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【もうすぐFemtechTokyo】フェムケア向けおすすめ原料

皆さんこんにちは。お久しぶりです。
10月になっても暑い日が続きますね。
秋服は可愛いですが、私は1分たりとも暑さにイライラしたくないという思いから、ずっとノースリーブで生きております。

さて10月と言えば、Femtech Tokyoですね。
もう今年で3回目になるフェムテック関連の日本最大級の展示会です。
そもそもフェムテックというテーマが展示会が開かれるまで成長しているのもすごいですよね。

今回は私たちZeroGravityもブースを出しますので、どのような原料を紹介予定か、一足お先に紹介させて頂きます!

そもそもフェムテックとは?

フェムテックとは一般に「女性特有の健康課題を解決するサービスや製品」と定義づけられています。吸水ショーツや、生理予想アプリなどが含まれますね。
今回ご紹介するのは化粧品原料になりますのでデリケートゾーンケア用製品や、ボディケア、スキンケアなどのフェムテック製品へのアイデアとしてご参考頂ければと思います。

妊娠線・ストレッチマーク

急激な体型の変化によって出現する妊娠線やストレッチマークと呼ばれるもの。皮膚が急に伸びることによって真皮組織までダメージを受けることが原因とされているので、肌細胞(特に真皮)を修復したり、再生を促すような原料をおすすめします。

DermCom

肌は内側から外側に情報伝達をしているイメージがあるかと思いますが、実は外側(表皮)から内側(真皮)への情報伝達もしています。その外→内への情報伝達を活性化してくれるのが「DermCom(ダームコム)」です。しっかりと真皮のコラーゲンやエラスチンの発現を高めることで、肌組織の修復・再生を促しています。
このDermComを2%配合したクリームを使うことで、ストレッチマークが薄くなるというデータも取れているので、気になるボディケアにおすすめです。

DermComによる妊娠線の改善

またこの原料は「クリームビューティ」と呼ばれる花を咲かせる植物の、球根のエキスです。この花がなかなかかわいくておしゃれなので、パッケージやLPに使って頂ければ映えること間違いなしです!

クリームビューティー♡

Body3 Complex

「Body3 Complex(ボディスリーコンプレックス)」という原料は、名前から何となく想像できるように、3つの素材のミックス原料になっています。
①生シアバター(脂質代謝の活性化)
②アボカドエキス(肌のハリ・弾力キープ)
③ベントナイト(ストレッチマークの改善)
をそれぞれ最適な比率でミックスしているので、多角的に気になる脂肪にアプローチできます。
特徴的なのがその剤形で、生シアバターとアボカドエキスを挟み込みような感じでベントナイトが活躍していて、これによって浸透性も高まっているそうです。
(少し溶けにくいのでクリームに配合して擦り込むようにして使うのがおすすめです!)

ホルモンバランス

妊娠出産や加齢などによってホルモンバランスが乱れると、女性の体に様々な変化が現れますが、今回はその中でも更年期などにも起こりやすいストレスによる肌への影響に注目します。

Densorphin™

更年期などで女性ホルモンの分泌が減少すると、細胞再生力や弾力などが衰え、シワやたるみの原因となることに着目したDensorphin(デンソルフィン)は、セイヨウニンジンボクから抽出されるエキスで、性ホルモンの前駆体であるDHEAの合成を促進する効果を確認している”ハッピーエイジング”原料です。
50歳以上のボランティアを対象としたクリニカルテストでもシワ改善などの効果を確認しています。

Densorphinによるシワ改善

<セイヨウニンジンボクって…?>
女性ホルモンのバランスを整え、女性特有のお悩み(月経不順や更年期障害など)に効くハーブとしてヨーロッパでは古くから愛されているハーブです。薄紫の小さい花の姿もかわいいので、フェムケアにはぴったりの植物ですね。

セイヨウニンジンボク

Rosality

Rosality(ロザリティ)は3,000本のダマスクローズから、わずか1㎏しか作ることのできないとても貴重な原料です。ローズウォーターとローズオイルのハイブリット原料になっており、芳醇でリラックスできる香りが特徴です。
メカニズムもユニークで、この特徴的なバラの香りが”皮膚”に存在する嗅覚器(鼻だけじゃないんです!)に作用することによって、リラックス効果を錯覚?させることによって、ストレス性の細胞ダメージを低減します。そうすることによってゆったりと休みをとったような顔色になるという、”塗るアロマテラピー効果”が期待できます!
ホルモンバランスの乱れでついイライラカリカリしちゃう肌にも、ゆったりとした時間を提供できるかも…?

