KAWASAKI 250TR の鉛電池をリチウムイオン電池に置き換える試み
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寒くなってきて 俺のバイク KAWASAKI 250TR のエンジンがかからんようになってしまった。
中古で買ったときについていた電池がどれだけ使われていたのかわからんけど、今、死んでしまった。
暑い夏で劣化が加速して、そして気温10℃の気温でスターターを回すことができなくなってしまった。
そのまま、普通の鉛電池を買っても良かったけど、どうせなら、リチウムイオン電池に変えてみてどれだけ性能アップするか試してみたくなった。
アマゾンで今の電池収納スペースにはいる大きさの最も安い鉄系のリチウムイオン電池を買ってみた。評価も★★★★だったのでそれほど悪くないだろうと言う見込みだった。
電池容量は鉛電池よりも小さいけども、250TRのライト類は低消費電流のLEDに変更しているし、その他の電装系の消費電流も小さいから4Ahでも十分。リチウムのハイレート放電特性を期待していた(昔の経験上)。
そして交換してみた。
一発始動OK! さすがリチウムイオン電池!
と一瞬思った。
ところがエンジンが冷えたあと、もう一度スターターボタンを押してみると、スターター用のリレーがガチャガチャ作動するが、エンジンは始動でけんかった。
再度電池を満充電しても状態は変わらない。
あーっ!あかん!失敗した!
1万円の電池が無駄になった!
仕方ないので、もともとついていた劣化した鉛電池(満充電済)と鉄系リチウムイオン電池(満充電済)の電圧挙動をオシロスコープで観測してみた。
あーっ。。
どちらも、スターターモーターに電流が流れた瞬間に、4V近くまで電圧降下してるやんか。。全然あかん。
(初期の電圧が低いのはヘッドライトに流れる電流のためか)
電圧が下がりすぎて、リレーがガチャガチャとチャタリングしてる。こんなん何度もしてたら、今度はリレーが溶着してしまって、最悪、スターターモータが焼けてしまう。
気温は低いとはいえ、10℃くらいはあるし、電池の低温特性がどうとかいうレベルでもなさそう。
とりあえず、どちらの電池も使えんことがわかった。
残念。Give up!
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