【選手ブログ】 野原 歩乃果 / 1年目
Iowa Western に所属しています。野原歩乃果です。高校は、三菱重工浦和レッズレディースユースでプレーしていました。
初めに、この場をお借りして、私のアメリカ留学をサポートしてくださっているすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
まず、アメリカでの最初のシーズンを終え、高校三年生まで親元を離れることなく、サッカーをしてきた私にとって、変化と自立の年であったと感じています。
[サッカー面]
チームとしては全米3位という悔しい結果でシーズンを終えました。しかし、個人としては、20試合すべてにスタメン出場し、11得点10アシストを記録し、All-Americanにも選出されることができました。この結果は、アメリカで特に私が大切だと感じた、「目に見える成果」としてまずまずの結果だったと思います。
また、チームメイトやコーチ陣とのコミュニケーションを深めることができ、友人も多く作ることができました。これらの人間関係は、アメリカ生活を楽しいものにするだけでなく、サッカーにおいても重要でした。私のチームは国際色豊かで、多くの選手がそれぞれ異なるサッカー観を持っています。その中で、互いのスタイルを擦り合わせるためには、良好なコミュニケーション能力が不可欠だったと実感しています。ここで一つ。私は英語能力に長けているわけではないですが、オフの時間でもチームメイトやコーチ陣と多くの時間を共有することができました。これは、とても大切なことだったと思います。
[生活面]
シーズン中は週に2~3試合をこなしながら、毎日の授業と練習にも取り組まなければならない忙しい生活でした。全て英語の授業や、英語が話せて当然という環境に最初はうまくいかない事も多くありましたが、私はもともと人と関わることを恐れない性格なので、周りの人々がたくさん助けてくれました。そのおかげで、次第に環境にも慣れ、スムーズに生活を送れるようになりました。
試合のために長時間バスで移動し、真夜中の3時に帰宅することも多々ありました。そのような状況下で最も大切なのは、自分自身のコンディションを最高の状態で保ち、毎回の試合に臨むことです。私の恩師が教えてくれた「一日24時間をデザインする」という言葉があります。時間管理の大切さを実感したと共に、自分がアメリカに来た目的を忘れずに生活することができたと思います。
忙しい日々の中でも自由に使える時間は少なくありません。娯楽、睡眠、自主練。様々な時間の使い方があると思います。その時間をどのように活用し、先の自分を見据えて行動できるかということを学びました。これが、私の変化と自立へとつながる大きな要因になったと思います。
アメリカ留学という誰もが経験できるわけではないことですが、私はこの選択をして素晴らしい経験ができていることに感謝しています。
新しい仲間、日本とは全く違う環境、サッカー観。今回経験できたすべてのことに刺激を受けながらプレー、生活できていることが嬉しいです。来シーズン最高のチームメイトと共にナショナルチャンピオンを奪還しにいきます。また、個人としても怪我なく、今シーズンを上回るさらなる成果を出せるよう頑張っていきます。応援よろしくお願いします。
最後まで、私のブログを読んでくださった方々ありがとうございました。
野原 歩乃果