『20センチュリー・ウーマン』
原題「20th Century Women」
◆あらすじ◆
思春期の息子ジェイミーの教育に悩むシングルマザーのドロシアは、ルームシェアで暮らす写真家アビーと、近所に暮らすジェイミーの幼なじみのジュリーに、ジェイミーを助けてやってほしいと頼む。
1979年が舞台。
大恐慌時代(1930年代)生まれの母、60年代生まれの息子と幼馴染の娘、彼等とはまた違う世代の間借り人たち・・・それぞれの世代を丁寧に描く事でその隔たりや超えられない世代差をしみじみと感じさせながらも、20世紀と言う戦争や革命が起こり科学や産業で世界が著しく発展した時代を共に歩む共同体のような描き方に好感が持てる。
マイク・ミルズらしい色彩のポップさも音楽も個人的には好きだ。
尚且つ様々な描写が絶妙だ。
タイトル通り女性の地位向上の途上と言う背景にも見応えがある。
丁度、思春期の息子ジェイミーと生まれた年が近いから彼の見る世界が懐かしくてそれを彩るパンクシーンもパンクミュージックもサイコーだった!
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