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【気付き】とある激安スーパーの奮闘を見て

<おじさんDX Vol 486>

とある激安スーパーの経営者の方と話をする機会がありました。知人の紹介なのですが、私の先入観でこうした「安く販売する業態」は、あまり印象が良くありません。


安く売る為に納入業者への圧力
安く売ったが為に従業員の給与が安い
それでいて経営者ばかりが、富を得る。


こんな経営者ばかりだろう...と、狭い範囲で見て来た経験から来る偏見でした。


✅安売りが好きではない

激安ですのでそこで販売されている商品群は、安いのです。

休日の日は、勉強のついでに各種多様な店舗を利用していますので、日常的に購入しているお気に入り商品の価格に敏感な私。

いつも購入している商品が、50円も違う。
この内容量でいつも購入する価格と同じ。



私が安売りがすきではない理由に、

コストダウンという努力をしても、その努力が対価として得られていないコトです。

✅コストダウンした分、価格に反映するのは無意味。
✅高く売る努力をしないで、価格だけに走る行為は安易。

そう思っていました。




✅本質とは❓


この激安スーパーの商品群を見るにつれ、○○産という文字が目に入りました。昨今では、外国産の輸入商品が多いので、国産となると価格もそうですが、国産品という価値が付加価値として認知されていると思います。

その激安スーパーも同様に国産品の産地を記載していたのですが、中には生産者まで記載されているのです。


にしても…国産品の多いコト多いコト。


他社のスーパーでは、それこそ倍くらいの価格でも良いと思う価格付け。

✅「こんな価格で利益確保が出来ているのか?」
✅「もう少し価格が高くても充分に売れると思うのだが…」

そのような疑問を経営者の方にぶつけてみました。



✅目指しているところの本質が違う

私の問いに経営者の方は、

✅「小さな会社ですが、ご心配なく利益確保していますよ」
✅「過剰な利益を確保していないだけです」

この経営者の方は、私の心配を知ってか知らずか従業員への待遇面等を隠さず教えてくれたのです。


これは、相当に自信がある証拠です。

✅利益を社員に還元するコトで社員が生き生きする。


『経費削減した分が自分達の懐に入るから、取り組むいい分も出てくる』(従業員の経費への意識はかなり高いそうです)

『安心な国産品を直接生産者から受入れるコトで中間マージンを削減しているのは勿論ですが、価格交渉というよりも最低限の仕入れ補償をしているから、生産者も安心して生産できる』
(大量買い付けだけでなく、契約農家、生産者が多く、安定した供給と価格を実現)

『コスト削減は、主に店舗施設と自社生産』
(店内装飾等は外注せず、自分達の手で行っているそうです)
(後継不足の農家を吸収するコトでのコストダウン。自社生産の実施)

✅『薄利多売ですが、品揃えの為に相場の高い商品を仕入れず、目利きで今がお買い得な商品をそろえ、お客様に喜んでいただける様に心掛けています』

この経営者の方は、単なる安売りではなく、お客様、従業員、生産者が喜ぶコトにやりがいを感じているのです。


✅立派な店舗装飾や施設
✅過剰な包装パッケージ
✅過剰なサービス
✅広範囲の品揃え

お客様が求めているのは、そこではないと…。



✅「あれもこれもとやっていては大手に飲み込まれるし、身の丈に合った地元密着の小さい商売をしています」


安くする理由がそこにはあったのです。



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