仕事中にケガしました~事務指定講習備忘録(34回目 療養補償給付申請 編)
こんにちは、士業開業準備中のZoroと申します。本日は療養補償給付申請に関する手続きの続きをご紹介します。
従業員のTさんは、業務中にうっかりして大けがを負ってしまいました。
このような労働災害により生じたケガで療養が必要な場合は、労災病院等で診察治療などの現物を支給する「療養の給付」を受けるのが一般的です。
今回も、Tさんは労災病院で治療を受けましたので、療養補償給付申請をする必要があります。
療養補償給付及び複数事業労働者療養給付たる療養の給付請求書
さて、この給付請求書は、前回までの健康保険や年金とは異なり、書くことがたくさんあります。ひとつひとつは何でもないのですが、項目が多く抜け漏れがないように気を配る必要があります。
また、「災害の原因及び発生状況」は、どのような場所でどのようなシチュエーションで災害が起こったのかを書かなければならない(事務指定講習では手書き)です。この「災害の原因及び発生状況」は、労災の書類ではあちこちで書かなければならないので、長文の場合は大変です。
特に難しいところはありませんが、書類の一番下の監督署名や請求人欄を書き漏らしてしまいそうになるので要注意です。
労働者死傷病報告
こちらは、労基署への労災報告です。この報告書は「災害の原因及び発生状況」に加えい、「略図(発生時の状況を図示すること)」を書かなければならないのです。
簡単な図でよいのですが、絵心が無い私には少々重荷でした。
今回の課題では「手を滑らせて食材の入った鍋を右足に落としてしまい、やけどを負った」事例です。恥を忍んで私の略図をアップします。
採点者に伝わるか不安で「鍋」「ガスコンロ」の文字は書かずにいられませんでした・・・・が、おそらく大丈夫でしょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回も労災の続きです。