【選手ブログ】 一宮司門 / 1年目
ウェストバージニア州にあるウェストリバティ大学 1年の一宮司門(いちみやしもん)と申します。
私は日本の高校に2年生の1学期まで在籍していましたが、父親の仕事の都合により、2021年9月よりアメリカのペンシルベニア州ピッツバーグの現地高校にGrade11(日本の高校2年生相当)として入学しました。渡米当初は英語に不安があったというだけで無く、アメリカの高校の仕組みや、日本からアメリカの単位の移行、カウンセラーとの履修科目の調整等、よく分からないことだらけだったのですが、契約していた高校の留学エージェントが全く役に立たないこともあり、両親や学校の先生等に助けてもらいながら、2年間必死になって、あっという間に高校を卒業したような感じでした。また、サッカーでは、日本ではユースチームに所属していて、渡米後にトライアウトにて現地のユースチームに入団しましたが、2年間主力として活躍でき、最後のステートカップで準優勝しました。また、アメリカの高校ではユースチームに所属しながら高校のサッカー部にも所属することができますが、高校ではGrade12の時にサッカー部に入部させて頂き、全試合出場することができ、友人もできて、とても良い思い出になりました。
ウエストリバティー大学では、初めて親元から離れての大学生活で、とても緊張と不安がありました。新しい環境や新しくできる友達にワクワクしていてここから先にどういう人生が待っているのか想像できませんでした。この大学は各国から留学生が来ており知らない文化や言語と触れる機会が多くありました。私生活ではとなりの部屋との共同スペースがあり、イングランド出身のチームメイトと毎日英語を話す環境がありました。そしてサッカーを通して友達がたくさんできるようになり、孤独感はありませんでした。
学業面ではビジネスを専攻しています。1学期は5教科を取り全体GPAは芳しくないことになりました。というのも、大学作文コースでFを取ってしまったのです。
反省点の1つ目は、勉強時間をうまく確保しなかったことです。サッカー面で焦りがあった為、トレーニングやケアに時間かけ過ぎてしまい本末転倒となったことです。
2つ目は手の回らない教科を早めにドロップした方が良かったことです。ドロップできる期間中も成績はCと良くありませんでしたが、「最低でもBは取ろう!」と考えて、ここから巻き返そうとして柔軟に物事を判断できなかったことがこのような結果をもたらしました。
3つ目はアカデミックアドバイザーを頼らなかったことです。今年からアカデミックアドバイザーがひとりひとりに付いており学業面でサポートしてくれています。仮に序盤の方でアカデミックアドバイザーを頼っていれば、学業面で助けてくれたり、ドロップした方がいいか、しない方がいいかを上手く判断していただけたかもしれませんでした。
サッカー面では13試合1アシストで、サッカー面も不甲斐ない結果で終了してしまいました。ポジションはウィングで両サイドプレーさせていただきました。課題や改善点は多くありすぎてまとめきれませんが、1つ言うとすれば、シュート数が少なかったのが大きな問題の1つだと思います。シュート数を増やせば色んな面でチームのチャンスや得点に繋がった可能性があったかもしれません。
全体を通していい結果を残せなかった最初の学期となってしまい、入学前に想像していた大学生活とは遥か真逆の展開になってしまいました。これらの失敗を成功に導くにはしっかりと反省し自分に何が足りなかったのかをもっと深く考える必要があり、その上で行動に移すしかありません。
しかし学べたことは多くありますし、異文化交流や新しい環境で日本とは異なる意見をもった人たちと生活をして人生の視野が広がりました。留学を意味あるものにしていくためにまた準備して頑張っていきます。
最後に、私のアメリカ留学に携わって頂いている、假屋さんをはじめとしたZero-Zero関係者の皆さん、見守って頂いている友人や家族の皆さん、本当にありがとうございます。
一宮 司門
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