【カイゼン】都合の良いデーターと報告になりがち❓
<おじさんDX Vol 379>
決算期も近くなり会議にて各部署から報告があるのですが、どうも新規プロジェクトが暗礁に...💦
必ずしも新規プロジェクトが成功するとは限りません。
上手くいっていない現実を見ずに「いかにもカイゼン」しているかのようなデーターを集めていることから各種異議が発生してしまいした😅
✅実数と期待値ロス
担当者は「やっと光が見えてきたような表現」をしていましたが、開始から5年間...。どれだけの販管費と人手をかけたのか、もう少し考慮した方が説得力があります。
仮に年収500万円のメンバーを20名担当ささせたとしても年間1億円です。5年での人件費は5億円以上です。プロジェクトリーダーともなると、もっと年収が高いですからそれ以上です。
✅期待値(見込み売上)と乖離した現実。
✅プロジェクト単体の累積赤字は、他の業務で埋めている。
✅年々その期待値は下がっている。
売上からして人員数が足りているのに、結果が伴わないのは、どうしてなのでしょう。
「市場が厳しい」と言われましても、そこにあえて飛び込んだのです🙄
✅赤字だから否定ではない
もちろん赤字よりも黒字の方が好ましいのです。
しかし、こうした新規プロジェクトは、育てていかなければいけません。数年間赤字でも将来への投資として育てているケースもあります。
大企業でも巨額の赤字になっているケースもありますが、ああした流れは、『将来回収出来る期待値があるからこそ』なのです。
現在の市場でニーズがなくても将来を予見し早期に開始することで「市場での優位性」が高まります。情報が早く入手出来るのと、実際に行ってみて課題点を出せるだけ出すのです。
こうした新しい取り組みに投資家をはじめとした期待感が高くなるのは至極当然と思います。
✅10年後どうなっていますか❓
当初このプロジェクトに私は反対したのです。
現在の体制では、10年後でも採算ベースに乗せることが出来ないと確信したからです。
詳細は書けませんが、競合他社に対し遅れを挽回しようと逆転を狙ってハードだけそろえても「肝心のヒト」というソフトが育っていないのが事実。
このままの状況が続くのであれば、あと10年後(15年経過)でもまだ厳しい状況が推測出来ました。
実施当初反対したからと言って「ほら見ろよ!言わんこっちゃない。」というのは簡単です。それは、担当者も同じことなのです。
担当者は、日頃から役員に詰められていますから苦しい状況なのでしょう...。追及を回避するために「希望的な数値?」という見方も出来ますが、残念ながら根拠に乏しいのです。
役員からも様々な指摘があります。
段々と声が小さくなる担当者😨
そこで😁
✅「二番煎じなんだから、後発の優位性に着目しましょうよ」
✅「担当者ばかり責めないで、私達で出来ることを考えましょうよ」
✅「今は採算なんて取れない計画。この程度の赤字は御の字だよ」
✅「(担当者へ)正直、本音を言ってみたら(やってられないと😁)」
会議ともなると、忖度して発言しない人も居ますが、従順に従うだけの文化や事なかれ主義は、会社としても良くないです。
✅この場においても意見も対案も出しません。
✅発言力のある役員に同調するだけのお利口さん。
✅未来志向もない人は「この場に、いらないよね❓」
もちろん会議の場が凍ったのですが、会議後に担当者から
✅「ありがとうございます」
と、お礼を言われたのです。
しかし、15年後に市場でのニーズが向上したとしても、現状の低迷する業績ですと「将来への投資」と言えなくなります。
✅「当初の予定通りあと5年で単年黒字化させようよ」
✅「そして堂々と実績をプロジェクトチームで発表しようよ」
✅「部署を越えて会社全体で取り組もうよ」
重要なプロジェクトを担当する人って大変ですね😁
ダメ社員の私にはわからない世界のようです。