映画感想『ナポレオン』
原題「NAPOLEON」
ただの軍人がフランス皇帝にまで上り詰めたと謳われるナポレオンの英雄譚を想像していくとちょっと「??」ってなるかも。
一方で戦略的カリスマ性を描きながらも妻ジョセフィーヌへの溺愛ぶりに焦点を当て、不甲斐ない彼の二面性を浮き彫りにするネガティヴキャンペーン開催中だったww
そういう側面を知れる機会として観に行って良かったとは思うが・・・
淡々と描かれるナポレオンと言う人物像に個人的にはちょいキモで好きになれない部分もあったがそこはリドリー・スコット、映像はかなり見せてくれる!
CGじゃない生エキストラの迫力
ドラクロワの絵画を意識したような色彩
戴冠式が行われた荘厳なノートルダム大聖堂
そして全衣装の豪華さと音楽!
マリー・アントワネットのギロチンシーンにかかるサウンドは絶品!
女性視点が組み込まれている意味では『最後の決闘裁判』の流れか?
ホアキン・フェニックスとヴァネッサ・カービーの演技は見応え充分。
ホアキンに関しては前述した【ちょいキモ】部分がとにかく素晴らしく表現されてて鑑賞前からクセ強ナポレオンなんだろうなぁって思ってただけに期待は裏切られなかった。
あのリドリー・スコットの創り出すスケール感に負けない存在ではあった。
てか、ルパート・エヴェレット久しぶり過ぎたよ~。