【節分】懸想文売り
節分と申しますってェと平年ならば
如月は三日目でございますが。
どうにも本年、3日ではなく本日2日が節分だそうで。
いえね、暦の類こそ正に本職寄りですンで
そちらで一席設けても好いかの気分もなくはないンですけれど。
此度の本題ではございませんゆえ割愛をば。
本日中に書き上げる必要もありまして
今回ばかりは誤脱衍字に重複表現、
音韻の通らない文節があっても平にご容赦を。
口語文の記述は得手でもあり不得手でもあり。
会話は兎も角、話芸となれば半可通です故。
さてさて
この季節と言いましたら鬼に豆撒きが江戸より前からの定番で、昨今では恵方を向いて太巻きを囓るなんて行為もございますな。
世界各地からショコラティエ・ショコラティエールの御歴々も本邦に集まっておりますがそちらはまた別の祭事です。
鬼遣や太巻の話もよう御座んすが、敢えてわたしが語るまでもないものでしょう。
「おにやらい」でしっかり『追儺』や『追儺式』と変換できる昨今の技術に驚きもあるので後ろ髪は引かれますがね。
生憎幸運の女神ではありません故
そこそこ以上に後ろ髪も長いですし。
兎も角に、本題の『懸想文売り』です。
そちらは本題ですんでね、こんな私文崩れでなく各自ご自由にお手元の端末で信頼できる情報源にてお調べになっていただければ幸いです。
今ならどなたか……人以外の方などにお訊ねになってもよろしいかも知れません。
この手の現代社会一般に膾炙されていない情報の方が、ですね。
情報が少ないからこそ近しいものがすぐ出たりするものです。
勿論ソースの確認はしっかりと、明日に備えてポン酢でも良いですが。
閑話休題。
売る必要があるので懸想文は有料となりますが
特に買っていただいてもですね
なにぶんテキストデータですもので、こう
鏡台の下や箪笥へ仕舞うこともできません。
そこに関しては横に置いて、もできませんな。
まァ大したことを書けては居りませんがね
この名義で最初に出すモノではありまして――
生な文がお好みであれば、些か薹が立ちましょう
生兵法では御座いますが、大怪我はさせますまい
生のままの駄文なれども、校閲は不要と信じたく
生憎一人で書いている故、校正は願いたくもアリ
ですンでお後も居なければさしたるオチもサゲも用意がございませんが、懸想文以外はこれにて。
幽霊の皆々サマがたごきげんよう。
ああ、いえ。まだ御足は頂いて居りませんな。
御足をいただかないとなんねェなら――
幽霊だったのは此方でせうか。
否、そも。
モノを書くのにどうして御足が要りましょうや。
令和の御世なら両腕すらも。
聖者でなければ巡礼も要らず。
鼻を啜るも不作法でしょう。
幽霊なれば観聴きは叶いましょう。
なれば、さて。
焚べられず、遺れる糧の弥栄は。
灰になれども、その次すらも。
どこであっても、『そこ』ならば。
『 』の上にただ『 』だけあれば。
鎮魂すらも不要ぬのです。
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