HONDA ZOOMER の鉛電池をリチウムイオン電池に置き換える試み
息子にゆずってやった HONDA ZOOMER のバッテリが死んだっぽい。
幸いにもキックスターターがついているのでエンジン始動は問題ない。
でも、さすがに電池がヘタってしまっているので、ウィンカーが正常に点滅しないし、ヘッドライトも暗い。
開放電圧は10.4Vと低く、充電しても受け付けてくれない。完全に死んどるな。
ちょうど俺のバイク KAWASAKI 250TR のエンジン始動用のバッテリとして買ったリン酸鉄リチウムイオン電池がある。こいつは結局、非力な出力特性のおかげで、250TR では全く役立たずだったので処分しようと思っていたやつ。
ダメ元で、ZOOMER のヘタった鉛電池と交換してみた。
始動前のリチウムイオン電池の開放電圧は 14.03V 。
1セルあたり 3.51V。満タン。
気温は10℃くらい。
今回はオシロスコープで電池電圧の測定するのは邪魔くさいのでプローブは繋がない。
スタータースイッチを押してみた。
クルルルン。と小さな音。
おーっ、すごい!一発であっけなくエンジン始動できた!
嬉しい期待外れ!
まだ喜んではいけない。
過充電されるようなら最悪発火する。
アイドリング時の充電電圧だけではなく、エンジンぶん回したときの充電電圧を確認せんとあかん。
ZOOMER に電池を仮留めした状態で、正月の人が少ない自宅周辺を走り回ったあとに、エンジンをアイドリング状態にしたまま、電池電圧を測定してみた。
14.33V (3.58V/CELL) 。
過渡的にどれだけオーバーしたかはわからんけど、まあ許容範囲か。
長期的な劣化に影響するかどうかはわからんけど、とりあえずベントしたり、発火するほどのことはなさそう。
結論
このリチウムイオン電池は、KAWASAKI 250TR には使えんけど、HONDA ZOOMER には使える! たぶん!