ヘア・頭皮

産後の抜け毛や白髪といった髪や頭皮周りのお悩みも、立派な女性特有のお悩みだと思います。メカニズム的に女性にも効果が期待できる原料をご紹介します。

Capixyl

Capixyl(キャピキシル)は言わずと知れた有名育毛系原料ですが、最近女性も対象にした新データが取れたようです。

発毛を促す効果と、毛包を引き締めて毛を抜けにくくする効果が特徴でしたが、シャンプーなどの洗い流し製品に使うことで育毛の効果は変わらずに、頭皮フローラケアまでできるなんで優秀すぎますね…!

産後の抜け毛ケアに良いなと思ったのは、やはり出産後のお母さん達は抜け毛ケアのためとはいえ、お風呂上りに別途、育毛セラムやローションを頭皮に塗り込むという時間は取りにくいだろうなあ…と感じていたので、シャンプーにCapixylを配合して頂ければ、洗髪しながらそのまま抜け毛ケアもできてコスパが良いな(笑)と感じた点です。
#ズボラ #時短とか大好き

Greyverse

髪は女性の命と言われるぐらいですから、白髪があることも気になりますが、白髪染めを行うことによる髪のダメージも日々のメンタルに影響してきますよね‥。白髪ケアにおすすめなのが「Greyverse(グレイバース)」です。白髪の原因は「酸化ダメージ」「メラニン産生能の低下」「色素幹細胞の機能低下」の3つがあると言われていますが、Greyverseは酸化とメラニンにアプローチすることができます。
美白ケアと真逆のアプローチで、メラニンの産生促進を行う点が特徴になります。
(だからと言って頭皮が茶色になることは無いんですって…!不思議ですねえ。)
女性でのデータは無いですが、3か月でこんなに白髪が改善しています。

Greyverseによる白髪改善

デリケートゾーンケア

Calybiota Bio

デリケートゾーンケア用品はフェムテック製品のメインかと思いますが、最近は化粧品の原料も色々と出ています。乳酸桿菌やツボクサ、アルブチン、などなどが人気の成分かと思いますが、私の圧倒的なおすすめはCalybiota Bio(カリビオータBio)です。
女性のデリケートゾーンの菌の中の9割が乳酸菌であることに着目して”乳酸菌のエクソソーム”を増やして、肌への吸着性を高めたり(=洗い流しても効果が続く)、良い菌だけを増やして悪い菌を減らすという効果(=選択的プレバイオティクス)があります。

またクリニカルデータでは、”膣炎になったことがある人”や”更年期の人”といったボランティアを集めて、炎症・かゆみ・赤み・かゆみ・乾燥などをしっかりと改善していることを証明しているので、エビデンスの量と質は申し分が無いです。

Calybiota BIOの大量にあるクリニカルデータの一部です

以上、フェムテック製品向けにおすすめの原料の紹介でした。
皆さんのコスメ作りに役立てば嬉しいです!
気になるものや、「このコンセプトでコスメを作りたいけれど、どんな成分を使えばいいのか分からない…」などのご相談があればドンドンご連絡下さい。

Who's ZeroGravity…?
私たちは化粧品や美容成分をはじめとする美容業界における多種多様な課題に対して解決方法の提案・サポート・実務をおこなうプロジェクト推進型コンサルティングファームです。
世界中の開発パートナーと提携しており、美容成分や化粧品等の企画開発を主軸としたプロジェクト進行やブランディング構築の支援を行っています。
〇お問い合わせやご連絡はこちらから

https://www.gravity-navigation.com/


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