[記事] まもなく4車種が生産終了へ。それぞれに集大成となる特別仕様車を発売し、専用装備を設定。
昨年、MAZDA6 (旧アテンザ)やコペンローブ、グランエース、イグニス、RVR、Honda eなど複数車種が販売終了を迎えた日本市場。今年2025年は、ビッグネーム4車種が生産終了となる予定だ。
まもなく生産終了を迎える「スズキ・スイフト スポーツ」、「スバル・レガシィ アウトバック」、「トヨタ・スープラ」、「レクサスRC / RC F」の4車種それぞれには、集大成となる最後の特別仕様車が設定されている。
① スイフトスポーツ
2017年に登場したZC33S スイフトスポーツは、2月に生産を終了し、在庫が無くなり次第、販売を終了する予定だ。
通常モデルのスイフトは、2023年12月にフルモデルチェンジを実施し発売(5速MTは24年1月)されており、新型ベースの登場が期待される。なお、先代スイフトは2017年1月に発売され、同年9月に8カ月遅れでスイフトスポーツが設定された。
集大成となる特別仕様車「ZC33S Final Edition」は、今年3月〜11月まで期間限定生産を行う予定で、それに伴い3月19日に発売される予定だ。価格は232万円〜で、専用デザインのフロントグリルやブレーキキャリパー、ステアリングガーニッシュなどが装備される。
② レガシィ アウトバック
1994年の発売以来、6世代に渡って販売されたレガシィアウトバックは、3月31日をもって受注を終了し、国内向けの販売、生産を終了する予定だ。
現在の国内市場では、インプレッサ、フォレスター、レヴォーグの3車種がスバル車の人気を占めており、レガシィは販売台数の減少を辿っている。現に、同じレガシィシリーズであったセダンの「B4」は2020年に国内販売を終了。北米市場でも今年春に生産終了することを発表している。
なお、アウトバックは北米で人気を維持しており、フォレスター、クロストレックに並ぶ人気3モデルとして位置づけられている。
集大成となる特別仕様車「30th Anniversary」は、500台限定で販売され、昨年10月〜11月に抽選申し込みを受け付けていた。
③ スープラ
2019年に17年ぶりの復活を果たしたA90 スープラは、集大成となる特別仕様車「A90 Final Edition」をもって、生産を終了する予定だ。1978年に初代が発売されたスープラは、現行型で5代目となる。
A90 Final Editionは、出力&トルクの向上やbrembo製19インチフロントブレーキ、GR Supra GT4用のKW製サスペンションなどを特別装備。空力性能開発は、TOYOTA GAZOO Racing Europeが担当した。
A90 Final Editionは、グローバル300台限定で日本と欧州に導入される。発売予定時期は、欧州が2025年春、日本が検討中となっている。
④ RC / RC F
2014年に発売されたレクサスのスポーツクーペであるRC / RC Fは、今年11月に生産を終了する予定だ。2台はこれまでに、RCが62の国と地域で約79,000台を、RCFが57の国と地域で約12,000台を販売している。
集大成として、限定車「Final Edition」は、200台限定で販売される。なお、RC350、RC300h、RC300、RC FのそれぞれにFinal Editionが設定され、専用アルミホイールやシート、レッドブレーキキャリパー等を専用装備する。