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【選手ブログ】 一宮司興 / 3年目

Notre Dame College(NCAA D2)の大学3年生の一宮司興(いちみやしこう)です。私は高校時代はユースチームに所属しており、高校卒業後にニューヨーク州郊外にあるHerkimer Community Collegeに2年間在籍し、今年の夏に卒業しました。

今年の秋からは、Notre Dame Collegeに編入しました。Notre Dame College は、ここ数年は連続して全米大会に出場しているNCAA D2の大学で、オハイオ州のクリーブランド郊外にあります。クリーブランドは中堅都市であり、産業、文化、スポーツ等が盛んな街で、五大湖の一つであるエリー湖の近くにあり、冬は積雪がありますが、以前住んでいたニューヨーク州北部よりはマシだと思います。

生活面の話としては、現在通っている大学ではアジア出身の人はほとんどおらず、アメリカ人やヨーロッパ出身の人が多い環境であり、英語を話せる人たちと友達を作りやすい環境です。反対に、以前のcommunity collegeの時は、サッカー部にはアメリカ人はほとんどおらず、日本人を含めたアジア、南米、ヨーロッパの出身の人が多い環境でした。

私は大学入学前のオリエンテーションに参加したおかげで、その時に仲良くなったアメリカ人の友達とルームメイトになったことで、その友達を介して英語ネイティブの友達が増え、必然的に英語で会話をする機会が増えたため、英語でのコミュニケーションスキルはcommunity collegeの時よりも随分と上がったように感じています。また、パーティーやイベント等にも極力参加するようにしましたが、海外の人たちと英語を使って交流ができるのは、米国の大学留学の醍醐味であり、改めてとても貴重な経験だと思いました。

サッカーに関しては、チームのメンバーは50人ほどですが、アメリカ人は少なく、イングランドやブラジル出身の選手が多くおり、メンバーの中にはプレミアリーグの下部組織出身の選手もいます。

私は8月上旬にチーム練習が始まってすぐの紅白戦で相手のラフプレーにより足を捻挫してしまいました。チームの治療体制があまり行き届いていないこともあり、復帰までに3週間も要してしまい、その間にメンバーも決まり、シーズンがスタートしてしまいました。

開幕した時には怪我が完治してませんでしたが、幸いAチームでスタートできたものの、結果としては7試合の出場に留まり、チームとしては、全米大会に出場しましたが、最後までレギュラーとして出場することはできず、チームに貢献ができなかったこと、自分の力を出せなかった悔しさが大きいシーズンとなってしまいました。

今シーズンはプレーの面では良い思い出は少なかったですが、レベルの高い環境に身を置いてサッカーができたことは、とても良い経験になったと思っています。

現時点で自分の足りない部分について課題を明確にし、どうすればそれを改善できるのかを考え、そのために工夫しながら努力を重ねて、次のシーズンでは必ず結果を出すように取り組んでいきたいと思っています。

学業においては、Notre Dame Collegeではビジネスを専攻しましたが、Community Collegeの時よりも、より専門的な授業になってくるため、最初は授業内容の理解や宿題に苦労しました。しかしながら、教授の助け、優秀な友人の助け、アカデミックサポートセンターの助けを借りながら、なんとかGPAを保つことはできました。

授業をきちんと理解するためには、日常会話ができるのは当然で、より学問としての英語力が必要になると思いますが、留学中もしっかりと英語に特化した勉強時間を確保することが大事だと思います。また、困った時は一人で悩まずに、周りの人達と上手く相談できる環境が必要であり、そのためには普段からの良好な人間関係が非常に大事だと改めて感じました。

アメリカのスポーツ留学は、学業はさることながら、サッカー等のスポーツを通じた英語力、コミュニケーション能力、異文化への適応力といった、将来グローバルな仕事を目指すために必要とされるスキルや経験をすることができると思います。

ただ、実際に留学してみて、より貴重だと思っていることは、海外の多くの人達と友人ができることであり、日本国内では難しいとされることが自然とできる環境にあることだと思っています。世界中に友人がいるということは、今後の自分の人生にきっと何らかをもたらしてくれると確信しています。

最後に、私のアメリカ留学に携わってサポートしてくれた家族、假屋さん、Zero-Zero関係者の皆さん、本当にありがとうございます。

一宮 司興


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