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映画感想『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
原題「THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN」
◆あらすじ◆
米国の新聞社のフランス支社が発行する雑誌『フレンチ・ディスパッチ』。米国出身の名物編集長アーサーが集めた一癖も二癖もある記者たちの手による、ユニークでバラエティに富んだ記事の数々で世界的に人気を博していた。ところが、そのアーサーが急死してしまい、彼の遺言によって雑誌は廃刊となることに。そんなアーサーの追悼号にして最終号も、いずれ劣らぬ個性的で魅力的な記事が誌面を賑わしていくのだったが…。
もう、アート感が増し増しじゃないですかー!🎨
ウェス・アンダーソンWORLDに浸れる108分。
モノクロ、カラー、アニメをスムーズに違和感なく差し替え、そこに彼ならではの独特な色彩、舞台美術と構図、カメラアングルを加えた演出が楽し過ぎて字幕が邪魔過ぎ!(笑)
ホント、2014年の『グランド・ブダペスト・ホテル』以来、彼の作品を観る時だけは「ネイティヴになりてー」って思う。
スクリーンであの美術館を隅々まで堪能したい願望が始終押し寄せるからねー。
まっ、仕方ないけどね…ネイティヴじゃねーから。
で、更にこの設定に負けない個性的な役者達と演技…冒頭に登場した猫ちゃんさえベテラン俳優ぶりを発揮ww
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こー言うのがスゴいんだよね、初っ端から一気に世界観にハマらせてくれる。
さすがっすわ!
架空の街の編集社が舞台でそれぞれのライターの記事が監督の想いでいっぱいなのも素敵❤︎
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でも、なんかちょっと『ダージリン急行』みたいなの懐かしい気するけどね、ヘヘッ。
次はどんな玉手箱が開かれるかな?
2022/02/02