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[記事] アルピーヌ、更なる刷新へ。 2030年までに6車種のBEVを導入する同ブランドは、昨年発売のA290を先陣に好調なスタートを切った。

 2017年にライトウェイトスポーツカー「A110」の登場でブランド完全復活を遂げたアルピーヌ。2021年にはルノースポールと統合され、ルノーグループのスポーツカーブランドとして新たな1歩を踏み出した。

 そのアルピーヌは、2023年に“2030年までに7車種のバッテリーEV(BEV)を導入する計画“を発表。BEVスポーツカーブランドとして、更なる刷新を実施する予定だ。アルピーヌの新型車計画は以下の通りだ。


① A290

画像/アルピーヌ

 昨年、アルピーヌ初のBEVモデルとして先陣を切って「A290」が欧州で発売された。電動Bセグメントハッチバック「ルノー 5 E-Tech」がベースであり、2017年に登場したA110以来の新型車となった。

 A290は、昨年7月後半に受注を開始。2024年内で2,303台を受注し、好調なスタートを切った。なお、アルピーヌの2024年新車販売台数は4,585台となっている。


② A390

画像/アルピーヌ

 昨年10月のパリモーターショー2024では、電動スポーツファストバックコンセプト「A390_β」が発表された。アルプス山脈からインスピレーションを得たデザインとなっており、2025年内に市販化され、名称はβが外れた「A390」になる予定だ。

 同時に、新開発のV6水素エンジンを搭載したプロトタイプカー「Alpenglow Hy6」も発表されている。


③ A110

画像/アルピーヌ

 A290、A390に続くBEV 3車種目として登場を予定しているのは「新型A110」だ。2017年に登場したA110は、2026年末までに電動化され、新型となって再登場する予定だ。

 1.8L 直4ターボエンジンを搭載する現行型A110は、欧州市場にて2人乗りスポーツクーペ部門で1位を獲得しており、新型もアルピーヌの主力製品としてラインナップされるはずだ。


④ その他

画像/アルピーヌ

 アルピーヌは上記の3台の他にも、「A110ロードスター」や、4シータースポーツクーペ「A310」、「新型Dセグメント」、「新型Eセグメント」を投入する予定だ。

 なお、電動A110から搭載されるAPP(アルピーヌ パフォーマンス プラットフォーム)は、自社開発プラットフォームとなり、新型D/Eセグにも採用される。

 アルピーヌは2024年にも前年比+5.9%の成績を記録しており、BEVモデルに統一された後も好成績を維持できるのかが焦点となる。

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