映画感想『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
原題「VENOM:LET THERE BE CARNAGE」
異種共生の困難、対等を維持するお互いを認め合う気持ち、その成功例と失敗例、個性のぶつかり合いから学ぶ事は大きい…なんて大真面目に観ればこんな感じ。
赤と黒のシンビオートの壮絶戦は大迫力だったし、ナオミ・ハリスが『007』とは違う魅力でヴィランを好演しててカッコよかった。
けれども・・・
サーキス監督ちょっと甘かったんじゃないかな?
ストーリー構築に若干の粗さを感じたよ。
クレタスとフランシス(シュリーク)の背景とか、もう少し深堀りしても良かったと思う。
1作目の面白さ楽しさを超えられるだけの要素はあまり無かったかな。残念だけど・・・。
しかしウディ・ハレルソンのフッサフサ赤毛姿はどう見ても笑う要素だよねぇ?
脱獄していきなり50年代ロカビリーみたいな成りになっちゃうのが堪らなく嵌ってて、その時の髪型が始めは決まってるんだけど或る時"くまだまさし的前髪"になってて監督何を何処まで狙ってんの?だった。
エディとヴェノムのツンデレブロマンスバディ感はもうちょっとスウィートな感じを出して欲しかったなぁ(笑)
掛け合いで笑える部分が前作に比べると大分減ってる感じがするんだけど気のせい?
幾つかのカップルが設定されてる今作、本編ラストの"LOVE WILL TEAR US APART "が沁みちゃうね・・・
えっ??これ、まさかの予言でもあるのか?二人にお別れの時がやって来るとか・・・???
いやぁぁぁぁぁぁぁあああぁっぁぁっぁっぁあっ!!!!
2021/12/10
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