【胴体〜坐骨の連動Vol.9】客観的な数値にも表れた!坐骨を転がすことによるブレーキ改善
今月は「胴体〜坐骨の連動で脚のバネをフル活用する」というテーマでマガジンをお届けしていますが、前回までに・・・
①胸郭の硬さを地道に改善するドリル
②キャット&カウドリルで胴体から坐骨の動きを繋げる
③胴体〜坐骨〜脚を繋げるドリル
④立位で胴体〜坐骨〜脚の動きを繋げる
⑤坐骨を後ろに転がしながら膝を上げる
⑥坐骨を前に転がしながら脚を後方にスイングする
⑦「脚」は、坐骨の転がりを地面に伝えるための「道具(ツール)」
⑧坐骨を前に転がすタイミングを整えると着地足に胴体がスッと乗ってくる
という内容を配信してきました。
前回は「坐骨を前に転がすタイミングを整えると、着地足に胴体がスッと乗ってくる」というお話をしました。
着地足に胴体がスッと乗ってくると「前進運動に対しての滞りを最小限に抑えて、滑らかに推進する」ことができます。
そこで今朝(ついさっき)、LEOMOを使って測定してきました。本当に「坐骨を前に転がすタイミングを整えると着地足に胴体がスッと乗って、前進運動に対しての滞りを最小限に抑えて、滑らかに推進する」ことができるのか?
僕の感覚的には一歩の推進力が上がってるわけですけど、それは客観的な数値にも表れるのか?
答えは「イエス」でした。
▼客観的な数値にも表れた! 坐骨を転がすことによるブレーキ改善
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ここでまず「LEOMO」についてご存知ない方のために、どんなものかをざくっと説明しますね。詳しく知りたい方はこちらのウェブサイトをチェックしてみてください。 ▶︎ https://www.leomo.io/pages/introducing-type-s-run-japan
LEOMOは、5つのセンサーを用いた動作解析ツールです。ランニングフォームの修正点を洗い出すことができるので、僕はこのLEOMOを使って「ランニングフォーム解析&改造レッスン」をやってます。
とにかく情報量が多いんですが、その分、きっちり弱点が丸裸にされますw
そんなLEOMOの測定データ画像を添付していますが、このデータの中でも特に「重心移動の質」をチェックするのに役立つ指標が「Heel Pitch」です。
つまり「ブレーキがかかってるかどうか」がわかるんですね。下の画像で青の枠で囲っているのがHeel Pitchのスコアです。
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胴体〜坐骨の連動|ゼロベースランニング・マガジン
もっと速く、もっと楽に、もっと遠くへ走るために必要な「走り方」「練習方法」「筋トレ」「呼吸法」「エネルギー代謝」「自律神経」について情報発…
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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員