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映画感想『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』
◆あらすじ◆
ある日、横浜のランドマークタワーで爆発事故が発生し、地上70階に193名が取り残される事態に。しかし、いち早く現場へ向かうべきだとする“TOKYO MER”のチーフドクター・喜多見に対し、厚生労働大臣が新設したエリート集団“YOKOHAMA MER”の鴨居チーフは、安全な場所で待機すべきと主張し、両者の意見が激しく対立してしまう。そんな中、喜多見と再婚し、現在妊娠後期の千晶もビルに取り残されていることが判明するのだったが…。
“死者を一人も出さない”を標榜し、事故や災害現場で人命救助に当たる都知事直轄の救命医療チーム“TOKYO MER”の活躍を描く鈴木亮平主演の人気ドラマ・シリーズ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版。
TVバージョンの緊張感そのままにドラマの振り返りも差し込みながらのチーム描写は映画のみでも楽しめる様に作られている。
もちろん喜多見率いるTOKYO MERチームの活躍ありきだが劇場版は音羽の心情に焦点が強めに当たってて個人的には物凄く楽しめた。
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涼香の回想シーンはやっぱウルっとしちゃう。
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もちろん、予告編にも在った様に厚労省直轄の【YOKOHAMA MER】なるものも登場しクールな装いを見せつけてくれるんだが元々このドラマ好きなら“熱い喜多見”が観たいわけで彼の患者を助けると言う使命にも似た熱量を改めてこのドラマは魅せてくれる。
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そんなTOKYO MERの喜多見直伝「待ってるだけじゃ救えない命がある!」精神を誰もが目の当たりに体感し共感でき、登場人物の考えや生き方を方向転換させるストーリーの貫き方が最高だ!!
災害があまりにも身近になった昨今、緊急時の自分たちの行動の在り方も描きながらのプロットは良かったと思う。
毎回、喜多見が自分の鍛錬から培ってきた心技体で救急現場に切り込んで死者を出さずに【救う】事だけに専念する姿は或る意味昔の『桃太郎侍』や『遠山の金さん』みたいな感覚になるんだよね・・・アタシだけかもだけどね。
その潔さにスカッとするんだな。
そんな喜多見がチーフだからあのチームは成長し続ける・・・精神的にね。
そして今回の劇場版で登場したYO1には音羽が機能デザインに携わりTO1に無い機能が幾つか備わっている。そのひとつに新生児用の保育器があり、そのお陰で喜多見の赤ちゃんが救われる事に!どんな命も救いたいと言う音羽の想いが感じられるシークエンスだ。
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TVシリーズで喜多見幸太が唯一の家族、妹である涼香を事故で失い、助けられなかった無念をずっと抱えている背景が今作のキーだが、彼が再び自分の信念を強く持って再婚した妻とまだ見ぬ赤ちゃんを救う事で妹の死から自己再生して行く物語の頂点への演出は予定調和だろうがなんだろうが胸に来るものがある。
そんな背景もシーズン2への布石に思える。
てか、千住氏と喜多見の信頼関係❤︎も育ってたね~~(*^-^*) 余は満足じゃ!ww
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あと、白金大臣(渡辺真起子)と久我山(鶴見辰吾)のコンビが厚生労働大臣・両国隆文(徳重聡)をギャフンと言わせるところ好き❣️
その辺りもTVシリーズからの布石をちゃんと組み込んでくれてるから楽しめたよなぁ。
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この物語の広がりがまたTVシリーズとして戻って来る事を期待したい!
今の時代、こういうドラマ必要なんじゃないかな?!
まぁ役者さん達は大変だろうけどね・・・(~_~)