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映画感想『ナポレオン』

原題「NAPOLEON」

◆あらすじ◆
18世紀末、革命の混乱に揺れるフランス。若き軍人ナポレオンは目覚ましい活躍を見せ、軍の総司令官に任命される。ナポレオンは夫を亡くした女性ジョゼフィーヌと恋に落ち結婚するが、ナポレオンの溺愛ぶりとは裏腹に奔放なジョゼフィーヌは他の男とも関係を持ち、いつしか夫婦関係は奇妙にねじ曲がっていく。その一方で英雄としてのナポレオンは快進撃を続け、クーデターを成功させて第一統領に就任、そしてついにフランス帝国の皇帝にまで上り詰める。政治家・軍人のトップに立ったナポレオンと、皇后となり優雅な生活を送るジョゼフィーヌだったが、2人の心は満たされないままだった。やがてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる。


ただの軍人がフランス皇帝にまで上り詰めたと謳われるナポレオンの英雄譚を想像していくとちょっと「??」ってなるかも。

一方で戦略的カリスマ性を描きながらも妻ジョセフィーヌへの溺愛ぶりに焦点を当て、不甲斐ない彼の二面性を浮き彫りにするネガティヴキャンペーン開催中だったww

そういう側面を知れる機会として観に行って良かったとは思うが・・・

淡々と描かれるナポレオンと言う人物像に個人的にはちょいキモで好きになれない部分もあったがそこはリドリー・スコット、映像はかなり見せてくれる!

CGじゃない生エキストラの迫力
ドラクロワの絵画を意識したような色彩
戴冠式が行われた荘厳なノートルダム大聖堂
そして全衣装の豪華さと音楽!
マリー・アントワネットのギロチンシーンにかかるサウンドは絶品!


女性視点が組み込まれている意味では『最後の決闘裁判』の流れか?

ホアキン・フェニックスとヴァネッサ・カービーの演技は見応え充分。
ホアキンに関しては前述した【ちょいキモ】部分がとにかく素晴らしく表現されてて鑑賞前からクセ強ナポレオンなんだろうなぁって思ってただけに期待は裏切られなかった。
あのリドリー・スコットの創り出すスケール感に負けない存在ではあった。



てか、ルパート・エヴェレット久しぶり過ぎたよ~。

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