『サニー/32』
◆あらすじ◆
24歳の女性教師が男2人に拉致監禁される。男らは、14年前に同級生を殺し「犯罪史上最もかわいい殺人犯」と言われた少女サニーの信奉者で、彼女をその名で呼んだ。狂気が渦巻く廃屋の中、女は正気を失っていく。
思ったよりずっと現代の問題を散りばめた作品だった。
もちろん白石作品だからバイオレンス過多(笑)だけど誰にも必要とされてない若い教師がひょんな事から数多の人間に必要とされるようになりエスカレートすると言うのが大筋。
でも先読み出来ない。
登場人物はどいつもこいつも何かに縋らないと生きられない他力本願な奴等。
ただ、この作品の巧さはキャスティングだね。
アイドルをアイドルとして仕立てる様が面白かった。秋元康監修・・・ってww。
自分の足で現実に生きようってね。
北原里英と門脇麦の対比は見応えあった。
この対決シーンが語る【人を殺したらそのた罪からは決して逃れられない】という描写は凄まじい。
唯一、ダメ出しは音尾さんの22歳は無理過ぎだろ!(笑)(笑)