サッカー俯瞰撮影 スペイン遠征してきたよ(出張報告 その3)
先日、スペインのマドリードへ、サッカー俯瞰撮影の遠征してきたので、その報告です。
今回の遠征の目的は、3つ
7mの三脚を、飛行機で海外へ運搬できるか検証する
そんな長い三脚を、マドリードの公共交通機関で運搬できるか検証する
撮影 及び その後のデータアップロードなどが問題なく実施できるか検証する
本題に入る前に、まずは、脱線しておくと、
とりあえず、どこか老舗レストランを試してみようと思い、La Bolaというレストランへ行きました。
マドリードの料理として、コシードというものがあり、挑戦してきました。
さて、ここからが本題です。
(3)撮影 及び その後のデータアップロードなどが問題なく実施できるか検証する
事前情報では、マドリードの気温は、40度くらいとのことでした。
なので、カメラが異常行動をせずに、きちんと撮影できるのか、ということが心配でした。
現地に到着してみると、予想通り、灼熱の太陽と、異常なまでの高温により、カメラが温度異常を示し、緊急停止してしまいました。
しかし、いろいろとカメラの設定を見直していたところ、
「録画自動停止温度」の設定で、異変に気付きました。現場ではテンパっていたので、写真を撮るのを忘れてしまったのですが、「録画自動停止温度」の設定画面へ行くと、停止温度について「標準」しか選択できないようになっていて、「高」が選択できませんでした。
普段、日本で夏に撮影をするときは、この「録画自動停止温度」の設定を「高」にしておいて、どうにか乗り切っている状態です。
いろいろと調べてみると、どうやら、スペイン(おそらくEU全域)では、「録画自動停止温度」の設定を「高」にできないような仕様になっていて、カメラがGPSか何かで現在地を把握し、それに応じて、この「録画自動停止温度」を無効にしている、ということが判明しました。
というわけで、最近はDJI ACTION2をメインに使っていたのですが、高温停止問題の解決のため、急遽、HDR-AS300に切り替えました。
ところが、この2つの記事でも書いたように、DJI ACTION2に比べて、HDR-AS300は、通信遅延やズーム操作の点において、問題を抱えています。でも、高温で録画がストップしてしまうよりはマシという判断で、切り替えました。
幸い、8月26日、27日は、気温が少し落ち着いたので、DJI ACTION2に戻し、高温停止に至らずに、録画することができました。
通信編
次に、録画したデータを、サーバーへアップロードする通信手段について、です。
ホテルの無料Wifiなどはセキュリティの関係で使えないので、SIMカードを現地調達する必要がありました。
ただ、現地に到着後、SIMカードの調達にてこづったりして、通信皆無となるのを避けたかったので、事前に、国内で、入手できるものは入手しておきました。
日本国内で入手したのは、3(Three)、Vodaphone、Orangeの3社のカードで、それぞれ容量は、10GB、50GB、50GBです。
とりあえず、最低限の通信状況を確保し、初日、ホテルに到着後、すぐに、ソル広場にあるVodaphoneショップへ行きました。
ショップに入ると、
容量の選択肢が、50GB、100GB、140GB、160GB、190GBと提示されたので、とりあえず、今回の用途を考えて、50GBを選択。
あとは、パスポートとクレジットカードを提示して、5分くらいで、SIMカードが渡された。しかも、たったの10ユーロで。
なので、あまりにも簡単に入手できるので、もし容量が足りなくなったら、追加で買いにくれば良いことも分かりました。
その後、いろいろと通信環境をテストしたのですが、日本で入手したVodaphone のSIMカードは4Gまでの対応で、現地で調達したSIMカードは5Gまで対応できました。
というわけで、今回のスペイン出張では、三脚の運搬(国際、国内)、高温環境での撮影、撮影データのアップロードについて、検証することでき、やはり、日本国内よりは不便を感じるものの、十分に俯瞰撮影を実施できることが分かりました。