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今さら聞けない?! 「一番やさしいRAG解説」

みなさんこんにちは!
最近よく目にする「RAG」の文字。
うん、うん、ラグね。ラグを活用するといいのよね、わかる…。
そう、なんとなく理解してる。
そんな「RAG」について1番わかりやすく解説しようと思います。


「RAG」とは

RAGは「Retrieval(検索)-Augmented(拡張) Generation」の略で、AIの技術の一つです。
日本語では「検索拡張生成」と訳されます。

「検索拡張生成」というと、なんだかイメージが湧きづらいでしょうか?
これはAIがテキストを生成する際に使う方法で、情報検索技術自然言語生成技術組み合わせたものです。
大規模なデータベースから関連情報を検索・抽出し、その情報を活用して高品質なテキストを生成する技術です。


RAGの仕組み

  1. ユーザーが質問や指示を入力します。

  2. システムは入力内容を分析し、大規模なデータベースから関連する情報を検索・抽出します。

  3. 抽出された情報を基に、言語モデルが適切な回答や生成物を作成します。

  4. 生成されたテキストユーザーに提示されます。

RAGの利点は、単純な言語モデルと比べて、より正確で詳細な情報を提供できることです。
データベースから関連情報を引き出すことで、言語モデルの知識を補完し、より信頼性の高い結果を得ることができます。

情報の検索と回答の生成ステップ

リトリーバル(情報の検索): まず、AIは質問に答えるために必要な情報を外部のデータベースや知識ベースから検索します。
これは、リアルタイムで質問に関連する情報を探し出すステップです。
インターネットで検索エンジンを使って情報を探すのと似ています。

オーグメンテーション(情報の強化): 次に、見つけた情報を元にして、AIはその情報を補強したり、適切に組み合わせたりします。
これにより、より具体的で正確な回答が得られるようになります。

ジェネレーション(生成): 最後に、その情報を使ってわかりやすく文章を作成するステップです。
これにより、AIはユーザーの質問に対し、詳細で理解しやすい回答を生成します。

メリット

文脈に合わせた回答:文脈からユーザーの質問の意図や背景、関連するトピックを把握して具体的で正確な解決策を提供します。
最新情報の提供:リアルタイムで情報を検索し、常に最新の情報を基に回答を生成します。
業務効率の向上:問い合わせ対応や社内データの検索など、多くの分野で業務効率が大幅に改善されます。

実際の活用事例

  • 製造業界: 高精度なナレッジ検索や技術継承を実現し、非熟練社員でも必要な情報を迅速に取得できるようにしています。

  • 建設業界: 過去のプロジェクトデータや地域の建設基準、気象情報を分析し、低リスクかつコスト効率の高い建設プランを作成しています。

  • 医療業界: オンライン診療や服薬指導を行い、医療従事者のアシスタントとしても活用されています。
    その他にも、ニュースや市場情報など、変化が激しい分野の情報を得る際に役立ちます。

まとめ

RAGは、AIにおける重要な技術の1つであり、今後さらなる発展が期待されています。
Transformerベースで、文脈に沿った回答が出来るだけでなく検索コンポーネントと生成コンポーネントによりユーザーの質問に詳細で高い精度の出力が可能です。
また、様々な業界で業務効率精度を向上させる強力なツールとなっています。
情報検索と言語生成を組み合わせることで、より自然で人間に近い対話を実現し、ユーザーの満足度を高めることが可能になるでしょう。


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