」
A「すると、落ち着いてボールを回す岡山からまたボールを取り上げないといけない。どっちが時間がかかるか?そして、どっちがめんどくさいか?というと」
B「なるほど、よくわかったよ。神谷がここで攻撃をやめた方が長崎は嫌だったんだね」
A「たぶんね。時間帯、状況を把握して、適切なプレーを神谷はやってると思うな」
B「神谷がボールを戻して、岡山が再び回し始めたね(82:31)」
A「うん、岡山がしっかりとボールを掌握してひと呼吸置くことができた。ちょっとバタバタとした展開が続いていたから、ここでわずかにクールダウンできたようにも見えるよね」
B「なるほどなあ」
A「一方長崎はもう時間がないから、前線からガンガン守備に来てるでしょ?」
B「ほんとだ、ジョップ・セリンサリウもめっちゃダッシュしてる」
A「岡山としては長崎のプレッシャーにビビらずに、落ち着いてボールを回してリスクの少ない攻撃をやっていきたいところだね」
83:11
B「神谷の好判断のあと、やっぱちょっと岡山落ち着いたように見えるね?」
A「そうだね。だけど今度はルカオがちょっと疲れたかな・・・」
B「ほう」
A「2シャドーは交代して入った選手なのでまだフレッシュだけど、ルカオはずっと出てるからさすがに戻り切れなくなってきたかも。ここは交代して守備力をテコ入れしたいかもな」
B「やっぱ疲労度って大事なんだ?」
A「うん。攻撃も大事だけど、まず守備で動けないと退場者が出てるのと変わんないことになっちゃうからね。バテバテだった場合はだけど」
B「ああ、それはヤバいね」
A「ルカオ、もうちょいいけるか?がんばってくれ!って感じだ」
B「ベンチには太田龍之介がいるけど」
A「ああ、そうか。いいんじゃないかな、交代で入れても」
B「先に長崎が2枚替えしてきたね。山田と中村」
A「2人ともよく知らない選手だな」
B「この交代はどういう狙いだろう?」
A「長崎のことだからよくわかんないけど、状況からして攻撃のテコ入れじゃないかな。選手交代しても岡山にとってヒヤッとする攻撃はあまり作れていないからね」
B「ふむ」
85:02
A「ここも苦しいところだったけど、運よく神谷が中継役になって左サイドの高木をタテに走らせる」
B「あ、めんどくさいやつだ?」
A「めんどくさいだろうな長崎からすれば(笑)」
B「のらりくらりしながらチャンスがあればって感じか」
A「ルカオへのタテパスは勝負!って感じだったけど、ちょっとルカオも疲れたかな」
B「でもこぼれを拾って竹内に絶好のチャンスが」
A「そうだね、これも決定機だった。これが決まっていればほぼほぼゲームをモノにできたかもしれないね。ああ、でも竹内も足を攣ったかな」
B「ほんとだ。交代?」
A「走れないと困るから可能性高いね。ルカオと竹内は交代あるかも」
B「おっと、ここで交代だ(87:23)」
A「ルカオ下がるね、やっぱり。太田龍之介が入る」
B「ほんとだ。もう一人は末吉に代わって柳(育)か」
A「へえ。ええっと・・・どこに入れるかな。本山はもういないし。ってあれ?代わらないな」
B「なんだろこれ?」
A「なんか手続きの不備かかな。ちょっとよくわかんないや」
B「ちょうど90:00あたりでやっと交代だね」
A「最後の逃げ切りの時間帯だから、パワープレーも警戒して柳(育)を入れて対空防御力を補強したって感じじゃないかな」
B「太田龍之介は?」
A「押されやすい時間帯だから、なるべく前線で体を張ってキープしてもらう役かな」
B「そっか、もうちょっと長くプレー見たいんだけどな・・・」
A「まあ、こういうクロスゲームだと使いにくいかもね」
B「柳(育)は右CBに入って、海大を右WBにしてるね」
A「ああ、そうか。そういうパターンちょくちょくやってるね確かに」
90:55
B「柳(育)からのスローインを右サイドの奥へ送ってる」
A「いいね、サイド奥でボールを失ってもそうそうこちらのゴールに素早く侵入するのは難しい。こういうシーンで太田龍之介の強さ・高さは生きてくるだろうな」
B「ほお」
A「あとは、やっぱキムタカがマジめんどくさいな(笑)」
B「褒めてるんだよね?(笑)」
A「めっちゃ褒めてるよ(笑)スローインとったのもキムタカのドリブルだし、コーナフラッグ近くで相手よりもう少し足を出して太田龍之介にボールを残してるでしょ?(91:03)」
B「そうだねえ」
A「こういうのこそキムタカ!って感じのプレーだね。普通諦めてもおかしくないところをもう一歩行けるのが彼のすごさだと思う」
B「太田龍之介も粘ってコーナーもらったね」
A「いいね、持ち味だね」
92:58
B「長崎はロングボールが増えてきたなあ」
A「そうだね。もう放り込んでるね。セリンサリウがいるんでそれでいいと思うんだけど、どうせなら岡山の右側はやめといたほうがいいと思うんだよなあ」
