[新車] トヨタ、「GRスープラ」を生産終了へ。 最後の特別仕様車を発表。
トヨタ自動車は、GRスープラ(3.0Lモデル)の一部改良とともに、特別仕様車「A90 Final Edition (ファイナルエディション)」を発表した。2019年に発売された現行型は、Final Editionが集大成となり、生産終了を予定している。
A90 Final Editionは、グローバル(日本、欧州)にて300台限定で販売される。販売時期については、欧州が2025年春、日本が検討中となっている。
A90 Final Editionは、パワートレイン性能が向上。出力は285kW(387PS)から320kW(435PS)に、トルクは500Nm(51.0kgf/m)から570Nm(58.1kgf/m)に向上された。
その他にも、フロント用ブレンボ製19インチブレーキと高μブレーキパッドやGRスープラ GT4同様のKW製サスペンション、ハイグリップタイヤの「ミシュラン パイロット スポーツ カップ2」などを装備している。
外装は、GR Supra GT4の開発を担当するTOYOTA GAZOO Racing Europeが空力性能開発を担当。カーボンフロントスポイラー、カーボンフロントカナード、フロントセンターフラップ、カーボンボンネットダクトなどを装備している。
内装は、シートパッドにアルカンターラを使用したレカロ製カーボンフルバケットシート「RECARO Podium CF」を装備。また、赤のシートベルト、専用カーボンスカッフプレートを装備している。
3.0Lモデルに変更が加えられた一部改良モデルは、新しいシャシーセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化したほか、フロント用ブレンボ製ディスクブレーキの採用や電子制御ダンパー特性の見直し、ボディ剛性の強化、EPS制御の最適化などが実施されている。
内外装には、マットブラックのホイールやダックテールタイプのカーボンリヤスポイラー、フロント用ホイールアーチフラップ、GRロゴ刺繡を施したアルカンターラ+本革シート表皮を装備している。