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[報道] ホンダ、全個体電池のパイロットラインを初公開。 20年代後半に搭載目指す。

 Hondaは、本田技術研究所(栃木Sakura)に建設した全個体電池のパイロットラインを初公開した。量産プロセスの確立に向けた技術検証を行いながら、バッテリーセルの基本仕様を決定し、2020年代後半に投入予定の電動モデルへの搭載を目指すとしている。

画像/Honda Honda 0 Series SALOON

 量産化に向け、研究開発を進めている全固体電池のパイロットラインは延床面積は約27,400㎡で、電極材の秤量・混練から、塗工、ロールプレス、セルの組み立て、化成、モジュールの組み立てまでの各工程の検証が可能な設備を備えている。

 Hondaは、従来の液体リチウムイオン電池の製造プロセスをベースにしながら、全固体電池特有の工程となる固体電解質層の緻密化に寄与し連続加工が可能な、ロールプレス方式を採用し、電極界面との密着性や生産性の向上を目指している。
 
 高効率な生産プロセスによってコスト競争力を高め、四輪車や二輪車、航空機などの様々なモビリティに適用を広げ、スケールメリットを生かしたコストの低減を目指すとしている。

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