映画感想『ブラックナイトパレード』
原作未読。
季節ドンズバのクリスマスネタ🎄
若い人材育成を図った(⁈)福田組で恒例のアホ臭コントに挑む見映え良き若手俳優達のフッ切り変顔炸裂演技はそれなりに楽しめる。
目当てだった中川大志はNHKの『LIFE』で培ったウザい程のアホキャラ全開でナイスッ!
吉沢亮、渡邊圭佑、橋本環奈も負けじの体当たりぶり。
その横で福田組ベテラン勢が安定のお馬鹿さで支える涙ぐましさ(笑)
赤帽妖精や社長クネヒトに至っては声だけのご登場、でもすぐ分かる個性は凄い。
まぁ、幼き頃から我が家にはファンタジーなサンタは現れなかったので(超現実家庭ww)子供達と優しいサンタクロースの美談みたいなのには興味が沸かないのだが、このストーリーは赤サンタが絶滅し季節労働的激務甚だしい黒サンタの世界が繰り広げられるので社会派とも言える(言えるか?)
郵◯局、amaz◯n、ヤマ◯運輸…等々実企業を模した背景も登場し、そこにトナカイ扮する戦隊モノ的要素も出てきて或る意味盛り沢山だ。
激務の末、クリスマス🎄と言うタイムリミット厳守で彼等がプレゼントを配り終える事と赤サンタ復活の夢を絡めながら自分の使命を感じ、成すべき事に従事する充足感やその達成感が気持ち良さに繋がる。
仕事とは何か?
やりたい事も大事だがやれる事をやるのも悪くない。適性はなかなか重要。
アホさたっぷりの中に垣間見られる彼等の律儀さや誠実さにホッとする。
或るコンビニの1店舗が黒サンタの養成所って言う設定にはちょっとした衝撃があったぞ(笑)
てか、声だけで出演のム◯ツヨシ仕切るamaz◯n風味の物流シーンではおケツから「ぷぅぅ」とギフトを産み出す赤帽くん達が可愛い過ぎた!
ただそんな感じで設定とストーリーが良いだけに何処とないコントとシリアスのギクシャク感と言うかMAXじゃない融合感に物足りなさを感じちゃったなぁ。
アホさは好きなんだけどねー。
それにしても吉沢亮は陰キャが似合う。
2022/12/24