映画感想『キングダム 運命の炎』
原作コミックは未読。
一時期コミック原作モノを一手に引き受けてたww或る俳優のサプライズ的登場に「えっ?ここで来る?!」ってなったり、色々多方面でも楽しませてくれる。
『2』のラストで描かれてたわらべ・信の王騎の下での修行の成果を踏まえての成長が見事に描かれてる。
もちろん今まで信の“有り余るやる気と自信”に多くの人たちが惹かれた訳だが、それでも単に【伍】の一員だった信が修行を積んで百人将となり百人を束ねる長としての箔を身に着け寄せ集めの歩兵『飛信隊』を導く姿が素晴らしかったわ。その辺の成長ぶりをちゃんと演じ分けてる山崎賢人に拍手っす。
で、信と2枚看板で敵をバッタバッタと倒していく羌瘣はやっぱカッコイイわ。
清野菜名と言う女優がアクション女優と言うイメージ先行しちゃうのどうかな?とも思わなくもないが、でもかなり訓練したという独特な剣裁きや身のこなしはやっぱり彼女の備わった能力としてのポテンシャルが発揮されてるね。
新しい敵の顔ぶれも唸るねぇ・・・
今作でなかなか涙を誘ってくれたのが杏が演じた紫夏と言う闇商人と嬴政との過去を描くシークエンスだ。
中華統一を目指す嬴政の過酷な過去が暴かれ、その状況から彼を救い出すべく動いたのが紫夏と弟分の亜門(浅利陽介)だった。
彼女が嬴政を守り抜く為に用意する手段が順調に運ぶとその分待ち受けてる“モノ”を想像してしまうがそれでも彼女の献身ぶりが切なくもあり美しくもありで嬴政はホントに自分を生かしてくれた人たちへの想いを抱いて一大決心をしてるんだなという事を納得させられてしまう。
武将たちはと言えば・・・
『2』での麃公や最後涙モノだった千人将・縛虎申に匹敵する活躍を期待せざるを得ないがどうやらそれは『4』まで御預けの様だ。
まぁ既に一人“首ちょんぱ”にはなっているが・・・な。
でも顔ぶれからして『何かが起きる・・・』的なアトモスフィアは醸し出してるね。
まぁ期待は膨らむところだが、でもやっぱり何といっても王騎でしょ―――――!!!
今作は王騎の為の回と言っても過言ではない位、彼を堪能できるのが良い。
わらべ・信との繋がりや信頼関係、その辺が『2』以上に描かれてるところは嬉しい限りだ。
右腕・騰とのブロマンス要素は『4』に期待できるのかな?そこは結構描いてほしいところだがね、まだまだ二人の会話が少ない・・・と言うか『1』の時みたいな二人の濃厚な関係性が観たいんだけどね~~~~。是非ともお願いしたい!
そうそう、河了貂(かりょうてん)の軍師目指そう作戦も鋭意遂行中。
貂の成長の楽しみ。そこにあの冒頭記した俳優がどう絡むのか、それも一興。
そしてぜひとも加筆したいのは玉木宏演じる昌平君のお色気がムンムンでヤラレタ件。
原作知らないから彼が今後嬴政や信たちとどう関わっていくのか「はい、チュウモ~~~ク!」
でもまっ、そうは言っても嬴政(吉沢亮)の美しさは別格だな、まぁ綺麗だわ。
あんな美しい王様、女はもちろん男だって放っておかないんじゃないのかねぇ?
そんなこんなでとにかく次回に続くわけですがもう何作でも作り続けてほしい位には面白い。
その都度、新顔が登場するしそれも主役級の俳優たちが殺されていく痛快さあるし、サプライズも用意されてたりでホント魅せてくれるし期待させてくれる!
さぁ、次はどうなるのか?