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相続アドバイザー3級勉強記録(48回目 相続と債務引受編の続き)

こんにちは、士業開業準備中のZoroと申します。相続アドバイザー3級検定の日々の勉強記録、本日は「相続と債務引受」の続きです。


免責的債務引受

免責的債務引受とは、従前の債務者と同一の内容の債務を引受人が負担する一方で、従前の債務者は事故の債務を免れるものです。
免責的債務引受は、債権者と従前の債務者及び引受人の三者間で契約を締結することができるほか、債務者と引受人になる者との契約による場合は、債権者が引受人に承諾することによってもすることができます。この場合は債権者が引受人に対して承諾したときに効力が発生します。

尚、元の債務に保障や担保権が設定していた場合、保証人または物上保証人の承諾が無ければ新たな債務に移転しません。

債権者の対応

債権者は、特定の債務者に債務引受をさせる場合は、当該債務者の資力を調べるだけではなく、他の相続人や保証人等の承諾が得られるのかも検討したうえで、債務引受の方法を選択する必要があります。

債務引受が不調に終わった場合は、原則通り債務は各相続人に分割承継されますが、債権管理を確実にするためにも、すべての相続人から相続届の提出を受け債務の承継を承認させる必要があります。

本日は短いですがここまでといたします。ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は相続土地国庫帰属制度について書きたいと思います。

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