B「それはどうして?」
A「柳(育)がことごとく撃墜しちゃうからさ。そうすると岡山コートでいい感じでルーズボールが発生しないでしょ?」
B「なるほど」
A「まあ焦りもあるんだろうとは思うけども」
93:19
B「キムタカがまたサイドの奥でボールを持ったね」
A「いやあ、役者だな。ほんと長崎からすると忌々しいだろうな(笑)」
B「ここは無理をする必要はないんだよね?」
A「そうだね。変な失い方はしたくないし、時間を殺したいね」
B「ふむ」
A「ところが、キムタカはドリブルを仕掛ける(93:23)」
B「え?でも中に誰もいないんじゃ?」
A「よく見てるな。確かにそうなんだけど」
B「ドリブルで一人抜いてファウルもらってる(93:25)」
A「いやあ、キムタカここの判断はお見事だな」
B「というと?」
A「対面のDFはCBの選手であまりちょこまかした動きについていきにくいのかもしれない。それとCBとはいえもう90分以上走ってるからね。さすがに疲労も蓄積してる」
B「そこにキムタカがキレのいいドリブルで突っ込んでいく、と」
A「小回りで不利なCBを抜き去って後ろから倒されてファウルをもらったわけだけど、これももっと行けてたらPKだよね?」
B「たしかにそうだね」
A「そしたら、高確率で勝利を決めるPKになっちゃう」
B「ああ、そうかそうか。相手にもそういうプレッシャーがあるか」
A「キムタカとしては仕掛けてみて最悪ラインに逃げればコーナーもあるし、ここはチャレンジ!という判断だったんじゃないかな」
B「そうだったらすごいな!」
A「PKはもらえなかったけど、ちゃんとファウルもらえてまた時間を殺せる。太哉はチャレンジに勝ったな」
B「め、めんどくせえ(笑)」
A「長崎は急ぎたいが、右サイドで今度は高木友也に見事にボールを狩り取られてしまう(94:50)」
B「ここ、いい守備だよね」
A「そうだね。しかし、長崎はこの試合を通じて攻撃がなかなか上手くいかなかったなあ」
96:18
B「ATが6分だから、もうそろそろ」
A「そうだね、このスローインからのプレーで終わりくらいかな」
B「スローインからクロスがあがった」
A「いやあ、結局これが一番怖い!」
B「というと?」
A「これまではサイドからのクロスがほとんどなかったんだけど、ここでようやくクロスが上がったよね」
B「うん」
A「しかも、大外マテウスが動き出しで高木を抑えて前のポジションを取ってる(96:24)」
B「うんうん」
A「幸い体勢が崩れて折り返すのがやっとだったけど。これがばっちりあっていたらと思うと恐ろしい」
B「身長187㎝だしな・・・」
97:31
A「さて、前半終了直前と同じく、後半もこのFKで最後になりそうだね」
B「あ、そうだったね前半もFKで終わったね」
A「これはATを大きく越えてるから多分プレーが切れた瞬間に試合終了になるだろうな」
B「長崎はクロスを選択したけど誰にも合わずにゴールラインを割った」
A「勝ったな!」
B「勝ったな!」
A「ちなみに、誰もボールに触れないと確信した田上がその瞬間に両手を天に突き上げてる(97:36)」
B「ほんとだ!(笑)」
試合をふりかえって
A「いやーー、完勝と言ってもいいくらい見事なゲームだったなあ岡山は」
B「ほんとに危なげなくって感じだったね」
A「後半も基本的には岡山がペースを握り、長崎のコートでプレーする時間が多かったと思うね」
B「うんうん」
A「長崎はなかなか有効な攻撃もできず、守備も時間を追うごとにほころびが出てきてたでしょ?」
B「うん、Aが言ってくれたから俺にもわかったような気がしたよ」
A「そして1-0で今年の木山ファジ”らしい”勝利」
B「お客さんも11000人越えてて最高の雰囲気だったよ」
A「そうだろうなあ。いいなあ、味わいたかった」
B「しかし、これ、おもしろいね」
A「というと?」
B「隣で話してもらいながらサッカー観るの。こんなにおもしろいもんだと思わなかったよほんとに」
A「そう言ってくれたらうれしいね」
B「また、今度お願いしてもいい?」
A「もちろん」
B「じゃあ、お願いしまーす」
A「今日の試合で出てきた大事っぽいワード、覚えておいてねまた次回以降も使うと思うからさ」
B「うん。とにかく”前向き”が大事ってことだけはしっかりと覚えた」
A「じゃあ、また今度」
B「うん、ありがとう。またね」
《おしらせ 2》
10月5日アウェイ甲府戦、SUSPECTSさんのご協力で開催します!当日はゼロファジが解説めいたことをお話しつつみなさんと甲府戦を楽しみたいと思っています。詳細はこちらの記事にてぜひチェックしてみてください。おまちしております!
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