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シャルロットはかく語りき #01
瓦礫の中で出会ったオートマトンちゃんのお話。
作:えきちょー(0番のりば)
※この作品は生成AIを用いてイラストを生成しています
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人形少女
「"それ" 拾ってもらえるかしら?」
廃墟を散策していると、形を保つのがやっとな壊れかけの人形と出会った。
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性格に難あり
「途中で左脚を落としたぁ? はぁ…何やってるんですか… 気づいたら右脚も無くなってるし。 つくづく使えない人ですねぇ。 早く拾ってきてくださいよぉ? 役に立たないなぁもう。 私は立てませんけどぉ~」
助けろと煩いオートマトンを拾ったら無限に悪態が飛んでくる件。
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悪いのはどっち?
「確かに"脚を拾ってきて"って言いましたよ? けどなんで"両方とも右脚"なんですか? それに片一方は男性用義足じゃないですか! 私そんなに太って見えます? はぁ…心も深く傷つきました。 欠損部位の損害賠償と慰謝料を請求します」
拾ってきたオートマトンが輩みたいなことを言いだした件。
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今日はおとなしい日
「まぁ貴方も悪気があったわけじゃないでしょうから?慈悲深い心で許しますよ?……あっ!脚を見つけてくれたお礼にマッサージでもしましょうか?こう見えて結構得意なんですよ私? だからその──… ごみ袋持って近づかないでもらえます?」
ごみの日の前日だけ下手に出るオートマトン。
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口は災いの元
「車椅子ですか?ふむ、これは中々…… 脚が無くても移動できますし 何より自分で動かなくて良いのは素敵です。 ……どうしました? いつまでマヌケな顔して突っ立ってるんですか。 ほら早く押してくださいよ? 気が効きませんねぇまったく」
無言でゴミ捨て場まで押してあげた。
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いけいけゴーゴー
「次はあの丘からの景色が見たいですね。 『上り坂はちょっと…』ですか。 はぁ…やれやれ… 楽な道ばかりを選んでいてはいつか後悔しますよ? それに!帰りはなんと!下り坂です。 ね?これで少しは楽に思えてきたでしょう? ほら行きますよ、さぁさぁ!」
いけいけゴーゴーなオートマトン。
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自業自得
『こんな段差も越えられないんですか? 人間は非力な生き物ですねぇ。 あっ、貴方がひ弱なだけでしたか。 無理しなくてもいいですよ? 日が暮れる前に帰れれば』 「なんて煽りましたが、その段差も耐え切れない"ひ弱な左腕"はここですよ。今はありませんけどぉ~」
ごめんて。
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彼女は魔力を溜めている
「──少しだけ眠ります。『オートマトンは眠らない?』ですか。……そうですね」
いつになく真剣なオートマトン。
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自己修復
「見なさい!腕と脚が再生したわ。 魔力が戻ってきた証拠ですよ。 え?『これでもう歩ける』ですか… はぁ…やれやれ… すぐ怠けるのはあなたの悪い癖ですよ? まだうまく動かせないんですから。 ほらほら!さっさと車椅子取ってきてください」
果たして怠けてるのはどちらなのだろうか。
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恩返し
「貴方、喫茶店の店主《マスター》だったんですね。 『客がこなくて暇で面倒をみてた』ですか? はぁ…やれやれ… 仕方ありませんねぇ。 まぁ?受けた恩もありますから? 少しばかり手伝ってあげるとしましょうか。 さぁ忙しくなりますよ! 準備はいいですか?ご主人様《マスター》。」
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……続く!
次へ『シャルロットはかく語りき 02』
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おまけ
いつかはやりたい過去編。
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