OpenAIが発表したStrawberryとは
みなさんこんにちは!
OpenAIが開発した新しいAIモデルシリーズのOpenAI o1が、2024年9月12日に発表されました。
OpenAI o1は、内部的には「Project Strawberry」と呼ばれていましたが、今回正式にリリースとなりました。
OpenAI o1概要
モデルシリーズ:
o1-previewとo1-miniの2つがあります。
このモデルは、応答する前に「推論トークン」を使用して思考過程を生成し、より複雑な問題を解決する能力を持っています。
o1-previewは複雑な問題解決に特化し、o1-miniはコスト効率が高く、特に科学、数学とコーディングに優れています。
利用方法:
・ChatGPT: o1-previewとo1-miniは、ChatGPT PlusおよびTeamユーザーが利用可能です。近日にはEnterpriseおよびEduユーザーにも提供予定です。
o1-previewでは週30メッセージ、o1-miniでは週50メッセージの制限があります。
・API: APIユーザーも利用可能で、特定の利用レート制限があります。
現在Tier 5のヘビーユーザーにのみベータ版が公開中であり、一般公開後には特定の料金で利用可能になる予定です。
APIアクセスはGPT-4oよりもコストが高く、1M入力トークンあたり15ドル、1M出力トークンあたり60ドルです。
コスト効率:
o1-miniは、開発者向けにコーディングに特化した高速かつ安価なモデルで、o1-previewよりも80%安価です。
安全性と評価:
・安全性: このモデルは、プロンプトインジェクションなどの攻撃に対する耐性が強化されており、安全性が大幅に向上しています。
・評価: 複雑な問題解決において高い精度を示していますが、まだいくつかの制限があります。
例えば、Webブラウジングやファイルアップロード、画像処理機能が欠けています。
将来的には、画像生成機能なども追加される予定です。
まとめ
o1-previewとo1-miniの同時リリース
コスパと速さはo1-mini
複雑な問題解決や詳細な情報ならo1-preview
o1-previewでは週30メッセージ、o1-miniでは週50メッセージの制限
o1は、強化学習と思考連鎖処理を使用して、応答する前に「考える」ことを行い、人間の問題解決を模倣しています。
その賢さは医療研究者や物理者の仕事をサポートできるレベルの実力があります。
レビューによると、複雑なプロンプトは避け、短くシンプルな指示が効果的だそうです。
また、OpenAIは、o1シリーズとGPTシリーズの両方でモデルを継続的に開発・公開する予定です。
汎用人工知能への5つのロードマップの第2段階に進むとも言われています。
参考:
https://openai.com/index/introducing-openai-o1-preview/
https://openai.com/index/openai-o1-mini-advancing-cost-efficient-reasoning/
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