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『火花』

◆あらすじ◆
お笑いコンビを組む駆け出しの芸人・徳永は、あるとき営業先で出会った年上のコンビの漫才に衝撃を受ける。彼はそのコンビのボケ担当・神谷に弟子入りを志願。神谷は受け入れる条件として自身の自伝を書くことを命じる。2人は仕事がなくとも刺激的な日々を共に過ごしていくが、やがて徳永の仕事が増え、2人の間にすれ違いが起き始める。

実はドラマ版も観ようと思って3回くらいまで観たんだけどどうも嵌れなくて途中挫折したんだよね。
でも非常に興味がある内容だったから映画なら2時間だしって思って行ってみた。

監督も板尾創路だし過去作のシュールさも嫌いじゃないし彼の笑いのセンスは昔から好きだったからね。

でも実際見たら・・・恐らく原作ありきだからだろうけど過去作とは色味が変わってて非常に直球と言うか真面目な物語になってた。 自分が芸人だからってのもあるのかなぁ?

一か所スンゴク気持ち持ってかれるシーンが用意されてるんだけど観終わった後の全体感は何だか物足りなさを感じるんだよな。

それは、徳永が神谷を猛烈に慕う理由がイマイチ伝わらないって言うか理解出来ない点にあると思うんだ。

だからウダウダウダウダ流れる時間だけが気になっていざ最終局面で立場が逆になった時点の衝撃が薄い。

小説読んでないから最後の極端なエピソードもピンと来ないんだよね。

神谷のキャラは向こう見ずで自分が描く笑いの為なら何でもする的な匂いを出しつつその実どうしようも無いキャラっつーのが昔の芸人的に生きようとするスタイルなのかも知れないけど時代遅れになって行く様のインパクトが無理やりで弱いんだな。

まぁ個人的には神谷の相棒・大林を演じる大好き三浦誠己がめちゃカッコ良くて❤︎あのスタイルで舞台出て来た瞬間から釘付けになった。
これは嬉しい誤算‎⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
TVドラマとか最近は「下北沢ダイハード」とか「フランケンシュタインの恋」とか出てたけど彼が画面やスクリーンに映るといっつもトキメクぜ!( ✧Д✧) キラーン  
やっぱ好きィィ❤︎ってなった

その上高橋努まで一瞬だけど登場してウフ〜〜〜ンな気分になったわい(๑˙❥˙๑)

そういう点では脇役の楽しみがあって良かった。

勿論主役二人も良かったんだよ。

でもやっぱり菅田将暉っつー俳優の凄さは圧倒的だな。

ラストライブシーンはマジ泣けたからね(T_T)


もしドラマの再放送あったら頑張って見てみようと思う今日この頃。

てか、最後の熱海のシーンは「お前ら二人ともボケじゃあ!」ってツッコんだよね(笑)

自分の人生への責任、時代の移りと世間への視点と言う観点の作品かな?

ありがとうございましたぁぁ〜!

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